<% Server.Execute("/motomachi/db/log.asp") %> 元町公園・ぱぱっと会議 活動日記: ご報告 アーカイブ

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2008年12月06日

公園のカスケードが工事で閉鎖中!?

今日の夕方、元町公園でなんだかよくわからないけど工事が始まっている!
という情報が入りました。
カスケードのところだそうです。
今日は現場に行けなかったので、明日の朝みてきてまた、ご報告します。

なんだ、なんだ、なんなんだ〜???

2008年08月19日

お茶の水風致地区(外堀通り)に新たな花壇が2つできました!

文京の文化環境を活かす会は、夏もますます元気溌剌。

先週の金曜日、外堀通りの街路樹植栽マスを整地しなおして新しい花壇を2つも増やしました。
ちょうど、聖母美術院の可愛いたてもののまん前のところです。
お散歩のついでにみちくさして見ていってください。

下手公園側のひまわりもいっぱい咲いてます。
オシロイバナも満開で、そろそろ秋の気配も感じられる今日このごろ。

でも、まだまだ暑いのでみなさま無理をせずお健やかにお過ごし下さいね。

2008年07月31日

防災公園の未来は

中野区でも大変なことが起こっています。

国有地だった広大な土地を、緑とオープンスペースが自慢の防災公園にするはずだったのが、
超高層ビル群の建設をOKとする商業・業務エリアへと変更。
オマケにその土地が民間デベロッパーへ切り売りされているそうです。
何か、ずいぶん乱暴な話です。

・・・
さて、文京区の防災公園(?)となる目白台の例の新しい公園。
いきなり指定管理者制度を導入して、来年度からオープンさせるようです。
指定管理者の公募が始まっていて、このあいだ説明会も開催されました。
防災、あるいは罹災時の拠点としての重要性とか、緊急時の体制とか説明したんだろうか。

・・・・・先週のイベントのご報告等も滞っておりますが、次々にいろいろな事件が起こってなかなかゆっくりできない毎日です。


2008年07月22日

お葉書ありがとう

西の方から暑中お見舞いのはがきが届きました。
ありがとうございます。

大阪市の浪速区というところにある日本橋小学校(幼稚園附属)も、小学校と小公園を一体的に整備したもので、幼稚園の園児と保育士さんたちはお隣りの公園と幼稚園を直接行き来して過ごしているそうです。大阪方面にご出張のある人は是非、見てきてください。

2008年07月15日

大観音ほうずき市:7月9、10日

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先週は、大観音さん(光源寺)でほうずき市でした。
薩摩琵琶の演奏や、可愛いアコーデオンの演奏もありましたよ。
「谷根千」最新号を買ったり、お団子食べたり、コンポストや防災のお勉強をしたり、盛りだくさんで楽しかった〜。

花家族チームのKHSさんは、帰り際に「山鳥」のお店で日々草と千日紅の花苗をどーんと10個、おとな買い。。。 店じまいでちょっと安くしてくれていたのです。さっそくみんなで翌日に花壇に植えましたが、今日みたら、もう半分くらいなくなっていました。

どこかで元気に咲いていてね。

2008年07月01日

読売新聞にまたまた

わたくしはまだ読んでいないのですが、読売新聞の夕刊に外堀通りの「花家族」の花壇で大活躍中のFWRさんの記事が載っているそうです。

元町みちくさ花家族、「缶々コーゲキ」にもめげずがんばってます。すごいぞよ、文環境!

花家族のかだんは、文京区内の有機ゴミのリサイクルの一端を担っています。

2008年06月17日

花家族の夏花壇‐公園正面外堀通り!

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夏の花壇は、メランポジウムとブルーサルビアが基調。
ちょこっと赤やピンクのアクセントもあり、さわやかに愛らしい出来栄えです。
遊びに来てくださーい。
ばっちりいいお天気だった土曜日。
作業が一段楽したところで植替えと草引き、お掃除をがんばったみんなで記念撮影です。
来られなかった人、また今度ね。

今日は、東京農大の学生さんが三々五々、元町公園に。
小石川後楽園庭園での講義の後、元町公園を見に来たのだそうです。

2008年04月19日

旧安田邸のしだれ桜と薩摩琵琶

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去る4月5日(土)夜の旧安田邸の様子です。
モミジの新緑に桜の淡いピンクが良く映えて、なんとも幻想的ですね。

薩摩琵琶の川嶋信子さんは、来月も旧安田邸で弾いてくださいます。
詳しくは、↓クリック

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2008年03月10日

元町みちくさ花家族:元町公園の正面に花壇が!

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昨日、文京の文化環境を活かす会の主催(協力:NPO法人緑のごみ銀行他)でご近所のみなさんと一緒に外堀通りにお花を植えました。(財)東京都公園協会の助成で新しい花壇が誕生しましたよ。
花壇の場所は、元町公園の南正面です。

この地域は、神田川風致地区で、東京都の景観軸のカナメのひとつなのです。そして、知る人ゾ知る! 「日本の歴史風土100選」(2007年) にも選ばれているんです。

プロジェクト名は 「元町みちくさ花家族」 。何かと忙しい毎日ですがたまには、みちくさ・・・も、いいんじゃないって!?
花壇は、文京区内の有機ごみリサイクルでつくった堆肥とふかふかの腐葉土でできていて、土と緑と暮らしを 「のんびり」 つなぐ環境ネットワークが育つといいな、という思いが込められています。

花を植えてお水をやり、ごみ拾いをして、うららかな日差しの下で甘酒飲んで、、、日曜日をみんなで楽しみました。

2008年03月06日

ギジロクにお詫びと訂正がつくようですゾ:体育館建替え地検討協議会

【文京区史に新たな一頁!?】
この協議会における最終回でのワイ公募区民委員の質問に対するエイ企画政策部長のお答えについては、先日、当ブログ内でもお伝えしておりましたが、その後のことをひとつ、ぱぱっと ご報告いたします。

部長はお詫びして、修正を議事録に載せてくださるそうです。

本件について、ギカイジンとしてきっちり抗議しておられた市民フォーラムの村越まり子氏は、「委員にも、お手紙などがくるのでは。」とおっしゃっています。

タメゴロー、楽しみに待ってます。
文京区がめざす「協働協治」も、信頼の回復からですもの。

2月18日の協議会の最終回に対する記事を読みたい方は ↓をクリックしてね。

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2008年02月07日

廃校になった小学校活用事例

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大変ご無沙汰しています。ぱぱっとの亀です。
旧元町小学校の活用を検討するにあたり、台東区の事例をご紹介します。
ご興味のある方は、現在「GR展」という写真の展覧会が2/11まで開催していますので、視察かたがた見に行かれてはいかがでしょう?これはGRというカメラを愛用しているアーティスト10名のグループ展で、体育館壇上が会場です。サインがあります。(11時〜19時)

私は今日夜7時ギリギリに行ってきました。大江戸線・つくばエクスプレス「新御徒町駅」A4出口を出て右。すぐ右折すると1分程で左側に旧小島小学校が見えてきます。ここは、「台東デザイナーズビレッジ」という小さなデザイン・アパレル企業やアトリエの集落システムで、芸大油画のアトリエなども。写真はエントランス部。それぞれ企業の商品を展示する什器があり、情報掲示板や交流サロンもあります。

台東デザイナーズビレッジ(小島アートプラザ) →  http://www.designers-village.com/

2007年12月07日

ふるさと歴史館だより廃棄&二重支出事件:年明けに判決が出されることになりました

本日、第708法廷にて、次回はいよいよ判決が下されることが決まりました。

■ 次回の日時 1月25日(金) 午後1時10分から
■ 場所 東京地方裁判所(地下鉄霞ヶ関駅A1出口からすぐ)、7階第708法廷

事前の勉強会を予定していますので、日程が決まり次第、あらためてご案内申し上げます。

2007年12月06日

○○○○知事とぱぱっと会議@元町公園

本夕は、

なんと! 標記のとおり、○○○○知事と元町公園にて ぱぱっと会議!

さきほど ぱぱっと解散。

○○○○知事御一行は、事後、いらしたときのように黒い車ですーっと。

2007年11月20日

第二回体育館建替地協議会、速報!

昨日、11月19日に総合体育館建替地検討協議会が開かれました。1)現地での建替、2)四中跡地、3)元町公園、4)旧元町小学校の四箇所の候補地が挙げられています。
昨日はその中で元町公園、または元町小学校の場所に体育館を建てるのはどうか、という検討でした。まずは結論からいうと、委員のみなさまのご意見では、元町の候補地は両方とも体育館建設には適切ではないだろうとの方向でした。
その中で今後の元町公園の管理のあり方、旧元町小学校校舎の活用/建替の議論、文化財としての元町公園+元町小学校の保存/活用の方法などが喫緊の課題であることが浮かび上がってきました。子育て支援施設や高齢者のための施設をつくる、文学館をつくる、それも小学校校舎を活用するリニューアルなのか建替なのか?などのご意見も出ていました。
その他の方法も含めて元町エリアを活性化するにはどうすればよいのか?!いよいよ注目が集まっています。みなさんもしっかり考えてね。
次回の協議会は12月17日。今度は現地建替案と四中跡候補地の検討会です。

2007年11月12日

新大塚公園:統合校の校庭問題の速報です

ぱぱっと書きます。
正式の議事録は、後日公開される「議事録」(註、後述)をご覧になってよみ比べてください。

「新しい学校づくり協議会」 が今夜、ありました。
公園を校庭として利用する件についてのみ、ピンポイントに報告します。

■「この協議会は議決機関ではないので・・・」
方向性としては、「利用時間としてはC案よりむしろ少ない時間で構わない」と、学校長(どこの校長先生かな?)から意見があったので協議会の意向としては、そう落ち着いたそうです。
校長先生は、「学校側としては、朝は30分程度を週何回か、昼は30分程度で十分」、あの「兼用グラウンド」では、施設的に不十分なので授業等はなるべく7中を壊してつくる新グラウンドを使う、というようなこともおっしゃったそうな。
ただし! 子どもたちのために弾力的な運用を(よろしく)・・・ということらしい。
C案よりも短い時間しか使わないよ、というのが学校側の方針らしいのだが、では協議会としてはそれを了解したのか、協議会の結論としてはどういうことで意見がまとまったのか不明。
これは、話し合いだったのか。
それに加えて 「この協議会は議決機関ではないので・・・」 という座長。
いつものお得意の「ご意見として賜りました〜(が)」、でナガスつもりなのか!? 
ちゃんと尊重してくれなくちゃ条例違反かもしれませんよ。

■公園使用の法的根拠
法的根拠については、今夜は明言は先送りにされましたようです。
「兼用工作物規定の運用をあきらめた」とか「公園として使う」といった言葉はありませんでした。
座長(この協議会は、なんと会長がいなくて、区の部長職が座長を務めているのだそうす)は、「最終的に教委や区議会に説明して決める」というような言い方で、お逃げになったそうな。
感じとして、「兼用工作物だーっ!」という強引なやりかたは慎まれるか!?

ちなみに前回の協議会での松田部長の発言です、文京区議会議事録風にアレンジしてみました(括弧内はココロの声の記述で、協議会での不規則発言ではありません)。

土木部長: 兼用について議論があるようだが(そりゃあるよ、という声あり)、兼用工作物とするかどうかは、利用の実態に合わせて法をどうするか考えるというのが、基本的スタンスだ(法をどうこうしちゃっていいのですか? という声あり)。公園の中の施設には、24時間一般利用が全くできないものもある(何のこと言っているのでしょうね、という声あり)。時間や空間について一般利用を制限する公園占用許可という方法もある。”兼用”というのは、あくまでも一つの空間を時間や場所で区切っていろいろ共有して使っていくということで考えた(そういう考えが公園を侵害してるって指摘されてるんだよ、という声あり)。A案B案であれば兼用とせざるを得ないかと考えるが、C案の場合は兼用とする必要があるのかとは思う。 昼休みなどは、公園の自由使用の範囲内でできるのか、学校が占用するのか、それにより兼用工作物とする必要があるか検討する(うにゃうにゃと子ども達の使い勝手を理由にして、都市公園法をないがしろにするおつもりか、という声あり。誰が検討するの? という声もあり。検討の末の結論がOKって誰が決めるのかな。教委? 議会??? という声もあり)。

■校舎の設計は・・・
現在の実施設計では、「敷地計画の前提が異なる」、「動線も変わるので出入り口の位置等も不当」、「ドライエリアで280uもの穴が空いている一方で中庭すらない」、「子どもたちに優しくない」云々と、グラウンドの使用に関連して校舎がふさわしい設計になっていないことなどの意見がでたようです。

というわけで、工事着工はついに秒読み状態か!?

公園グラウンドの方向性は工事に影響なしと判断し、予定通り着工だそうです。
上記のさまざまなご指摘には、ちゃんと設計変更等の対応をしてくれるのだろうか。
不安が垂れ込める〜。

以上、速報でした。


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2007年11月12日

元町小学校:壊さないで再生(=コンヴァージョン)しよう

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先週の水曜日、7日の夜に見せていただいた共立女子のプラン。
校舎を壊さないで、こんなことできるんだーと、地元のみなさんも笑顔でびっくり。
http://www.npo-rprogram.jp/motomachi/blog/200711/000598.html

写真は、組み立てた模型をばらして1F、2F、3Fと各フロアや
路地空間に変身した中庭などをじっくり見せてもらっているところです。
東側にはガラスのギャラリーもつくってあります。近くには「ワンダーサイト」(東京都)もあるし、ね。

「いいね。で、工事費は幾らくらい?」 ・・・具体的な関心も。

2007年11月11日

訓練しておいてヨカッタ

はじめまして。
日頃のご活躍、頼もしく思いつつブログを
読ませていただいている一区民です。私事ですが、
本日火事に遭遇しました。通りがかり、窓越しに高く上がる炎を発見。
迷わず、119番に通報するとともに
当家、近隣に火が出ていることを知らせ、状況を確認の上
初期消火活動に努めました。
幸いけが人もなく、火は拡がることなくおさまりました。

「迷わず通報する」
「消火器の正しい使い方」
「火事であることを周囲に伝える」 などなど、

去る9月1日、元町公園での防災訓練に
参加した時のことが大いに役立ったのです。
訓練に参加していなかったら、このような行動がとれたかどうか自信がありません。
来年の元町公園防災訓練にもぜひ参加したいと思いました。
今後も意義深いイベントの企画、ご活躍を期待しております。

                                 匿名希望の区民

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2007年11月07日

元町小学校、集合住宅になる?!

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今夜は、本郷交流館で共立女子大の堀ゼミのみなさんによる元町小学校のコンヴァージョン提案を囲んで楽しく過ごしました。
共立女子のみなさん(12名)は、1/100 と 1/200 のふたつの模型とパワーポイントで、
力を合わせて取り組んだ成果を披露してくれました。

彼女達のテーマは「次の世代へ残す・受け継ぐ」 ‐公園と一体となったひとつの街をつくる‐ と
いうものです。

ありがとうございます。
大きく夢がふくらみ、夢を現実に、という元気がわいてきます。


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2007年11月05日

ぱぱっと速報、新大塚公園:統合校建設説明会

今夜は、窪町小学校で、5中7中の統合校の建設説明会でした。

この統合校は超有名な、アレです。
最初は、公園(新大塚公園)を全部つぶして建てる計画、それに対する
反発があまりに強かった(反対署名1万8千超)ので、
あわてて今度は、
既存の公園を校庭にしてしまおう、という眼が点になってしまう計画で
強引につくられようとしている中学校です。

さて、参加した方からのお話をぱぱっと速報します。

冒頭の30分程度は区から建設スケジュールの説明。

しかしその後、
「統合校は校庭についても変更案が出されているのに、
建築計画が変更なしというのはおかしいゾ」という指摘を皮切りに
近隣住民の方々からきびしい意見がみっちりと。

21時半で会が終了するまで、建築についての説明会という内容
ではなく、

「そもそも論」 (=この統合校の計画は必要性や計画の不全性等、
問題が多すぎてとてもまともな教育計画とは考えられない等)について
市民が切々と訴え、たたみかけるように論ずる場となったそうです。

つまり、
市民が文京区と業者に事業の理不尽さを「説明」する会となった模様。

その様子をテレビ朝日のクルーがばっちり(?)取材していたとのこと。

少なくとも地元業者さんで結成された建設JVの方々にはきつーい会議、、、
だったのでは、という感想も届いています。

【すごいぞ市民パワー!】
  もう明日にでも工事開始! という段取りだったのが、
  少なくとも12日の統合協議会までは、道義上というか事実上というか、
  作業は延期!!! にまで漕ぎつけたそうです。


ピンチはチャンスの裏返し。

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2007年11月05日

元町公園ぱぱっと歌留多:奥野カルタ店

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週末に公園からちょっと足をのばして、奥野カルタさんに行ってきました。

おお〜、ショーウインドウのいいところに飾ってくださっているではございませんか!
奥野さんには、ぱぱっとカルタのほかにも、有名な「おさかな歌留多」や英語のカルタなど
美しくてすてきな面白いカルタがたくさんありました。

2007年10月29日

元副都知事、青山氏が文京区長の顧問!?

副都知事に就任した猪瀬さん、その後お元気ですか。

文京区では、元副都知事の青山さんが 「専門委員」 という役職につきました。
区報最新号ご参照ください。 専門委員って何でしょうね。
区長のコンシリエーレ(顧問)のようですよ。

東京都が面白くなかったら文京区はいかがでしょうか。
解決し甲斐のある問題山積みでお待ちしてマース。

あ、青山さんが先に解決してくれるのかな?


2007年10月23日

体育館建替え地検討協議会:第一回目

いつのまにか、建替え地等の「等」が外され、建替え検討協議会と名前がかわって
いました。
建替え地のことしか話し合わないんだそうです。
そうは言っても、建替え地を決めるためには、どんな体育館にしたいのか、
だけではなくいろいろ合わせて考えるべきことがあるよね。

会の名称のことだけでなく、もうひとつびっくり仰天なのは、
3つと言われていた候補地が、なんと4つになっていたこと。 
元町公園と旧元町小学校は別個に数えて候補地は全部で4つ、だそうです。

ふーん・・・。

ところで、3日前の夕方に資料が送付されるようではちゃんと勉強していく暇が
ないのではないでしょうか。
三河神社でも催事があった週末でしたし、他の地区の町会長さんたちも「下町まつり」
で大忙しだったはず。折り目もなにもついてないマッサラな(ような)資料をお持ちの
委員さんもいらっしゃいましたそうな。

資料と次第は、せめて一週間前には配るべきじゃあございませんか?

この協議会は、毎月一回のペースで年度末3月まで続く予定。

委員のみなさま、お疲れ様でした。

傍聴も 「満員」 だったようでみなさま、ごくろうさま〜!

2007年10月16日

法廷メモ:10月12日の「歴史館だより」廃棄事件

ちょっとお知らせが遅くなりましたが12日(金)の法廷の報告です。
傍聴人のメモから・・・

■今回のこちら側の論点は、以下の二つです。
  1) 「歴史館だより」を不用品と判断する権限は誰にあるのか?
  2) 何をもって混乱が生じると判断したのか、影響が大きいとすれば、
     民主主義の原則から、なおさら公開すべきではないか。

註:上記の「混乱が・・・」というのは、ふるさと歴史館だよりに元町公園の記事が載ったまま発行されると区民のあいだに混乱が生ずるので廃棄した、という区側の言い分。
公園を廃止してそこに体育館を建てたいとしている時期に、元町公園の歴史的・文化的な興味深さを紹介するような記事が出ては区民が動揺する、ということのようです。
なめてますね。

推察するに、区職幹部や区議のあいだにいらぬ動揺を生じさせないように、そして区民には知らせぬようにという感じかな。

■次回の法廷は、12月07日(金) 午前10時50分〜

区側の反論の巻です、たのしみですね。

事前の勉強会のお知らせはまたあらためて当ブログにて。
  

2007年10月01日

元町公園&旧元町小学校:(社)日本造園学会が再び要望書!!!

社団法人日本造園学会が、元町公園の問題についてまたも!要望書を提出。
詳しくは、下記↓をクリックして、学会のHPにアクセスしてください。
http://www.landscapearchitecture.or.jp/dd.aspx?itemid=1513&efromid=0#moduleid1031

2007年09月21日

元町小学校コンヴァージョン案

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学生さんたちによる 「元町小学校のコンヴァージョン提案」 を昨日みんなで見せてもらってきました。なんと今度は集合住宅に変えてしまおうというものです! なかなか素敵でしたよ。近いうちにまた公開してもらうようお願いをしています。

そのときは、あなたも来てね。

2007年09月14日

復興模型

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9月9日に終わってしまったのですが、江戸東京博物館で開かれていた「後藤新平生誕150年展」からのご報告です。写真は展示されていた帝都復興模型の神田川部分、御茶ノ水から水道橋にかけてのところです。左の緑の屋根がニコライ堂、右端に水道橋があって、交差点のすぐ横が工芸高校、昭和第一ときて、あれっ、元町公園がないなぁ。元町小学校のつもりのものはありそうだけど。

2007年09月07日

「わたしの意見」に対して企画政策部長名義の回答がありました

8月27日に提出した質問と要望について、昨日(9月6日)郵便にて、企画政策部長名義の回答(9月3日付)が届きました。

■質問と要望の内容は以下をクリックして再度、ごらんください。
http://www.npo-rprogram.jp/motomachi/blog/200708/000523.html

■以下、回答文書からあいさつ文等をのぞく全文です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1について、現在の騒動体育館は建設から既に40年が経過し、施設の老朽化が
著しく早急の対応が必要となっております。また、設備についても歳月の経過で
更新作業も限界となってきており、平成18年2月の建て替えることを区長決定しま
した。
2について、協議会に提示する案については、体育館建て替えの適地を決めるため
の条件を提示いたします。この案については、企画課を中心とした関係課で作成し、
外部に委託することは考えておりません。
3について、委員構成の開示については、区報は紙面のスペースの制約があるため、
必要最小限の表現としています。なお、HPには委員構成を掲載することとしました。
4について、学識経験者については、専門的知識のみならず、本協議会の運営についても
重要な役割を担っていただきたいと考えております。ご指摘いただきました都市計画等の
専門家を含め、現在検討中です。
5について、体育館については、小石川エリア(旧小石川区に相当する地域)と本郷エリア
(旧本郷区に相当する地域)にバランスよく配置し、利用者のアクセスに配慮しております。
今回の協議会は本郷エリア内における適地を定めるものであり、町会連合会の推薦に
ついては、総合体育館の建て替えの影響が大きいと思われる本郷エリアの皆様のご意見
を十分に反映させたいと考えたものです。
6について、公募委員の選考基準についてですが、面接は特別な知識を問うものではなく、
委員としての意欲度や課題に対する理解度等について判定し、これに書類審査を加味して
総合判定するものです。今回の選考基準については、HP上に開催することとしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上記の文書は、企画政策部長名義ですが、担当は、企画政策部の特命課長と企画課長
です。昨年度の高圧的で不明瞭な回答しかしなかった二人組みよりは、すぐれてまともな
様子なので、ちょっぴり安心しました。
みんなで力を合わせてすてきなまちづくりができるといいですね。

■という回答をいただいたので、区のHPをみたら公募の申込要領や用紙までダウンロード
できるようになっていました。
みなさんも、クリックしてどうぞ!
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_kikaku_koubo.html


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2007年09月03日

カスケード破損!

元町公園のカスケードが、8月31日(金)の昼前後から9月1日(土)朝の間にいたずら?され、二箇所に破損が生じています。

土曜日のイベントの中のパークツアーの時(「現場で語り合う」のコーナー)に、「文環境」のお一人が発見、指摘してくれました。

破損箇所は吐水口の部分、つまり水が次の段へと流れ落ちる一番デリケートなデザイン部分。何か硬いもので殴られたか、えぐられたかのような痛々しい白い傷が!!!

金曜日の午前中に掃除をしたときにはなかった傷です。

ラッコちゃん(ピンク)のボディにも油性ペンのようなもので「おっぱい」等のいたずら書きが!!!
これも、金曜日の午前中にはありませんでした。

とても残念で、かなしいことです。

2007年08月30日

「わたしの意見」に対して区議会事務局長からの回答

本日、郵便にて「わたしの意見」についての回答が、区議会事務局長(なんと、あの庶務課長だった方です。そうです。平成16年の東京都への出張を隠していたうちの一人です。)のお名前で届きました。

わたくしは、27日(月)に、あの↓内容を「質問と要望」ということで、区長と議会議長と企画政策部長あてて提出しました。

クリック!http://www.npo-rprogram.jp/motomachi/blog/200708/000523.html

回答(部分抜粋)です。
「さて、この度議長宛に標記要望書を提出されましたが、議長はご承知のように合議体の長でございますので、議会として決定していない件に対する回答は控えさせていただいております。なお本件につきましては、議会に対する陳情と考え、議会内のルールに基づき議会運営委員会構成議員に配布いたします。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。(8月27日付)」とのこと。

翻訳すると、次の議会の初日に全議員に配布するけど、だからと言ってそれでどうこうなるかどうかは議会決定されるものではないので、そこまでよ。
ということらしい、と了承しました。お返事ありがとうございます。

区長さんと企画政策部長からのお返事は、まだいただいておりません。


2007年08月22日

陳情書:教育長と教育委員会

文京歴史的建物の活用を考える会/文京の文化環境を活かす会/文京まちづくり円卓会議/ぱぱっと会議@元町公園は、月曜日に教育長などにあてて「陳情書」を送付いたしました。

                              

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2007年08月08日

都市計画審議会、ぱぱっと傍聴速報!後半です

文京区都市計画審議会の続き。 いよいよ後半です。

前半は、白石委員(新任、自由民主党区議)からの質問で、青山企画政策部長が、体育館の建て替えについては対象地として元町だけではなくほかの選択肢も考えている、と答弁をしたところまででした。

それを受けて、
笠原委員(公募区民) 区長の所信表明を読むと、文化財的価値のことには何も触れられていない、これは問題である。また相変わらず元町公園に体育館を持ち込もうとしているように読める。
と異議を唱えます。戸沼会長、再び議論が紛糾しそうなのを避けて、意見をまとめて答申の形をさぐることを提案。村越委員(新任、市民フォーラム区議)、もうひと押し、元町公園における体育館の建て替え案を廃棄したい旨を発言。対して、

菊見委員(新任、自由民主党区議) 文京区の現案をひとつの案として活かし、取り下げる必要はない。選択肢が増えたものと考えている。
国府田委員(日本共産党区議) 一度ここでしめるのは構わない。ただし、この次にどういう形での審議になるのか大いに不安。都市計画審議会から次の新たな組織体に対して、学識経験者などの参画を含めた要望を出すべきではないか。
戸沼会長(早稲田大学名誉教授)、重ねて、そろそろ諮問に結論を出すべきであること、ただし採決をせずという工夫をしたいことを表明。
梶島委員(埼玉大教授) 体育館をどうする、公園をどうするのか、ということを再度検討をしていただきたい。どういう言葉が適切であるかはわからないけれども、差し戻しとさせていただきたい。文化財としての価値に留意をした上で、案を再検討してもらいたい。
村越委員 文京区の教育委員会は、文化財保護審議会に対し、元町公園の文化財的価値については諮問をしないことを決定してしまっている。
大方委員(東京大学教授) 文化財としての価値は認識していると思いますよ。全部保存か部分保存であるかの問題。ただし、東京都の同意を取ってしまった形になっているので計画地の境界線を動かすことができなくなっている。このままでは事務局も身動きが取れなくなっている。再考を要するという言い方なのか、差し戻すのか、いずれにせよ再検討をしてもらうのがよいだろう。
松丸委員(新任、公明党区議) 区長の所信表明が重要、区民の広範な意見を聞くことが大事だとして、この審議会の答申をまとめることにしてもらいたい。

ここで、いよいよ戸沼会長の見せ場です。

戸沼会長 実はちょっと、来る前に答申の案をつくってみました。

というわけで、事務局から委員の皆さんに戸沼会長の答申案が配られます。

戸沼会長 ちょっと読みます。‥‥このたびの元町公園に関する都市計画変更案について、平成18年7月26日開催の平成18年度第一回文京区都市計画審議会への諮問に基づき、慎重に審議を行い、審議会の各委員からも様々な意見が出されてきたところであるが、 ‥‥ここでちょっと付け加えたいのですが‥‥元町公園の歴史性、文化性についてさらに議論を深めるなど‥‥なお検討すべき課題が残っている。また、本都市計画変更案は、社会的影響が大きい内容を含んでいることから、さらに区民をはじめとする広範な方々から意見等を聴取するなどして、再検討されたい。 ‥‥これに加えて次のコメントを添えておきたいのですが‥‥なお、審議会としては継続審議とせず、この案件についての審議を今回を持って打ち切りにしたいと思います。‥‥このコメントを添えて答申案としたいと思います。

設楽委員(公募区民) 異議ではないのですが、付け加えていただきたいのは、大方先生も言っておられたように、線引きがなされてしまっているから窮屈。北側に公園を移転する条件が体育館が来るからなのか何なのか良く見えない。文化財的価値に限らず予条件が曖昧であることが問題ではないかということ。
戸沼会長 ご意見としては伺いますが、答申は簡潔なものにしたい。今までの一連の議論の中で学習も進み、情報もいろいろといただいた。文化財のことや今のお話の線引きのこと、都市計画変更の案の扱いや運営の仕方についてなども随分と学習をしてきたと思う。おそらく4回も、ということは不手際ということかもしれませんが、これはやむを得ない学習であったと思います。

村越委員 都市計画審議会でさえこのように回を重ね、専門家がいないので検討をできないといっているものを、区民の手に委ねてしまうというのはとても重いものだと思う。
国府田委員 組織を新たにつくる場合に専門の方々を入れてもらいたい。体育館や東洋文庫の移転のことも白紙に戻し、東京都から元町公園を東京都指定名勝にしたいとの打診があった資料なども出し、情報をきちんと提示してもらいたい。
ここで、白石委員が、これは区民にとって有益な計画ということで‥‥といいかけたものの、戸沼会長から、そういう議論はあとは区議会でやってください、と斥けられる。

そして、最後の会長の総括のお言葉です。

戸沼会長 4回の継続というのは異例のことであるものの、その間にきちんと学習をしたと思う。景観審議会や文化財保護審議会から意見を聴取したいという手続きは必要なものであって、この4回は無駄ではなかったと思う。しかも今日は全会一致で結論が出ました。この間、文京区の景観審議会や文化財保護審議会、それから関係の学会、そして区民、市民から数々の有益な情報をいただきました。私としましては、市民社会の良識というものに改めて敬意を表したいと思います。本日の審議会をこれで終わります‥‥。

ちょうど4時少し前、こうして、じわーっとしみじみ終わるはずだったのが、
挙手とともに「はいっ」、「はいっ」、と元気な声が響きます。村越委員と国府田委員です。

村越委員 旧元町小学校校舎の解体費用の予算がついていますが、北側への公園の移転がなくなるとなるとその取り扱いはどうなりますか。
青山部長 質問をされたからお答えしますが、現時点では凍結ということになります。
戸沼会長 ありがとうございました。これで終わります。

ということで本当に終わりです。
戸沼会長をはじめとする委員の方々、本当にありがとうございました。
また昨年度までで交代なさった審議会の委員の方々もありがとうございました。いろいろな見せ場をつくっていただきました。

そして、傍聴速報に4回もお付き合いくださったみなさまも、ありがとうございました。

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2007年08月07日

H19年度第一回目でもホントは4回目の都計審、ぱぱっと傍聴録

みなさま、お待ちかね?の傍聴速報です。
 
まずはいきなり結果から。

4回を超える継続審議はまさに異例中の異例であるという戸沼会長(早稲田大学名誉教授)のご判断により、審議打切り、というこれまた実は「異例」なのではないかという幕切れです。

なんのこっちゃようわからん、という方は、あきらめてお付き合いください。例によって、これは非公式記録です。精確なものは文京区の正式なものをご参照ください。

■ 平成19年度第1回文京区都市計画審議会 2007年8月6日 14:00〜

3月の区長選挙ならびに区議選挙をうけて、まずは新任の区長から新任の委員の方々への委嘱の儀式です。新任とはいえ、皆さん慣れたものという様子。続いて皆さんお馴染みの小野参事、もとい!部長が今年度から偉くなってしまったので区側の担当説明が高橋参事に替わりました。このちょっと初々しい高橋参事から新任の委員の方々が紹介されます。
 
ついで都市計画審議会ではじめての新区長挨拶、6月の区長所信表明をなぞったもの。これは後で話題になります。
 
今日は実はもうひとつの議題がありまして、環状2号線の変更について、というもの。この諮問セレモニーに続いて、いつものように区長は所用があるため退室。
ここまでに10分。

まずは、環状2号線の変更についての審議です。それはそれで問題をいろいろとはらんでいそうな議題なのですが、これを読んでおられる方々を焦らすのも大概にしようかと思います。都市計画道路の変更についてご興味のある方はそれこそ正式な議事録までお待ちください。

ということであっという間に3時になりました。
戸沼会長も、次の審議がありますので、と再三、委員の方々を促します。ようやく、継続中の審議について、ということになります。文京区は一体どういう新資料を持ち出すものか、と期待が集まる。参考資料3をご覧くださいとの高橋参事の声に緊張が走ります。と、実はこれが今年の6月の区長所信表明。区政運営における当面の課題についてと題して、抜粋が掲載されています。以下、「三点目は、旧元町小学校跡地等の活用について申し上げます。元町公園は、高低差が多く、平地面積が少ないため、敷地の効率的活用や安全面において問題を抱えており、改善が求められています。一方、湯島の総合体育館は、老朽化が著しいことから、建て替えが緊急の課題となっております。現在検討されている、総合体育館を含めた旧元町小学校跡地及び元町公園の一体的な整備案は、公園機能と防災機能の向上を図る観点から有効な方策の一つであると考えておりますが、今後は、区民や広範な方々のご意見、ご要望をお伺いしながら、区民にとって有益な計画となるよう、取り組んでまいります。」

そこで戸沼会長から、継続審議ということなので今日は結論を出したい、新任の委員の方々もおられるので経緯をお話したい、とひとこと:第一回目の都市計画審議会が2006年7月26日に開催され、現元町公園を廃し北側に移すことについて諮問を受けた。理由は、現状が斜面地で高齢者などが使いにくいこと、湯島の総合体育館が老朽化しており、その民活を入れた建て替えの候補地となっていること。審議された内容としては、公園の歴史性に配慮するとはどういうものであるか、景観審議会と文化財保護審議会にも意見を求めることとした。第二回目が12月22日、造園の専門家、景観審議会、文化財保護審議委員などの意見を聞いても概ね反対である。「日本の歴史公園100選」にも選出された。各種団体から保存要望書が多数出ている、というもの。そして第三回目が、2007年3月19日開催。区側からシミュレーションの図案が出されたこと。委員からもいくつか意見が出たこと。ただし、煙山前区長が退陣表明を出していることから、審議継続としたこと。さて、そこで変わったところは何か、新区長にご意見をお聞きしたい。

村越委員(新任、市民フォーラム区議) 区長の所信表明を読んだ限りでは何が変わったのかよくわからない。専門の臨時委員を入れるとの話も今回はないようなので、状況は何も変わっていないのではないか。
戸沼会長 採決をするのであれば臨時委員が必要と考えるが、そこのところも審議会に任されたものと思っている。
服部委員(公募区民) 継続している審議を今日で終わりにしてはどうか。
村越委員 諮問の取り下げとしないのはなぜか。
高橋参事 現案が有効であると考えており、諮問取り下げには至らない。
白石委員(新任、自由民主党区議) この区長の所信表明が大事なものだと思う。具体的な取り組みとしてはどうなっているのか。体育館の建て替えについてはどうか。
青山企画政策部長 区長は現案の評価もしてはいるが、様々な意見が出ていることもあり、区民の意見を含めた広範な意見を、組織体なりをつくってまとめていきたいと考えている。体育館の建て替えはそれなりのウェイトを持ったもの。
白石委員 このまま審議の継続をすると区長の意向とずれてしまうのではないか。
戸沼会長 この所信表明は限りなく取り下げに近いものと受け止めている。
白石委員 体育館建て替えについて、対象地は元町だけなのか。
青山部長 現案を否定しているわけではないが、他の選択肢も考えている。

さて、いよいよ興味深い他の選択肢の話が出ました。果たして‥‥。

続きはまたね。

2007年08月03日

『建築ジャーナル』 8月号にも!

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雑誌 『建築ジャーナル』 の8月号、「地域の話題/東日本」の頁に、高層ビルの総合体育館は必要なのか -元町公園と旧元町小学校校舎を未来につなぐ試み という見出しで、日大のみなさんのスタディを囲んで開催した 「壊すより工夫を凝らそう! 再生ワークショップその1」 (6月11日、本郷交流館)の記事がでました。

8月号の特集は、「止める! 東京大破壊」 です。特集内にも元町公園と本郷館のことが採り上げられています。この内容で900円とは、お買い得。さあ、本屋さんへGo!
(本屋さんになかったら、直接注文してね → http://www.kj-web.or.jp/

2007年08月03日

日建新聞に

日建新聞第318号(2007年08月01日発行)に、七夕の夜に元町公園に集まったときの記事がでました。

記事はこちらから → 日建新聞01082007

註)記事中の模型は、「模型、いいね。よし!」と、ぱぱっと集まってぱぱっと決めた人たちによって発注され、つくられたものです。

2007年07月31日

再生プロジェクト:お隣りさんの先行事例

「こんなのがあったよ。」と、夏休み中の友人から電子メールをいただきました。不勉強でくわしいことはわかりませんが、何だか面白そうです。
それは、新宿区にある 芸能花伝舎 ↓クリック
http://www.geidankyo.or.jp/12kaden/index.shtml

壊さず活かすまちづくりのひとつです。

ここを運営している芸団協という団体は、人々が、多彩で深く、芸能を楽しみ豊かな心を育む社会を実現することを目指しているんだそうです。
芸能花伝舎を、演劇・音楽・舞踊・演芸など多様な芸能の関係者が集い交流する場、芸能が持つ力を地域に社会に還元するための基点として機能させるべく、がんばっています。

芸能花伝舎には、芸能関連団体の事務所や創作空間、フリースペースが用意されています。

廃校になった校舎と敷地を再生させる取り組みは、文京区の周りだけに限っても、先行事例がけっこうたくさんあります。

行こう、行こう、見に行こう! ツアーを組んであちこち見学に行こう。


2007年07月22日

1/200模型、江戸東京博物館に搬入

湯島聖堂に展示されていた「元町公園&小学校1/200模型」が江戸東京博物館に搬入されました。斯文会のみなさま、本当にありがとうございます。
さて、『近代をデザインした先駆者 後藤新平展』 は、いよいよこの火曜日24日からです。昨日の夜は、閉館後の博物館という、不思議な空間を体験させていただきました。気分はちょっぴり「おしゃれ泥棒」のオードリー・ヘップバーンでした!?

2007年07月17日

区民の不安&不満解消せず:「文環境」が再度の要望書

文京の文化環境を活かす会が、5月末に提出した要望書への回答について、下記のような内容で、質問と再度の要望書を提出しました。

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                                          平成19年7月12日


文京区長 成澤廣修様                         
文京区企画課長 小野澤勝美様


                                    文京の文化環境を活かす会
                                       代表 ■■ ■■

「旧元町小学校校舎を文京区立文学館として保存活用することに関する要望書」の回答に対する質問、および再度の要望


 5月31日に成澤区長に「文京の文化環境を活かす会」(以下当会)を代表して3名が面談をいたしました。その際、要望書を手渡し、区長の回答をいただきました。

 この回答の中に「元町公園と旧元町小学校(以下元町)は湯島総合体育館建て替え問題が発端である。目下、都市計画審議会(以下都計審)に諮っている事であり、区民の意見を聞き、選択肢を広げて体育館用地を決めるのが先である。元町に決まらなければ旧元町小学校解体予算が付いているが、校舎の取り壊しはしない。又、旧校舎を文学館としての活用は別問題で、区が文学館の必要性、あり方は別途考えなければならない」ということでした。 私たちは元町問題がまだ正式には決まっておらず、体育館の移設問題が先決であると認識いたしました。

 ところが区長は6月11日の本会議における所信表明では、「総合体育館を含めた元町の一体的な整備案は公園機能と防災機能の向上を図る観点から有効な方策の一つ」と述べられていました。また市民フォーラム田中議員の質問に対して同様な答弁をされ、「地元住民には区としての考え方を整理した上で説明を行ってまいりました」とあります。
 一方、6月5日付けの小野澤企画課課長よりの回答〈添付〉では一体整備案は「有効な方策の一つ」が「有効な方策」に変わっております。 元町公園が体育館用地の一選択肢と言う意味合いは薄れ、選択肢を広げるということはどこからも読取れません。 区長の口頭での回答と企画課長の書面回答との整合性についてご説明ください。(質問@)
 さらにマニフェストで元町公園に関しては「見直し」と言っておられる区長が、所信表明で従来の整備案を有効と断ぜられたこと、また、それを前提に説明をすることは、区民に先入観を与え、幅広い意見を封じることが懸念されています。
 「区民の意見を聞き、多様な選択肢の幅を広げる」という面談での回答と矛盾する上、 区長の行動理念や区政運営の原則にも反すると考えますが、いかがでしょうか。(質問A)
 また、当会で調査したところ、区の言う「地元住民」とは町会長など地域の役員のみで、一般住民には知らされず、説明会も開いていないと聞いております。
 区の説明を受けた町会役員も「旧小学校跡地に体育館がくる」という認識で、区の計画しているようなプロポーザル方式の巨大なビルを南側に建設、そのビル北側の日陰に新公園が出来るとは誰一人として認識していませんでした。

 区は、誤解を招くような説明を一部の住民に行なったとしか思えません。この事は昨年7月の第17条縦覧でも行なわれ、元町に関する第一回の都計審でも「校舎を壊し、そこに公園を新たに作る」ということだけの審議で済まそうとした事と同じです。

 区長の所信表明の通り元町に関しては、正確な情報を区民に広く公開した上で、「区民や広範な方々の意見・要望を伺う」と言うことを実行してください。
それが協働協治の本来の姿と考えます。そして、5月31日の面談回答通り、今後、新区政体制で湯島体育館建て替え用地の決定は、区民の意見を聞き、多様な選択肢からまず検討されることを要望いたします。(要望@)
 
 なお、小野澤企画課長よりの回答の中に「高低差が多く、平地面積が少ないなど、敷地の効率的活用や安全面において問題を抱えており、近隣の利用者からは、快適性や防災的な機能の向上など、改善が求められている」とありますが、文京区では「景観を形成する要素として、起伏に富んだ地形を縁取る斜面緑地、風景の奥行きを深くしている坂道」と文京区を特徴づける「坂・緑・史跡」をつなぎ、文京区らしい景観形成を図ることを以前から謳ってきました。
 その事を公園近隣の意見を理由に否定する事は、区自ら理念を曲げる事になります。どのようにお考えかお聞かせください。(質問B)
また、別添の企画課長からの回答中「区の樋口一葉顕彰の資料としてご協力を・・・」とありますが、これは当会への要望なのでしょうか。当会は収集資料の整理をお手伝いしましたが、これ等の資料は個人の所有物で当会とは関係は
ございません。この件につきましては、前回の要望書をどのように区が考えているかをお伺いしたい次第です。(質問C) また、収集家と前助役関氏は面談した時、収集資料のリストは、ご本人が区に提出しております。

 なお、この質問4点・要望書1点に対するご回答は書面においてお願い申し上げます。


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2007年07月01日

目白台物納緑地と旧KKR運動場を見学しました

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06月30日、文京区内のもうひとつの激震地である目白台物納緑地を見学に行ってきました。
03時からはみどり公園課の説明で旧KKRの運動場も拝見しました。
本郷に戻ってくる途中で新大塚公園に寄って、散歩がてら本法寺さん(夏目家の菩提寺、境内の清らかな湧き水に沢蟹が生息しています)の前を通過。
近所の桜木神社は、夏の大祓でにぎわっていました。

2007年06月14日

短報:11日のご報告

11日夕刻に開催いたしました「本郷元町パブリックデザイン連考02/「壊(こわ)すより、工夫を凝らそう! 再生ワークショップ vol. 1」は、おかげさまで参加者40名を超える大盛況でした。ありがとうございます。

「千葉まで持って帰っちゃうの〜?」と名残を惜しまれた力作の 1/100 模型は、地元の篤志家のご好意により、本郷に保管することになりました!

21世紀に活きる震災復興小学校と小公園!

学生たちによるコンヴァージョン・プランは、この後も続々(?)登場の予定です。
お楽しみに〜。
 

2007年06月13日

06月12日:議会にて2つの質問

今日の区議会では、元町公園の問題について区長に対して2つの質問がありました。
1つは、自民党の武澤区議によるもの、もう1つは共産党の小林区議のものです。

この2つの質問は、まったく対極にあるもののようです。
以下にそれぞれ、元町公園に関する部分のみ引用し、ご紹介いたします。


1.武澤氏による自民党の代表質問
 質問の第八は、元町公園と旧元町小学校跡地の整備などについてであります。
 この計画は、喫緊の課題である老朽化した総合体育館の移設 (下線は引用者、以下同) を行うとともに、元町公園と旧元町小学校跡地を一体的に整備し、公園機能と防災面の向上を図るものだと認識しております。
 湯島の総合体育館は、現在も多くの区民に利用されている、大変に有益な区民施設であります。この建て替えは、多くの区民の望むところであり、早急に取り組むべきものであります。
 一方、現在の元町公園は、段差が多く、暗いなど使い勝手が良くないため、利用者も少なく、非常に残念な状況です
 また、元町公園は、都内52ヶ所造られた震災復興小公園としては、現存する唯一のものであります。このため元町公園の詳細な現況調査が行われ(?! 記号は引用者、以下同)、専門家の意見聴取がなされたものと認識しております。その上で開催された都市計画審議会においては、都市計画分野のみならず、景観的な側面や文化財的視点から広範な議論がなされ、現在、継続審議となっております。
 この公園に対しては、区民からも様々な要望などが寄せられておりますが、区長は、所信表明において区民参画を区政運営の基本原則に掲げ、区民と協働し、正面から向き合う区政運営を推進されるとのことであります。
 そこで伺いますが、この元町公園においては、区民ニーズを踏まえ、総合体育館の建て替えや地域の防災機能の向上、利用しやすい公園づくりに取り組んでいただきたいと願うものであります。そのためには、さらなる区民参画を求め、広範な意見や要望を汲み取っていくことが肝要であると考えますが、今後の取り組みについて区長のお考えを伺います。

2.小林氏による共産党の代表質問
 次に、いまや全国的、全都的に大問題となっている元町公園について伺います。
 元町公園廃止についての都市計画審議会は、3月19日、三度目の継続審議となりました。これは、全国の都市計画審議会でも極めて異例の事態であり、全国的にも都市計画や造園・文化財関係者、マスコミからも注目を浴びています。また、新区長の掲げる区政運営の四原則という「手法」を元町公園問題で行うのか、区長への評価がかかっていると言っても過言ではありません。
 区教育委員会は最後まで、元町公園の文化財指定について諮問することを拒否しましたが、当の「文京区文化財審議会」の委員全員による「元町公園・元町小学校の保存・活用に関する意見および要望書」が提出されました。公園の一部保存案については、「東広場・小広場およびその周辺を壊した後に再整備するという案に賛同することはできません。」とし、元町公園が、「国もしくは都の文化財として指定されるに相応しい」ので「今後、元町公園・旧元町小学校の文化財としての価値を減ずることなく、保存・活用の措置を取る事を強く要望いたします」と、強く表明される内容となっています。
 さらに、国の文化財審議会第三専門部会の名勝委員会からも、文化庁長官あてに「東京都文京区元町公園の保存に関する意見書」が再度提出され、区の一部保存案に対して「公園から切り離された施設は公園ではなくなり、名勝としての価値を消滅させるもの」と断じ、「この公園は国の名勝に相応しいもの」と言い切り、「文化財として指定をする絶好の機会である」と提案しているのです。
 区長は昨日、所信表明演説で元町公園について、「高低差が多く、平地面積が少ないため敷地の効率的活用や安全面において問題を抱えており、改善が求められて」いると述べましたが、区長がいまだにこのようなレベルの認識で元町公園を語っていることは驚きであります(太字強調は引用者、以下同)。
 この公園は、「日本の歴史公園100選」で、小石川後楽園、六義園等と並んで選ばれた公園であり、「日本の美しい歴史風土100選」にも選ばれている、いまや「文京区の宝」です。「日本の元町公園」だと都市計画審議会の席上、学識経験者の審議委員から指摘されるような公園ではありませんか。「利用上の問題があるとすれば、ひとえに維持管理のあり方に帰す」と、景観審議会委員の斉藤教授ほか多くの研究者が明らかにしているところです。利用上における議論はすでに都市計画審議会でも、景観審議会でも、幾多の学会の要望書でも繰り返し行われており、高低差も安全問題等も元町公園の文化財としての価値を損なうものではなく、現状保存しない理由にはなり得ないのであります(?)。
 文京区の文化財審議会委員全員と東京都教育委員会の史跡等整備委員会、さらに、日本を代表する国の文化財審議会が「文化財」とであると言っているのですから、いまや元町公園が文化財であることは疑いようもありません。
 そこで伺います。区長は元町公園について、文化財ということには昨日の所信表明も含め、まったく触れていません。元町公園が文化財であることを認められるかどうか、明確に答えてください。また、仮に公園を部分的に残しても、それは「名勝としての価値」の「消滅」になると指摘されたことを、どのように受け止め、どうするのが良いと考えるのか伺います。
 また、文化庁文化財部記念物課は地域住民・行政・学識経験者と合意形成を図ることを区に求めています。区長は区長選に立候補を表明した2月に、朝日新聞のインタビューに答えて『「都市計画決定を急ぐのではなく、関係者の合意が得られるようあらゆる可能性を検討すべきだ」として、総合体育館の公園への移設計画見直しも含めた議論を提案している。』と報道されていますし、選挙後の5月18日付けの都政新報では、「計画の全体像が見えていない段階で公園の移設だけの話になった。」ことを問題点としてあげています。そして「公園に隣接している元町小学校に体育館を建てること」も「理屈上可能」とし、「いろんな選択肢があって、どれがいいか、集約の作業があっても良かった。」と語っています(そういう作業なく、公園をつぶす案が暴走していたのか!引用者だまっていられず・・・)。
 所信表明では、「総合体育館を含めた一体的整備案は、公園機能と防災機能の向上を図る視点から有効な方策の一つであると考えております。」としていますが、区長のお考え通り、都市計画決定を急がず、あらゆる可能性の検討こそ、今行うべきではないでしょうか。元町公園を「文の京」に相応しく保存し、観光資源としても生かすのか、文化財を破壊した区長として名を残すのか、いま問われています。
 都市計画審議会戸沼会長と学識経験者の方々は、第三回都市計画審議会の前にこの都市計画変更案を取り下げるよう進言していました。三度も継続となった都市計画案は一旦取り下げ、区民も研究者も参画した協議機関を設置し、再度計画を練り直し、合意形成に向けて仕切りなおすのが最善と考えますが、区長の見解を伺います  。


・・・さて、区長の答弁は?

2007年06月12日

工事着工は延期:「新大塚公園を守る会」、抗議文提出!

既に読売新聞 (読売0612新大塚) をお読みの方は、概ねご存知かとも思いますが、「新大塚公園を守る会」のある方から昨日の「抗議集会」の様子について報告をいただきましたので、ご紹介いたします。

***
当初は抗議文を読んで手渡すだけの予定でしたが、
・解体工事の説明会がまだ地元にきちんとなされていないこと、
・公園の植栽を養生囲い設置のため移動することについて聞いていないこと、
・教育センターの樹木の伐採についてもどのような予定か知らせて欲しい、

と言った内容をその場で申し入れ、回答を求めました。

参加者は30名ほどでしたが、飛び入りの発言もあり、とてもこのまま着工と言う雰囲気ではなく、今日のところは着工延期ということになりました。

今日(12日)に現場を見に行った方のご報告では今日も工事は着手なし、という様子(午前中の時点)で、森閑として何もしていませんでした。 とのことです。

「新大塚公園を守る会」は、区からの回答待ち。

抗議文を下に貼付いたしましたので、クリックしてご覧下さい。

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2007年06月05日

建設通信新聞06月05日

本日の建設通信新聞に成澤新区長のインタビュー記事が載っていました。

元町公園活用へ次なる提案 という見出しになんだ何だ!!!と心躍らせて読んだら・・・。
記事はこちらから↓(ちょっと紙面が黒くて読みにくくて、ごめんなさい)
建通新聞2007年06月05日


この記事についてのコメントはまた後ほど。
それにしても、この建通新聞ってほんとに「おさわがせ」な新聞です。じつは、この新聞について、以前もちょっと申し上げましたが( 03月14日と16日のブログご参照 → http://www.npo-rprogram.jp/motomachi/blog/200703/ )、昨日たまたま発見した記事を読んで、わたくしは、またあきれていたところです。そのおはなしも、後ほどまとめて〜。

文京区は11日から議会がスタートします。
区長の初心、いえいえ所信表明(自らの信念を述べること)が楽しみです。
どなたが副区長になるのでしょうね、それから、、、教育長も!

2007年06月05日

区長に質問、その回答の中身は

「文京の文化環境を活かす会」のみなさんは、05月末日に要望書を提出する際に成澤新区長に面談を申し込み、5つの質問を投げかけたそうです。

要望書を提出するときには、できるだけ手渡しでおめにかかって、、、という丁寧なお仕事ぶりは、見習わねばなりませんね。さて、区長への質問とその回答について、会のメンバーの方による記録を以下に公開いたします。

【Q1.】 私たちは毎年恒例として、文の京に相応しい文学者の顕彰のための文学館の設立を要望して来た。家並みなども含む文京区にたくさんある歴史的文化財全般に対する区長の考え方は?
−【区長の回答1.】 保存できるものは保存する。行政の支援の仕方については、所有の形態や保存状況に応じて個別に対応を考える。

【Q2.】 元町公園・小学校の保存についてはどう考えているか?
−【区長の回答2.】 都市計画変更案は都計審を通らない状況にあるので、対応を充分検討する。そもそも湯島総合体育館の老朽化・改築問題から発していて、 建て替えの候補地として元町公園が上がってきた。体育館用地をどこにするかということから
検討し直す必要がある。

【Q3.】 旧元町小校舎取り壊し予算が1億円と決定したがどうするのか?
−【区長の回答3.】 体育館建て替えのための都市計画案を前提とする取り壊し予算なので、建て替え用地を元町にするという結論が出るまでは予算を執行しない。

        〈 さて、ここで、区長から質問者にけん制がかけられます 〉

−【区長の回答3’.】 今日の面談はあくまで文学館設立の要望を受けるために設定したので、その趣旨に添った話だけにして欲しい。文学館の設立に関しては、鴎外記念館のような単独のものか、総合的な文学館かも含め、まず文京区にとっての文学館の必要性を検討し、その後に適地検討、というように順を追って総合的な検討をする。
旧元町小学校校舎を使うかどうかは次の問題である。

【A3’.を受けて】 (前区長の)煙山氏は鴎外記念館はともかく、一葉に関しては単独の施設を考えていると仰っていて、腹案があるようでもあった。しかしお金がないから文学館はできないと言われるので、既存の施設を探して、昨年の要望で初めて旧元町小の校舎という案を提案した。その後の折衝で元町公園の土地に体育館が移設されるという計画を知り、びっくりして今回の要望につながった経緯がある。
区民が知らない間にこのような計画が出てくる状況で、順を追って総合的にと言われても(回答が不透明で納得できない)・・・。
−【区長の回答3’’.】 今の案が通るとは考えていない。恐らく難しいだろう。元町の場所に体育館移設が可能か、他の選択肢があるか、区民の意見も聞き、選択肢の幅を広げて検討する。

【Q4.】 他の選択肢と文化的価値のある元町は同列に考えて検討するのか?
−【区長の回答4.】 検討の過程で、プライオリティを何に置くか、文化的価値をどう考えるかも検討する。税金と資産をどう使うかという問題であり、総合的な検討が必要である。
鴎外記念館も老朽化していて、今後の活用が課題である。点在する文化遺産を総合的に一箇所にまとめるのか、点在のままにするのか、また総合するとしたら観潮楼のあとなのか、元町なのか、検討課題がたくさんある。もし一葉だけ単独に顕彰するとしたら、ふるさと歴史館を有効活用する方がよいと考える。

【Q5.】 最後に検討の場をどうするお考えか?
−【区長の回答5.】 中長期で考えるという方向か。もし平成20年度からの3ヶ年計画で考えるとしたら、今年度から教育委員会で検討というのもあるが、23年度からの10ヶ年基本構想の枠組みで考えるとしたら、21年度(あるいは20年度の終わり頃)から22年度まで2年間かけて、区民参画のやり方も大幅に変えてじっくり検討することになるだろう。どちらにするかまだ検討中。


                       *****
会のメンバーからのひと言コメント:「区長さんは、とにかく湯島の体育館の建て替え地を決めることが第1ということのようでした。」

2007年06月05日

文京の文化環境を活かす会、新たな要望書を提出!

晩秋の一葉忌にはいつも、菊坂で楽しく心やすまるイベントを切り盛りしてくださっている 「文京の文化環境を活かす会」 が、05月31日に区長ほかに新たな要望書を提出しています。


内容はこちらから↓(クリックしてね)
旧元町小学校校舎を文学館に・・・2007年05月31日

2007年06月05日

元町小学校80周年記念テレカ

創立80周年記念のときに校友会が作成した記念のテレフォンカード2種類を大公開します。上のテレカに使われている写真は、現在の所在地に移転する前の木造校舎の写真です。

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2007年06月04日

仮称文京区立目白台運動公園整備予定地の既存樹木について

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グラウンド西側の隣接地は、旧T.□A邸で物納地だそうで、この約570坪の土地も公園化の予定だそうです。写真でみておわかりのように、大きな既存樹とその奥には都心では二度と手に入らないであろう広大な明るい草地が広がっています。

区のプランではここは舗装をした駐車場になってしまい、樹木の殆ども伐採の対象になっているとのことです。樹齢40年を超える樹木が約70本、そのうちの45本が伐採だそうで、これに反対する人たちが署名を集め始めたというお知らせをききました。
その方々の要望に応えて、文京区は、06月01日と02日の両日に現地公開を開催しました(写真はそのときに撮られたものです)。

Oモノ?政治家のT夫妻が率先して運動をはじめたことに慌てたのか、文京区も駐車場の位置を移転する等の検討をするそうですが、プランが出来る前に現地調査もしているはずなのになあ、と思ってしまいます。

区民からは、草地を使って「野草公園にしてみたら」、「新手の草刈手法の導入」や「草刈→堆肥化で、土を元気にするワークショップを運営してみたい」といった声もあがっています。子ども達に安心して駆け回れる広〜い原っぱを! と願う人も少なくありません。
新区長には、これらの声をぜひ聞いていただきたいと思います。

仮称目白台運動公園についての基本的な情報は、区のHPをごらんください。↓(クリック!)
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_kouen_topic_mejirodaiseibi.html

2007年05月24日

日本造園学会の全国大会など

先の週末から月曜日(05月19、20、21日)にかけて、社団法人日本造園学会の全国大会が開催されました(於:日大藤沢キャンパス)。日曜日には、朝から元町公園の問題解決に向けて展望ある研究論文の発表や、元町公園の問題を中心にしたフォーラムが開かれました。中身のご案内は、ちょっと今、忙しいのでごめんなさい。またあらためて別の機会にご報告したいと。

社団法人建築学会でも、動きがあります。旧元町小学校の「見学」を申請しているとか・・・。

社団法人土木学会、建築史学会も、一年たったことだし、またあらためてもう一声、がんばっていただければと思います。関係者のみなさま、よろしくお願いします!

2007年04月06日

新大塚公園のさくらまつり(03月31日)

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先週の土曜日に、新大塚公園では「さくらまつり」の開催がありました。
すてきな音楽を聴いたり、野球っ子のご家族特製の「名物」焼きそば(すごくおいしい!)、ラムネにゲーム。夕方には、メッセージをつけた桜色の風船を大空に飛ばしました。

風船を留めたジャングルジム、なんだかいつもとぜんぜん違う風景でした。

2007年03月21日

噂のビル

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みなさま、これが外堀通り沿いにある噂の高層ビルでございます。
文京区の方々が事あるごとに引き合いに出しています。
元町公園に建てようとしている新しい複合施設のイメージだ、とのことです。
こちらの会社にとってはとんでもなく、はた迷惑、かもしれませんが。

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一階がガラス張りで向こうの緑地が透けて見えるところが部長のお気に入り。
緑地の地下が駐車場、というのもお気に入りの理由でしょうか。

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これが高層ビルの北側の緑地のひとつの例です。
ここは非公開なので中には入れませんでした。

2007年03月19日

廃案を求める緊急署名、今朝提出:合計1115筆!

急なお願いにもかかわらず、多くの皆様に参加していただいた、区長に廃案を求める「緊急署名」。おかげさまで、昨夜でいったん締切りました。

合計で1115筆の署名は本日、区の始業時間に文京区広報課に提出されました。ありがとうございます。
午後2時からの都計審席上においても、鹿倉区議委員から、この署名が提出されたことについて、審議会として尊重するべきであることが指摘されました。

元町公園に関する都市計画変更は、本日、もう一度審議延長となりましたが、まだまだ「廃案」という第一段階のゴールには、到達していません。
「廃案」になるまで署名ほか様々な活動が続きます。
今後とも、ご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます。

「緊急署名」の要望内容は、次の通りです。

                        ◇◇◇

文京区長 煙山 力殿

    私たちは、元町公園と旧元町小学校の校舎を壊して跡地に高層ビルを建て、公園をその北側に移そうとする計画に反対し、以下のことを要望します。

1. 元町公園都市計画変更案は直ちに廃案にしてください。

2. 元町公園を末永く継承するため、区民と協議しながら再生計画を立ててください。

3. 旧元町小学校校舎は解体せず、区民と協議しながら新たな利・活用の計画を立て、元町公園とともに再生・継承を実現してください。


2007年03月19日

都計審、第三回目も採決なし!

本日の都市計画審議会で、再び審議は延長となり、心配されていた「採決」にはいたりませんでした。
採決を求めたのは、以下の方々です:東村区議委員(新生クラブ)、山本区議委員(新生クラブ)、岡崎区議委員(公明党)、藤野区議委員(公明党)、角野区議委員(無所属、自民系)。

戸沼会長の手腕に区職員は、今日はついに、一言も口を挟めず硬直。
この様子に、ふと思い出されたのが、先日の猪瀬直樹氏による 「行政の私物化」 という言葉です(『週刊文春』最新号)。区の方針というよりも、何やらどこかで誰かが 「行政の私物化」 を・・・と勘ぐりたくもなる異常事態。この都市計画変更案が本当に区民のためを思ったものである、ということをこれまでどなたも筋を通して説明できていないのですから。

元町公園は少なくともこれで約一ヶ月、延命いたしました。
しかし、旧元町小学校解体の予算は既に通されてしまっています。みんなでしっかりと、眼を光らせていましょう。

2007年03月18日

朝日新聞 03月17日付記事に元町公園と新大塚公園が

03月17日の朝日新聞の朝刊、統一選挙に向けた特集記事【民意と自治】に、二つの公園、存続の願い託す票 「行動してくれる人に」 という見出しで、元町公園と新大塚公園の問題が大きく取り上げられました。

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2007年03月14日

誰が、コノ新聞に、ウソの情報を、流したのでしょう:建設通信新聞

建設通信新聞という業界紙があります。昨日この新聞に元町公園について、まったく不正確な事実と異なる内容の記事(03月13日付)がでました。
「前回の都市計画審議会でプランが固まっている。」という、法螺もホラ、会議録を確認していれば、こんなことを書けるはずはなかろう、という内容です。

あまりのことに、問合せの電話をいたしました。
その結果、先方から事実確認をして報告していただけることになっています: 電話の応対をなさった方は、「基本的に取材した内容を記事にしている」とおっしゃいました。もしも、そういうカタチで書かれた記事だとすると、誰が、コノ新聞に、ウソの情報を、流したのかな?

建設通信新聞は、昨年の06月21日、元町公園への体育館移設とその跡地を東洋文庫が取得する見通しである、との報道をしています。これにまつわる話は、あらためてまた、取り上げましょう。

法的には、何も、決まっていません!
そこのところ、お間違いなさらぬように報道していただきたいものです。教育委員会では、というならまだしも、都市計画審議会、と書くとは、ねぇ。

2007年03月13日

「美しい歴史的風土100選」の選定を受けて:尾道市などのHPでは

03月02日(金)に記念シンポジウムが開催された 「美しい歴史的風土100選」 、選定を受けた 広島県尾道市、鹿児島県知覧町、兵庫県篠山市 などでは、早々に公式 HPに広報が掲載されています。
東京の文京区、新宿区、千代田区、台東区では???

広島県尾道市HPはこちら↓
http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/100sen.html

兵庫県篠山市HPはこちら↓
http://edu.city.sasayama.hyogo.jp/tiikibunka/rekishi100sen/rekishi100sen.html

鹿児島県知覧町HPはこちら↓
http://www.town.chiran.kagoshima.jp/cgi-bin/hpViewContents.cgi?pID=20070223105316

2007年02月27日

請願は不採択:旧元町小学校校舎解体予算は見直さない!?

昨日、今日と二日間にわたり、総務区民委員会が開催されました。
校舎を壊さないで! という請願が出されていましたが先ほど、この請願には不採択の結論が下されたという報告をお聞きしました。
どなたが採択で、どなたが不採択としたのかという内訳については追ってお知らせいたします。

長時間、議論をしようとしていろいろ質問や意見を投げてくださった一部の区議さん、そして苦渋の傍聴をしてくださった皆様、ごくろうさまです。
たいへん残念です。でも、あきらめないで力をあわせて頑張りましょう。まだまだこれからです。おかしな政策には断固としてNO!の意志を表明し続けましょう。

不規則発言を繰り返した区議さん、あなたみっともないですよ。反省しなさい。

2007年02月27日

朝日新聞02月27日朝刊:監査結果の記事

朝日新聞の朝刊に、「ふるさと歴史館だより」の監査結果について記事がでました。区議会議長の成沢氏(新生クラブ、つまり民主党)が区長選に無所属で出馬することについての記事のすぐ下です。

■ オマケ:成沢氏、元町公園の問題について例の常套句:「見直し」とのこと。わたしたち、もうこの「見直し」ってのはいんちきだって知っていますからね。はっきり言ってくださらないと困りますよ、ご意見は。

2007年02月22日

東京新聞02月22日朝刊:監査結果の記事

東京新聞の朝刊に、「ふるさと歴史館だより」の監査結果について記事がでました。記事を読むには、こちらをクリック↓
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20070222/lcl_____tko_____002.shtml

2007年02月13日

かるた大会ご参加ありがとうございました

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2月12日に向丘の光源寺さんで、元町公園ぱぱっとかるた大会を開きました。暦どおりの春が来たかのような気持ちの良いお天気で、梅見の散歩の方もふらっと立ち寄っていただいたり、とても楽しい休日の午後となりました。みなさまありがとうございました。
前半は、谷根千の「一葉 恋すごろく」で遊び、後半は「元町公園ぱぱっとかるた」で遊びながら、改めて元町公園のいろいろな事蹟、思い出などをかみしめることができました。

2007年02月08日

企画課&特命課は区民に最新の情報をなぜ、隠す?!

■ 今日、約一ヶ月ぶりで、企画課の徳田課長を訪ねた、というある区民。
そこで徳田企画課長と神野特命課長のお二人から見せられたのは、A案・B案・C案 という3つの絵。

それらは、わたしたちが「元町公園半壊案」あるいは「トンネル嵩上げ半壊案」と呼んでいる 区の方針の図&解説 に至る一歩てまえの段階のものです。昨年の09月に、3人の学者や文化財保護審議会の委員の先生たちに見せたイメージ図です。
この後、文京区は、12月22日には、都市計画審議会で「これらを踏まえた検討結果はコレです。」と言って、自らが C案の発展形 と称する「建築計画」を開示しています。01月16日の教育委員会にも ソレ(A3ぺら一枚ですが) を資料として提出しています。01月22日の景観審議会にも ソレ(A3ぺら一枚ですが) を、「現在の、区の検討結果です。」と言って出しています。
おとといの景観審議会にだって ソレ を出しているではありませんか。

それなのに、公園の近隣に住む区民に、去年の秋の絵(5ヶ月も前のプラン)を見せる とは、どういうことなのでしょう!?
企画課と特命課は、元町公園の今後を心配して訪ねて来た区民に対して、なぜ、最新の情報を隠すのか。 

■ 「今の元町公園なんかいらない」と言う、区の方針が最善と信じる(あるいは、に逆らえない?)地元フィクサーが、地元の要人を訪ね歩いて見せている絵も、なんと、A案・B案・C案・・・。

■ 元区議の紳士もあちこちに出向いて、A案・B案・C案を見せては「タイヘンなことになった」と(イマサラ)言ってまわっているそうな。

■ おとといの「トーフ」の絵をなぜ、見せないんだい?

                        ◇◇◇

大人気のない 情報隠し と 情報かく乱 は、いいから加減、タイガイにしてほしいものです。温厚な気質が魅力の本郷元町の住民も怒ると、トーゼンですが、こわいわよ。

2007年02月07日

請願:元町小学校校舎解体費

元町小学校校舎の解体に、1億余円の予算が計上されている文京区19年度予算案。

これを白紙に戻してください、という請願が本日づけで提出されました。

都計審の審議も継続中なのに、変ですよ。首長が変わるのに、変ですよ。昨夜の徳田課長のお説には、まったく納得できませんね。

続きを読む "請願:元町小学校校舎解体費" »

2007年02月07日

昨夜の景観審議会:「任意の会議」ってナニ?

昨夜、異例の時刻(18:30〜)に景観審議会が開催されましたが、イントロの部分で小野課長から「資料の説明の前に」と、ことわりがあり、この会議の位置づけについてオドロキの宣言がなされました。

小野「この会議は、景観条例に基づかない任意の会議である。都市計画審議会会長から(景観審議会に)意見を聞くように、と言われた(だけで)、景観審議会での審議は任意のものである。したがって、区の検討結果についてのもので、区の検討結果以外の議論については、都市計画審議会と切り離す。」

■一同、ざわめきましたよ。
この発言は、どう理解すればいいのでしょう?

「任意の会議」ってナニ? 

そういえば、正式の会ならばいるはずの煙山区長も欠席でしたし、通常あるはずの区長による諮問という「儀式」もありませんでした。ということは、これは正式な景観審議会ではないということでしょうか? でも、広報には「第17回景観審議会」と書いてありましたし、会議の「次第」にもそう明記されています。

                       ◇◇◇

議題は1つ:元町公園に関する検討結果について、でした。

新提示の資料、つまり、「区が行なった元町公園に関する検討の結果」を説明する資料は、な、な、なんと、白黒写真にトーフを立てたようなビル(?)の絵が合成されたA4判コピーがぺら一枚!!!


・・・はぁ〜、先が思いやられます。

というところで、続きは別途予定の傍聴速報をご期待ください。

■オマケノタメイキ
区職員は、今日の景観審議会について時間外手当をもらうのですか?
何か、さむ〜い気分です。わたしたちは、仕事や家事や子供やらの世話を四苦八苦やりくりして駆けつけているのにな。

■オマケノ一句
「ささやかな 怒号も飛び出る審議会、A4ぺらで今日も○○」

2007年01月29日

湯島体育館の利用者からも区政に疑問の声が!

湯島総合体育館を利用している人たちのニューズレターに、下記のような記事がでています。


*** 文京総合体育館の建て替え問題 *************
(体育館利用者のニューズレター01月13日号より)

文京区はいま学校の統廃合計画もからんで、区の施設を玉突きで建てる
計画です。

・昭和小と駕籠町小を統合し、校地拡張のため東洋文庫用地を取得。
・東洋文庫の移転先に湯島総合体育館用地を提供。
・湯島体育館は、元町公園跡地に移設する。公園は隣地の旧元町小学校
跡地に移す。
(区が用地を提供し、プロポーザルで決めた民間事業者が体育館を含む高
層ビルを建設するというものです。)

都内で唯一残る「(関東大)震災復興小公園」である元町公園の保存をとい
う意見や運動もあり、計画通りすすんでいません。都市計画公園を変更す
るための「文京区都市計画審議会」が9 月に続き12 月22 日に開かれまし
たが、2度目の継続審議となりました。区民からは、現在地で改築できない
のか、旧四中跡地に建設できないのか、などの意見もあがっています。

一方、文京区は検討部会を設置し検討を重ねています。情報公開された会
議記録要旨をみると「総合体育館の移設に伴う新体育館のプラン案」なども
すでに話し合われています。

・体育館は、現行の機能と規模を維持したい。
・現行の機能に加え、健康増進やリラクゼーション機能も加えたい。
・観覧席を、可能であれば設置したい。
・弓道場は屋外に設置できないか。
・体育館以外の施設の機能としては、子育て支援関連施設、区民開放施設、防
災機能の向上が考えられる。

などの意見が出されています。

いずれにしても体育館利用者には、まだ何の説明もありません。
運営委員会では、まず、他の競技もふくめ体育館利用者が一緒に
区に対し、区の計画と見通しについて説明を求めていこうということ
になりました。

********************************


文京区は、昨年末から体育館の建替えについて 「どんな施設がほしいですか?」 という質問のアンケートを実施中(今月末〆きり)ですが、体育館が湯島からなくなってしまうことや元町公園を壊して建てること、民間事業者のお金で建てること等々の説明をきちんとしていないままに、施設内容の希望をとることはきわめて不自然であるといった意見もあちこちから聞こえてきました。
区民との合意形成ができていないまま、公園を体育館建設用地にしてしおうとするような傲慢な区政について、体育館利用者のあいだでも不満がふくらみつつあります。 

目を覚ましてくれ、文京区。


2007年01月26日

「ふるさと歴史館だより」問題の監査請求、意見陳述

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朝の9時半。真っ赤になって怒ってる56人の区民がわっしょいわっしょいと、イケンチンジュツ に集まりました〜っというのは、ちょっとおおげさですが。シビックセンターの一階ロビーに集合して、ぱぱっと順番を決めました。

会場は、シビックセンター地下2階の研修室AB。「56人みんな来るかもしれないから」と事務局の方にお願いして大きな部屋を用意してもらいました。

全員が初体験でちょっとドキドキしたけれど、せっかくですから 「楽しみましょう」 ということで、わくわく、いそいそと会場へ。

監査請求の意見陳述ってどうやるか知ってます? 監査委員の前に設けられた席に一人ずつ進み出ていってマイクを持ってしゃべらなければなりませんのよ。
監査委員の方々と眼があっても、なんとな〜く気まずい雰囲気なのは、ナゼ? この人たちがなるべ〜く、私たちの「声」にハンノーシナイヨウニ、シナイヨウニ、シ・ナ・イ・ヨ・ウ・ニー みたいに淡々とすわっておられるからか? 「この人たちに怒ってもしようがない。」と思ったり、「しかし、この人たちにこそ、この怒りを受け止めてもらわないと誰がちゃんと調べてくれるんだーっ!」と思い直したり。

監査委員会というのは、3名で構成されておりました。 トリオ・ザ・かんさ は、こんな人たち〜。
1) 猿橋さん:区職のOBだって。え〜っ、ちょっとがっかり。区長の顔色見たりする人ではないと思いますが。 
2) 廣田さん:信州大学の若先生、頼りにしてます。 
3) 渡辺区議:現職の与党区議が委員というのにも驚きました。でも、区議さんだからこそできる血の通った調査に期待したいものです。伏し眼がちだったのが気になりますが、どうかしっかり。

2007年01月26日

東京新聞01月26日朝刊に 喜寿 のお祝いの記事

東京新聞に、昨日の喜寿のお祝いの可愛らしい記事が載りました。

2007年01月25日

元町公園、喜寿のお祝い

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ぱぱっと写真を公開しま〜す。

公園からの帰りに区役所に行き、区長、土木部みどり公園課、企画政策部企画課、都市計画部計画調整課にお祝いの紅白のお饅頭をお分けしました。各課とも戸惑いながらも、みどり公園課長は 「にこやか」 に受け取ってくださいました。
計画調整課では最初は固辞されましたが、「区長も受け取ったし、ワイロには
なりませんから〜」 と申しましたら、受け取ってくださいました。

今日のところはなんとか、区役所の人とも元町公園の喜寿のお祝いの気持ちを共有できました(共有の押し付けでしょうが)。

2007年01月22日

景観審議会速報 1

景観審議会が開催されました。次第は以下の通りです。
     1.開会
     2.区長挨拶
     3.第6回 文の京都市景観賞表彰式
     4.景観づくりについて
     5.閉会

都計審の「宿題」???
今日の景観審議会は、元町公園のことがこの景観審議会でどのように扱われるのか、大変な注目を集めた審議会でした。
定員(25名)には満たなかったようですが新聞3社を含め多数の傍聴人の見守る中、会議開催後、約30分を経過したところで、話題は元町公園へと移っていきました。
・・・詳しくは、別途傍聴メモなりをご紹介したいと思います。

ここでは、今日は別の用事でどうしても「同席」できなかった斉藤潮委員(東工大大学院教授)の「意見書」を 「ぱぱっと」 公開いたします。

7枚プラス資料という構成の「意見書」ですが、今日のところは資料は省略させていただき、斉藤先生のご意見の部分のみ掲載いたします。なお、この文書は、当日、全員(含む傍聴人)に別綴じ体裁で配布されたものです。

「元町公園にかかる都市計画変更について」(クリック!)

2007年01月19日

法律家ローラ・リトルさんが元町公園に

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「たてもの応援団」からのご報告です。

昨日の午前中、テンプル大学のローラ・リトルさんを元町公園にご案内いたしました。ローラさんは、日本の文化財に関心が深く、「たてもの応援団」メンバーと一緒に茨城県真壁の町並みを見学したこともあります。
彼女は、元町公園については、「たてもの応援団」の英語版の情報をご覧になって煙山区長に保存要望書を書いてくださっています。
来日中の今回は、実際に元町公園をご覧になって、「本当にチャーミングな公園。こんな素敵な公園を壊してはいけません」と。
法律家らしく、法的な手続きをとることについてもアドバイスをしてくださいました。

2007年01月18日

教育委員会(01月16日)、傍聴メモの緊急公開

文京区では、01月16日(火)に、教育委員会が開催されました。
近頃なにかと不評の文京区教育委員会。

木村民子区議(市民フォーラム)が傍聴して録ったメモを、ご本人の許可を得てここで公開いたします。この記事は木村氏のメモをもとに作成していますが、100%原文のままではございません。また、いつものように傍聴記録は、「ぱぱっと」公開することを趣旨としておりますので、正式のものは、いずれ文京区が公開する会議録をご覧下さい。


01月16日(火)教育委員会傍聴メモ
           −元町公園、新大塚公園について実のある議論なし

■元町公園に関して
旧元町小学校跡地利用検討会の報告が原口庶務課長からあり、建築計画が示されました(但し、余りの早口にメモしきれず)。

区の方針として
1)文化財保護審議会には諮らず、委員から意見を聴く。
2)教育委員会としては湯島体育館の建て替えを了承している。
3)区の検討結果では元町公園の歴史性を継承した案で整備していく。
4)パーゴラ、カスケードなど優れた部分は一部保存し・発展させる。
5)文化庁は公園の地割りなどを言及。


この報告(?)に対して委員からは、

島田委員 「デザイン上優れたパーゴラなどをうまくまとめた。総合体育館は建て替えなければならないので、かつ文化財としての最大の配慮がなされているので前に進めたほうがよい。」

膳委員 「非常にいい部分を残してもらえるのでよい」

小堀委員長 「歴史的な公園を維持していくことは大事、少なくとも示されている案では、まだまだ注意してみていかなければならないが、アウトラインとしてはこの形でよいのでは。」

岡野委員 「体育館とのバランスはどうなのか」

 といった、なんともこの問題の意味と根の深さをわかっていない発言があり、

小堀委員長が「今回の報告を受けて前に進めることを了承した。案が後退することのないように」 としめくくりました。


■新大塚公園に関して
五中・七中統合に関しての報告事項が3件もありましたが、まるで緘口令でも敷かれているかのように、委員は無言。
将来ビジョンの区民意見の説明は資料もなく「その他の事項」として、最後に口頭で廣瀬課長から報告があっただけでした。

                        ◇◇◇

この教育委員会の終了後、田中和子区議(市民フォーラム)が、原口庶務課長が上記の報告(?)に使用した文書の情報公開を行いました。
しかしながら、「私的なメモ」であるという理由により、「不存在」という回答が返ってきたそうです。

「不存在」は、すなわち、「文書はあるけど公開できない」 ということです。

原口課長の発言が、これまでの報告なのか、今後の方針なのかも不明です。
教育委員会は、これをもって元町公園は一部保存でよろしい、すなわち体育館移設を承認した、ということになるのでしょうか。
文京区の文化財保護行政の領域の関係者は、いまだに「宿題」をさぼるつもりでしょうか。
木村氏と田中氏には、ぜひとも、この会議内容のより正確な把握と公開、考察を引き続きお願いしたいものです。
ごくろうさまです。

2007年01月17日

本郷消防署が防災シンポを開催 -9月1日のスターとうれしい再会

今日は、阪神大震災があった日です。
もう12年もたつのですね。
神戸市中央区の公園「東遊園地」には約4,000人の市民が集まって、地震発生時刻である午前05:46に、黙祷を捧げたそうです。

文京も、小雨の降る寒い一日でしたが、今日は本郷消防署が「防災シンポジウム」を開催。

元町公園で昨年の9月1日「防災の日」(関東大震災の日)に、みんなで防災イベントをやりましたよね〜。あのときに、消防署のおじさんたちが来て、楽しくてためになるレクチャーをしてくれたのを、おぼえていますか? 

じゃじゃ降りの雨の日でした。

今日は、偶然にあのときの消防のおじさんと再会したのです。
そう、あの、笑顔のでっかい「働くおじさん」。

シンポジウムの会場が、東大農学部の記念講堂「弥生講堂」だったものですから、ちょっと見せてもらいに行きましたのさ。メイン会場のホールは、定員300名のところ350名以上の来場者ということで、すごい熱気。町会の方々や市民グループ、わたしのようにふらっと一人で来た風な人など。いろいろな防災グッズの展示もあり、コドモやお母さんお父さん層にもアピール度の高い情報等が上手に提供されていました。

ふと、偶然みかけた見覚えのあるお顔。
遠慮がちにですが声をかけてみたら、や〜っぱり、あのとき(9月1日)に元町公園に来てくれた消防士さんのお一人。てきぱきっとカッコ良かったよね、あの日のデモンストレーション! 「あ〜っ、あの時の!」と、話に花が咲きました。

「関東大震災のときには、沢山の東大生も救護等のボランティア活動をしてくれたんだそうですよ。有楽町の辺り(?)に記念の碑があると聞いています。」「9月1日は元町公園で、そして1月17日は東大弥生講堂で、防災のイベントがずっとずっと続けられるといいですね。」・・・・・等々。

たいへん盛会なシンポジウムでしたが、主催者の方がぽつりと一言。
「区長も来てくれればもっとよかったのになぁ」

新年会も大事なのでしょうが、こういうところに来れば、ピシッと「キマル」のに、みんなの気持ち、わかってないようです。


2007年01月09日

元加賀公園を訪ねました

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1月8日の寒空の下、元加賀公園を訪ねました。仲間の拠点に遊びに行ったついでです。この公園は「昭和2年8月31日開園」なので元町公園のお兄さん(お姉さん?)です。当時の様子や全体構成などが比較的よく残っているもののひとつです。小学校のほうはすっかり建て変わっているようなので惜しいところ。左の写真の壁泉と水盤が最も当時のままを残したものでしょう。寄ってみると元町公園の壁泉と同じデザイン(中央の小さな三角形のところ)であることがわかります。なぜかアンパンマンの絵が描いてあったりもします(そこまではよく見えないか)。右端は裏。しっかり水道管が接続されています。パーゴラもあるのですが、屋根や藤棚部分は当初のものではないようです。トイレや遊具もすべて新しいものに置き換えられていました。

最後におまけ。

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新しくつくられた砂場です。まるで闘犬場のような、といったら識者に叱られました(砂が汚れないように、との配慮なのでしょうが・・・)。人なつっこい子供たちが遊んでいるので、みなさんもぜひ行ってみてください。江東区白河4丁目、東京都現代美術館のすぐ北側です。
行ったらついでに、深川資料館通り商店街も探検してみてください。面白いところですよ!

2007年01月07日

都市計画審議会 傍聴ほうこく会のチラシ

昨年の暮れに開かれた「傍聴ほうこく会」のチラシ、せっかくですから掲載いたしましょう!
雨の中をチラシ配りした「文京の文化環境を活かす会」のメンバーのある方は、こんなふうに語っておられます。

■わたしの意見

文京区は 【歴史と文化のまち文京】 で文化財も多いと思っている方、
ちょっと考えてください・・・

文京区にある歴史的建造物は、
国・都・私有地の「国指定重要文化財」、「登録文化財」や
東京都指定の建造物ばかりです。

文京区の所有する唯一の区指定文化財建造物は「区立新江戸川公園・
松声閣」(現在は老朽化で閉鎖中)だけ、と聞いています。

文京区所有の「元町公園」は歴史的価値・文化的価値があることは、
国や都も認めています。

なぜ、区長(行政)が「壊す」と言うのかわかりません。

今からでも【元町公園】を保存し、国・都そして文京区の「文化財指定建造物」と
して区民で誇れる公園を蘇らせましょう。

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2006年12月24日

都市計画審議会、傍聴記録 その2

「・・・匠の技」に答えたのは、誰? その答えの行方は〜。
さて、いよいよ傍聴記録 の続き 佳境?に入ります。

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これに対する神野課長の回答は小さな声で不明瞭な発言であったため内容がわかりません、ただ聞き取れたのは大谷(おおや)石を「おおたにいし」とお読みになったことと、カスケードの当初図面の裏にこの部分の設計者の名前があったこと、改修された部分などを考慮して区域Aと区域Bに分けたなどの話を何とか辛うじてメモできた程度です。
貴重な技術などが失われてしまうと問題だと思っている、調査報告書のまとめが結論なのか、という角野委員、いよいよ彼の結論に入ります。加藤周一氏曰く、日本の文化は雑種文化であり、それが昇華され、純化されたもの。元町公園には雑種文化は感じられるが、実際には昇華され純化されたものであるとは感じられない、ここまで引っ張ったところでようやく持論をまとめました。対する鹿倉委員、調査報告書について勝手な判断をしてしまうのではなく専門家の意見を聞くべきだ、区域Aと区域Bを分けたのは誰がどのような専門的見地から分けたのか、造園学会の再要望書、文化庁との関係も課題である、文化庁の調査官はこの現況調査報告書では不十分であること、加えて専門家との合意形成を図って欲しいということを文京区に伝えたと言っている、また朝日新聞の東京版に地元のまちづくり円卓会議が設立された記事が出た、区の担当者と一緒にまちづくりを考えたいというこれらの住民の意見にどう応えるかが課題。

笠原委員、元町公園は素晴らしい公園だと思う。角野委員が揶揄(やゆ)してこっそり、本当に自信を持って文化財だと言えます?と発言。笠原委員それにとりあわず世田谷での例をひきつつ、文学館をつくったらよい、人が集まる場所ができることで、管理状況も改善されるかと思う、形だけを残すのではなく小学校も併せて残すのが良いと思う。角野委員、公園100選の一覧で他の公園は堂々たるもの、区の「まちづくり指針」では元町公園は外堀通り沿いの景観ポイントとしては不十分とされ「文学の道」としての公園の再整備に触れ、壁泉やカスケードを道路側の前面に出すのが良いなどとしている、そのような中で実際に公園をどうするかという話。

国府田委員、現況調査の中で歴史性の検討がなされていないことが問題、例えば元町公園に保育所があったことなどに触れていない、(戦後のかまぼこ兵舎を再利用した保育所の出入口に立つ子供たちの写真を掲げつつ、保育所のことを語る)こうした生活の話が公園として歴史として重要である。ここで設楽委員が公園の生活の話にうんざりした様子で揚げ足をとりにかかる、(保育所は今はもう公園の中にはないということから)公園もなくしてしまえば良いということか(会場一瞬ぎょっとする)、元町公園だけが特別だったわけではないはず。国府田委員答えて、それを決めるのはこの都市計画審議会ではないのは確かだ、だがそういうことが報告書に書かれていないことが問題だと言っている。

鹿倉委員、月刊文化財(平成18年4月号)に文化庁記念物課主任調査官である本中氏の記事が掲載されている、そこには名勝としての公園の指定基準の例が示される中で、指定を行う対象に「大正12年の関東大震災の復興を契機として開設されたもの」との記述がある、それを熟慮してもらいたい。

角野委員、文化財保護審議会からは要望書が出ているなどの資料があることを考えたときに、会長として今回出されている資料の資料性の価値判断をお尋ねしたい。東村委員、思わずかっとなって、ここは都市計画審議会である、文化財保護審議会ではない、検討するための資料は出揃っていると思っている。
梶島委員ゆっくり落ち着いた感じで、先ほどの文化庁からのプロポーザルに対する意見の文脈がわからない、教えて欲しい。神野課長(相変わらず不明瞭な発言なのでよくわからないのですが)文化庁に説明に行った、都市計画審議会を開くという区の判断については理解をしてもらっていると思っている。10月の名勝部会では議題ではなかったようだが元町公園のことが話題に出たようだ。梶島委員、その意図は? と質問。神野課長、……(うーむ、緊迫してとてもいいところなのに残念ながら聞こえない)。

いよいよ戸沼会長の総まとめです。会議終了の定刻を30分過ぎた4時半頃。
造園の専門家からも意見は聞いた、現況調査報告書に、元町公園はすぐれた意匠と構成のものである、というまとめが出ている、その中で区域Aと区域Bを残すという案が出ている、「歴史公園100選」に選ばれたということはかなり重要なこと、ほぼ全部の関係する学会が残すべきだと言っている外部評価があることも重要、どこまで残すかという判断の中で文化庁とのやり取りが問題、自由広場から神田川までの段状のつながりは重要、文化財保護審議会に諮問をしないのは疑問、全体を見て判断すべきとのことであるが、区の文化財保護審議会の方々の意見はばらばらのように思う、それを短時間でも今度の案について正式に検討をすることを要請してもらうのがよいと思う、報告書はしっかりしたものだと思う、景観審議会の西村会長はまず全体を見て個々の内容を見ていくように話している、様々な方たちから今回の決定に重大な関心が寄せられている。週明けにもこの案について文化財保護審議会で良いか悪いかという話をしてもらいたい。
角野委員、学識として三者の意見をまとめて欲しい、資料が不十分ということでしょ。
戸沼会長、資料とそれに対する解釈の問題である。
国府田委員、文化財保護審議会だけでなく、この案を区民にも説明して欲しい。

場内ざわざわっとなる中で、戸沼会長、ということで審議継続とします、と言ったかいわないか(言ったんでしょう、きっと)。プレスの方達は会長を取り囲み、その他の委員、区の方々、傍聴の方々はそれぞれの思いを胸に会場を後にして行きました。何となく会場に所在なげに残っていたどこのどなたかは存じませんがご高齢の方達の最後のことば、今日のところはいろいろ言われて難しかったようだけれど、いずれ強行採決でしょ。

2006年12月24日

都市計画審議会、傍聴記録 その1

これを楽しみにしている方も多いと聞いております。
ぱぱっと傍聴記録です。正式な会議録は、後日、区から公開されますのでそちらをご覧下さい。

■平成18年度第2回 文京区都市計画審議会
定刻の2時から、文京区都市計画審議会が開催されました。
議事資料に追加あり。学術団体などからの保存要望書5件、文京区文化財保護審議会委員による連名の保存要望書、「日本の歴史公園100選」の資料、基礎調査委託の委託仕様書、元町公園の歴史性の継承について(案)。結局のところ、この追加資料の説明はなかった。

小野都市計画部参事により配布資料に基づき説明がなされる。
いずれも約40m×45m(一層分:約1,800u)の建物を中心にカスケードや壁泉を移設保存したA案とB案、同じく外堀通り側の正面階段とカスケードまでをそのまま保存したC案が示され(参考資料1)、これに基づいて9月4日に都市計画の専門家2名と造園の専門家1名に意見を聞いた旨の内容を説明する(参考資料2)。続いて同じ3案を見せて文京区文化財保護審議委員に二回に分けて意見を聞いた内容を説明(参考資料3)。
次いで「文京区元町公園現況調査報告書」(参考資料4)の概略説明。
以上の資料に基づいて庁内の検討委員会でまとめたという「元町公園の都市計画変更に伴う建築計画について」(参考資料5)を説明。正面階段とその西側部分からカスケードまでを現状保存領域:区域Aとし、正面階段の東側の部分から飾り井戸までを区域Bとして、一旦は壊すかもしれないが復元をする領域と説明した。それに併せて作成したというイメージパースを回覧。元町公園を部分的に保存する効果を高めるためにできるだけ建物を北側に寄せること、つまり公園との敷地境界ぎりぎりに配置をすること、通常は敷地内で通路をとることになるのだが今回は特例として、新設公園の一部を建築計画のオープンスペースの一部とすることができるようにする予定であることを説明。また、正面階段の東際に自動車用の出入口を設け、トンネルの高さを確保するためにその部分(区域B)の地盤面を上げてしまわなければならない、つまり現在のままの左右対称性は失われてしまうことを説明。

引き続き、添付資料はないものの、文化庁との協議内容について説明。文化庁に説明を求められたため、状況の説明に行ったとのこと。文化庁からは、元町公園は価値が高いので、保護の努力をして欲しい旨の要望があった。そしてプロポーザルの際につけるべき条件として3点、@公園の地割を配慮するよう工夫をすること、A正面の左右対称性について可能な限り配慮すること、B小学校の壁面などの保存活用を工夫すること、加えて、C事業者の選定に際しては文化財の専門家を事業者選定委員会に加えること、などの要望があった。文京区の解釈は@については、例えば北側自由広場と児童遊戯場の段差があるが、建物の内部の床で舗装を変えるなどして、その段差の位置を示す工夫をする、という何とも不思議なもの。Aについては、外堀通りに勾配があるので東側の地盤面が上がる可能性があるので完全な左右対称を残すことはできない、という説明にもなっていない説明。Bについては明快な解釈・回答は無かった。

小野参事が基調説明を以上で終わろうとしたところ、戸沼会長から元町公園が「歴史公園100選」に選ばれたことについての説明を求められる。これに応じて篠原みどり公園課長からの説明があったが、区で推薦をした新江戸川公園が選ばれなかったこと、近いうちに行われるであろう二次選定ではなんとか挽回したいということのみがよく伝わった何とも的外れで自分勝手な説明だった。


ここで2時半を過ぎ、質問の時間となる。

鹿倉委員から。11の内容について要望書を出しているが、そのなかで回答は4つしかない。きちんとした資料提供をされた上で審議としたい。神野特命担当課長の回答によれば、上に列記した追加資料が出せる限りの資料であって、プロポーザルに関わるものは公正を期すために公開できないとのこと。鹿倉委員、情報公開をかけたが、文化財保護審議会と景観審議会に諮問をしなかった理由、庁内の検討会の経緯の資料などが「不存在」扱いになっている、どういうことか。徳田企画課長の回答、事業スキームや区有地の扱いについての区の意思決定がなされていないのでそれまでは時限秘となっている。鹿倉委員、区民にきちんと説明をしないでおかしいのではないか。
ここで笠原委員、さまざまな学術団体などが保存の要望書を出しているようで、元町公園に歴史的文化的価値があることは確かであるのにこのような議論をしているのはおかしい。小野参事が答えて言うには、壊してよい、とは誰に聞いてもそうは思っていないと言うだろう、文化財の解釈と行政のまちづくりとがせめぎ合いとなる、安全性・防災性などを考慮したなかでのひとまずの結論である。これをうけて国府田委員、さまざまな残し方の意見があるなかで完全に残して欲しいという意見が多くある、区はプロポーザルにかける資料を持っているが審議会委員には公開されていない、どのようなものができるのかという情報がないので、よいか悪いかの判断ができない。小野参事、すでに結論が出ている訳ではなく、プロポーザルによりどういう形態・規模になるかが初めて示されることになる。(せめて規模を示せとの声に、参考資料5を基に)上の自由広場が2,700uあり、敷地の容積率から全体で17,000uの床面積の建物が建てられる、これを単純に割ると7階建てとなるが、現実的ではない、単純に規模と形態を決めることはできない、と回答。

梶島委員から、前回の都市計画審議会で、景観審議会と文化財保護審議会に意見を伺いたいと言った、ところが、参考資料3は文化財保護審議会の委員に聞いた意見の資料であるといいながら、発言者が明確でなく資料として不十分、発言内容と発言者が明確にわかるようにして欲しい。国府田委員の補足によれば、情報公開で調べても参考資料3については会議録が不完全で抜粋しか無い、しかも今朝になってようやく公開されたというとんでもない状況、一方で、9月4日の専門家の意見聴取のときの分はきちんと録音テープがあり議事録もしっかりしている。
徳田課長が矛先をそらす回答を行う、記録がしっかりしたものといえば、文化財保護審議委員の方々が連名で出した保存要望書について、要望書を受け取った助役が区の委員会で行った回答の記録が残っている、それによれば、文化財保護審議会の会長は現状のまま残したいという要望ではあるが、区の政策もあるだろうから考えて欲しいということであった、というもの。

鹿倉委員が改めて、諮問を行わなかった理由と景観審議会会長が景観審議会は区長から諮問をされなくても審議をして意見を述べることができると発言をしたことについての質問。小野参事、都市計画審議会に専門家がいないから意見を聞いておきたいということから始まったことでもあり、諮問を行わなかったことで結果として専門家の生の声を聞くことができたと考えている、また景観審議会から区長に意見を述べることができるというように定められている、と回答。これに対して梶島委員、さまざまな意見を聞いた事自体はよいと思うが、その内容がきちんと資料化されていないことが残念であり問題である。角野委員、それなら資料にすればよい、プロポーザルの部分は最終案に近いものが出ている、今日の結果を得てそれを盛り込むべきものでプロポーザル資料が未だないのは当然だろう。

ここで戸沼会長が少しまとめます。専門家の資料・意見はこれで十分だろうかとの疑問の声が出ている、審議のためにはプロポーザルの内容についてここでもう少し情報が欲しい。17,000uの建物が建つというイメージに対して公園に対して影が落ちるとどうか、高層棟が板状に建つ可能性があるなど。また前回の審議会では、敷地を分けてしまわないで計画をしてはどうかとの意見もあったが、なるほどそうか、と感心した。規模・形態としては区はできる限り多くの床面積を欲しいのだろう。

角野委員、前回の宿題は、公園に指一本触れてはいけないのかということに対してもう少し検討が必要だという話だったと理解している、プロポーザルの内容についてはその次の話。これに対して梶島委員は、文化財保護審議会と景観審議会の意見を聞きたいということのほかに、プロポーザル資料も近くまとまるということだったのでそれも見ておきたいと話をした、これも宿題の範囲である。
角野委員、今度は現況調査資料について、デザインは大事に残すべきだろうという印象は持ったが、個々のものをどうすれば良いかが知りたかったのにその点は相変わらず不明。

鹿倉委員、満を持して手製の紙芝居を示しつつ、17,000uの床面積に対して、総合設計をかけて容積緩和を受ければ5割増しの24,000uの建物となる。普通でも10階建て、場合によっては15階建てになる、これで地域の同意を得られるのか、高層棟に当たった風が巻き込むようなところで防災上安全だと言えるのか、日影の問題についても不明。設楽委員、選択肢が相変わらず狭いようだ、広い方向で考えたらどうかという話を前回にしたはず、プロポーザルの内容を聞きたいと思う。小野参事の回答、今の段階でこうなるという断定はできない、汐留に高層棟群ができたことで言われているように風を止めてしまうというようなことはここでは起きないと思うが、風害の起きないような対策は考えたい、日影については足下はその通りだが(とつい本音を言ってしまったことで場内の失笑を買う)、少し離れたまわりはそうではないと思っている。

大方委員、前回の話では、何が歴史性なのか、公園自体がどのようなものかということもわからない、という状態では都市計画審議会では責任を取れないという話だったと理解している、その説明を聞きたい。体育館を移転するということが区の方針なのであれば公園の全てを残すことは難しいだろう。
これに対して笠原委員の質問、体育館を移すことは区の方針なのか。突然、東村委員がいらいらした感じで、歴史性を残すのか、有効利用をどう考えるか、一歩たりとも譲らないということではなくどこでバランスをとるかという議論に入ってよいと思っている。角野委員マイペースで、この場では元町公園を旧小学校の場所に移転したいということを諮問されている、公園に手を入れてよいかということを検討すべきという宿題だった、プロポーザルによって日影や風の問題があるというのはその次の話で、保存について何ができるのかの結論をまず出すべきだ。

続いて国府田委員の質問、区はここは危ない公園だという話をするが、それは区の管理に問題があったのではないか。現況調査資料を読んでも、歴史性の継承をはっきりさせたいという意図のはずが、その点が書かれていない、このままではわからない、区はどう考えているのか。松田土木部長の回答、死角が多いということが危ないという点のひとつだが、公園の新設によって、死角を減らせると考えている、より安全になると思っている、維持管理については剪定や清掃の点でほかの公園と同等の管理をしている。神野課長、現況調査は目的にかなったものだと考えている、区域B(正面階段の東隣部分)について文化庁から配慮をして欲しいという注文があったことは考慮したい。国府田委員、同等の管理というが、近所の給水所公苑と比べると例えば剪定の回数は元町が約1/3しかないというのが実情。国府田委員の話が長くなりだしたところ、なぜかそれまで黙っていた岡崎、藤野両委員が活気づく、岡崎委員、この場は公園をどうするかという議論、使いやすい安全な公園にして欲しい。藤野委員、ホームレスもいるなどの問題を考えていく必要がある、いつでも安全であることが第一義であると思う。

角野委員、今日は相変わらずこだわっている宿題関連について、元町公園のなかに構造物がいくつもありそれぞれを残すべきかどうかを前回の宿題として聞いたつもりだった、そういうものはないのか、壁泉のアールはどうなのか、仕上げはどうなのか、匠の技はあるのか。

**********
さて、
角野委員の質問にはどんな答えが飛び出したのか。
この続きは、傍聴記録 その2 に続きます。
長いけど、最後までよろしくおつきあいください。

2006年12月23日

継続審議に対する声明発表

12月22日の文京区都市計画審議会が継続審議になったという結果をうけて、同日夕方5時に 「元町公園・旧元町小学校校舎の保全を求めてきた市民および団体有志一同」 による声明発表が行われた。一同を代表して、森まゆみ氏が声明文を読み上げ、区の関係者に対して区民と共に知恵を出し合い協働して問題解決の道を探ることを呼びかけた。

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声明の全文は下をごらんください。

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2006年12月22日

速報、文京区都市計画審議会、審議再継続!

22日に文京区都市計画審議会が開かれ、7月の審議継続に続いて今回も審議の継続となりました。
外部(学術団体など)からの評価の高さを考えると、文京区としての評価がきちんとしてなされていない、という点などが問題であるとされて審議の継続が決まりました。あらためて文化財保護審議会と景観審議会の意見をきちんと整えることという課題が示されて閉会となりました。まだまだやるべきことをやってないだろう、慌てずに落ち着いてすすめなさい、といったところです。
詳しくは後日おしらせします。

2006年12月12日

おぼえてますか? ぱぱっとかるた

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都計審を前にした緊迫したブログが続きますが、ちょこっと脱線。はるか昔、防災の日に一部お披露目した「ぱぱっとかるた元町公園」。あれから3ヶ月。とうとう絵札レイアウトが完成しました。癒し系イラストで人気のテラピン濱谷氏の個性豊かな絵札に思わず笑み(というか大笑い)がこぼれます。ちょこっと解説もつける予定です。このかるたで遊ぶと「元町公園、なんてステキな公園なんだ!!」と公園の歴史や魅力が十分ご理解いただけるはず!手前味噌ですがイ〜イかるたです。新年には晴れ晴れした気持ちで、ぜひ皆で大かるた大会を開催いたしましょう!!完成間近!!乞うご期待!!久々登場、亀でした。

2006年12月09日

「区民が主人公の文京区を創る会」 設立総会

煙山区政を粉砕すべく、
いよいよ 来年春の区長選挙 に向けて、区民の力が結集。

本日12月09日(土)、アカデミー茗台1階ホールにて
「区民が主人公の文京区を創る会」 の 設立総会 が開催されしました。

「区民による区民のための区政を実現する」という理念に基づきその実現のために必要な活動を行うことを目的としよう、という趣旨の団体の誕生です。

元町公園や新大塚公園の存続、小中学校の将来ビジョン再考、障害者の権利と地位の保障、湯立坂の環境保全、保育園の問題など、日夜、愚かしい行政とたたかっている100名近くの区民が集まりました。

本日の発足をもって、同会では大車輪で、区長候補の選出作業に入ります。

次回の集会は、来年01月09日(火)だそうです。


2006年11月03日

昨日は景観審議会

 11月2日に文京区景観審議会が開かれました。議事は「第6回 文の京 都市景観賞 最終選考」でした。

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第6回都市景観賞 景観創造賞(左)とふるさと景観賞(右)

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2006年10月08日

元町公園の調査

10月6日に文京区が「元町公園現況調査」を(財)文化財建造物保存技術協会に委託した、との情報を入手しました。
いよいよ文京区も元町公園が文化財であることを認めたか!?と思いきや、教育推進部庶務課長は、相も変わらず、「(文化財)指定が前提となってしまうので、文京区文化財保護審議委員会に諮問をすることはあり得ない」と言っておられる由。
文京区は、終に壊すため、記録のための「現況調査」をはじめてしまったのでしょうか。

2006年10月01日

公開質問状への回答 (その3)

いよいよ最終回です。9月10日の締切で文京区都市計画審議会区議委員のみなさまに質問状を出していた方から、9月いっぱいは返事を待ってみよう、ということでしばらく待ってみました。
しかしながら結局のところ、その後届いた回答はないということです。とても残念です。回答を出していただいていない区議委員の方々は、文京区の大事な財産である元町公園(ひいては区民の大事な財産でもあるわけですが)について何もご意見をお持ちではない、ということなのでしょうか。区議としての「職務怠慢」といわれてしまっても仕方ないかもしれません。 と話していたところ、質問状を出された方は、区議のみなさんはとっても忙しいんだから、こんなちっぽけなわけのわからない団体からの質問状なんてまともに取り合ってくれるわけないよ、と。世の中そんなことでいいのか!
さて、気を取りなおして、第三の質問と各委員の方々の回答です。
この質問に関連する最新情報としては、文化財保護審議会への元町公園の文化財的価値検討の諮問を教育委員へ請願する動きがあること、文化庁も元町公園の文化財的価値を調査・評価・記録すべきものであるという見解を持っているようであること(9/26の文京区総務区民委員会で明らかにされた)、11月2日に景観審議会が開かれること(ただし元町公園の件が取り上げられるかどうかは怪しい)。関係のみなさまの良識ならびに適切なご判断に期待しています。

質問3)7/26の都市計画審議会の後、教育長は「諮問はしない」と明言なさっているようです。これは、都市計画審議会委員のみなさまの議論を尊重しない浅慮なご発言と理解せざるを得ません。ご意見をお聞かせください。両審議会に諮る必要はないというならば、元町公園の歴史・文化性の検討ならびに景観的検討はどのようにすすめられるのでしょうか? この検討がなされなければ都市計画審議会で審議をすることは不可能であるという結論が7月26日の審議の結論ではないのでしょうか? 

・東村昭平委員(新生クラブ):結局のところ無回答

・山本一仁委員(新生クラブ):結局のところ無回答

・国府田久美子委員(日本共産党):
文化財保護審議会と景観審議会に諮って欲しいという要望が都計審からされたのは事実であり、特に元町公園の文化財的価値については、「文京区文化財保護審議会」の専門委員の意見を求めるのが最も妥当である。元町公園の価値については、都教育庁は「都がキチンと検証して文化財的価値があると言っているのだから、あとは家主の文京区の同意だけあればいい」と言っている程で、極めて価値が高い。

・岡崎義顕委員(公明党):結局のところ無回答

・藤野美子委員(公明党):結局のところ無回答

・角野英毅委員(自民党):結局のところ無回答

・鹿倉泰祐委員(市民フォーラム):
元町公園は、都からだけでなく国の専門家の方々からも「名勝」に相応しいとする意見が公表され、区文化財保護審議会(8月4日)では、元町公園について委員より正式に議論を求める発言があり、8月7日に現地見学も実施されました。区は、公園の所有者として文化財を守る義務がありますが、総務区民委員会(7月11日)での鹿倉の質問に、元町公園が文化財かどうかの調査を行うことも拒否しています。都内で唯一原型を留める震災復興公園である元町公園は、文化財保護審議会に諮問されることが必要です。

2006年09月28日

9月26日、27日総務区民委員会

9月26日と27日に総務区民委員会が開かれました。

委員の方々の追及により、文京区が秘密のうちにいろいろと進めようとしたために齟齬が出たこと、それを区民から隠すために不正をはたらき、うそをつき、こそこそと、とんでもないことをし続けていることが明らかになっています。
区民としてはただただあきれるばかり。

26日:元町公園について、鹿倉委員が区に対して質疑を展開。
文京区が9月6日に文化庁に協議に行っていたことが明らかになりました。内容は9月4日の識者を集めた秘密会議で提示された案を見せたようです。公園の1/4ほどの部分を残した案で、その部分を「登録文化財にできないか」というもの。

これはつまり、元町公園の文化財としての価値を自ら認めているということではないですか。それでいながらその文化財を自ら破壊しようとは一体全体どういうことでしょうか。これはもう立派な文化財保護条令違反です。条令を遵守させる立場の役所が自らそれを破ろうとは、ひどい役所もあったものです。

文化庁側は、まずは文化財としての調査・評価・記録をすること、それを前提にしないと話にならん、という感じで取り合わなかったようです。当然ですよね。

27日:ふるさと歴史館パンフレットの不正、検閲行為が明らかに。
今年の3月に「ふるさと歴史館だより」(全8ページ:文京区の歴史資料館で発行している、年間の行事予定などが書かれたパンフレットです)が、破棄され、溶解処分をされていることが明らかになりました。その上で4月になって、ほぼ同じ内容の全6ページのパンフレットを再印刷させているのです。何という税金の無駄遣い!ただもうびっくりです。
では一体なぜ文京区がこんなことをさせたのかというと、その失われた2ページが元町公園に関する記事だったからだというのです。「区民の混乱を避けるために破棄した」と答弁をしています。
この記事は歴史館の学芸員の方がお書きになったものなのだそうですが、それを区長部局が検閲し、出版公開を差し止め、別の新しいものを作製して何事もなかったかのように振舞おう(そのために公文書を偽造している)という、まるで戦時中の独裁政権のようなことが平気でまかり通っているのです。

こんな文京区に住んでいるのかと思うとすっかり背筋が寒くなりました。

2006年09月19日

蘇るカスケード  

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9/15に朝日新聞の取材がありました。簡単にその時の様子をご報告します。
参加者:地元の方5名+たてもの応援団1名+ぱぱっと2名
時間:10:30〜12:45
場所:元町公園+オレゴンルーム(近くのカフェ)

15分程遅れて到着すると、公園内を説明しながら皆で巡っていました。外堀側の鷲の像まわりのツタを取払った為、はっきりとその凛々しい姿が確認できるようになりました。
続いて一大イベントとして、カスケードに水を流してみました。多少時間はかかりましたが、かつての姿に、地元の方々は感慨深げにご覧になっており、水が流れることで、カスケードだけでなく、公園全体が呼吸を始めた気がしました。チロチロという流水音も本当に心地よいものですよ。「皆でこの時を共有したい」と強く感じた瞬間でした。

もうひとつ、新事実が判明しました。昭和第一高等学校側の塀に、大きな穴を埋めた跡が2箇所あります。なんと防空壕の跡でした。私も知らなかった・・・。「この中にお宝が?」という声に、地元の中園さん、「物がなかった時代ですからあり得ません」・・・・確かにそうかもしれませんね。
さらに新事実もうひとつ。皆さんは軟式野球のチームをつくっていたそうですが、その名も「パーク・フレンズ」。(横文字でハイカラ!)驚いた事に私の父もメンバーだったそうです。・・・これも全く知りませんでした。(個人ネタでスミマセン)

私たちは地域の方々、特に公園周辺の方々や昔から利用されている方々のこうした言葉や気持ち、思い出を、できるだけたくさんの方々に伝えていきたいと思っています。今回の取材がその一助となる事を強く願っています。(掲載日程は未定)以上簡単ですが、報告を終わります。

2006年09月15日

公開質問状への回答 (その1)

みなさまお待たせいたしました。文京区都市計画審議会の区議委員の方々への公開質問状回答の詳細が届きましたのでご報告します。9/1に質問を投げかけ、9/10が回答の期限だったようですが、今日15日の時点でもお返事をいただいたのはお二人だけのようです。まだお返事を出していただいていない委員の方々!まだ受け付けてもらえるそうなので頑張って出してくださいね。
さて、まずは第一の質問と各委員の回答をお読みいただき、このブログをご覧のみなさまもじっくりと考えてみてください。

1)総合体育館の建替え用地は、なぜ、現元町公園でなければならないのか不明です。 
みなさまは、この選択・決定を適切あるいは妥当とお考えですか? Yesの場合はその理由をご説明ください。

・東村昭平委員(新生クラブ):現時点で無回答

・山本一仁委員(新生クラブ):現時点で無回答

・国府田久美子委員(日本共産党):
NOです。(妥当でない)
 湯島総合体育館の建替えは、現在地にて行うことが不可能ではないと考えます。また仮に別の場所に建設する場合も、元町公園は東京都の名勝指定の対象になっており、極めて文化財的価値が高いということは、専門家、学会等からも指摘されている通りであり、現状を保存すべきと私は考えておりますので、体育館は公園を避けて建設すべきと思います。元町公園廃止には大反対です。

・岡崎義顕委員(公明党):現時点で無回答

・藤野美子委員(公明党):現時点で無回答

・角野英毅委員(自民党):現時点で無回答

・鹿倉泰祐委員(市民フォーラム):
NO
(理由) 区長は、区民や総合体育館(湯島4丁目)の利用者の意見も聞かずに、総合体育館を元町公園(本郷1丁目)に移設を計画しましたが、その隠れた理由は、二年近く前から秘密裏に進めてきた総合体育館用地と東洋文庫(本駒込2丁目)の用地交換を行うためです。この計画は、東洋文庫は総合体育館に移り、総合体育館が元町公園に移設し、元町公園は旧元町小の部分に移設し、東洋文庫敷地は昭和小学校の統合用地とするもので、開かれた場で区民の声を聞きそれを実現しようとするものではありません。

2006年09月08日

「モダンがまちにやって来た!」(7月24日開催)のご報告

みなさま、大変おそくなりましたが、去る7月24日に開催した緊急シンポジウム 「モダンがまちにやって来た!」 (於:旧元町小学校) について、講演者のかたが、当日のご自身のお話についての概要を送ってくださっているので、ここにご紹介したいと思います。原稿は、8月上旬にいただいていたのですが、いろいろ忙しくしていて、なかなか掲載できなくて申し訳ございませんでした。元町公園と旧元町小学校のこれから について、より広い議論と関心の輪がひろがる一助になることを祈っています。
なお、このシンポジウムは、都計審の前に大慌てで開催したようなこととなってしまいましたが、それでもそのときに、本郷元町パブリックデザイン連考/「モダンがまちにやって来た!」 という名前をつけました。
1回きりではなくて、連続講座のようなものをイメージしています。
わたしたちは、この元町の地でずっとずっと、パブリックデザインについて、みんなで考えていく集まりを続けていきたいな、という夢を抱いています。

元町公園と旧元町小学校が、パブリックデザインについて、そして、防災&震災(災害)復興について、、、、、の意見交換や心の交流の場として活かされていけば、と願っています。

では、前置きが長くなりましたが、7月24日の夜のお話の一部をお読みください。

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2006年09月04日

防災の日イベント第一部の感想

9/1防災の日。驚く程のどしゃぶりの中、スタッフの方の努力により無事イベントが開催されました。
15分遅れでスタートし、開会の挨拶や 「ぱぱっとかるた@元町公園」 のぱぱっとした説明の後、 「実存する事の重要性」 を説く小野先生によるお話がありました。

その後、待望のすいとん汁。

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2006年08月28日

「ぱぱっとかるた・元町公園 」制作中

私たち、「ぱぱっとかるた・元町公園」を制作してます。

元町公園の良さを余す所なく伝えたいと一大発起し、
皆で集まり、句を検討しました。
9/1に一部ご披露できると思います。
イラストは、メンバーのイラストレーター「テラピン濱谷」さんに依頼。
ほのぼの可愛いイラストです。
何てったって美しい元町公園ですもの。
素敵なかるたができること間違いなし。
「元町公園 大かるた大会」開催を目指し、日夜制作中。
皆さん、大会には是非是非参加して下さいね。
乞うご期待!!


2006年08月28日

TBS放映後の元町公園のようす

TBS 『噂の 東京マガジン』 放映(8月27日)後の元町公園に行ってきました。

文京の文化環境を活かす会の有志5人が、番組終了後、 蝉時雨れのなか公園にかけつけ、おいでになった方々にお話を伺った結果を ぱぱっと ご報告します。たてもの応援団にもご協力いただきました。有難うございます。


午後3時〜4時30分の1時間半のあいだの来訪者は、55名。

*「テレビを見てきた」という人は、男性・・・34名 女性・・・21名 

*どこから来ましたか?
  板橋、 四ツ谷、 世田谷(2)、 埼玉(2)、 杉並(2)、 三ノ輪、 
  墨田、 千代田(2)、 神田(2)、 川崎(2)、 渋谷、 市ヶ谷、
  成増、 高田馬場、 中野、 築地、 神保町、
  以上、区外から25名で 区内の方は20名。
  聞き取りが出来なかった方は10名。

*来園者は、男性がお一人で写真を撮っていた方が多かったのですが、ご夫婦などカップルでいらしている方もちらほら。

*来園者にお聞きしました。
○地元に住んでいるので幼・小・中・高と元町小学校の校舎へ通った。PTAとしてもきた。中学は一時第4中学校、高校は都立文京、戦後はGHQが使用した時期があった。
○戦時中は後楽園球場(元砲兵工廠)のところが高射砲陣地だったので、爆撃されるおそれがあったため元町小学校に陸軍が入っていた。戦時中、屋上に焼夷弾が落ち、穴があいていた。
○元町小学校の校庭で女子が体育の時は、男子は公園で体育をやった。公園に鉄棒があって逆上がりの練習をした。ここには思い出がいっぱいある。
○整備すればもっときれいな公園になるね。もったいない。
○もう何もかも決定しているのではないか、手遅れではないか。
○役人は建設業者と癒着して、天下りを考えているのかなぁー。
○昭和第一に通っている時、よく遊んだのでなつかしい。
○署名運動に協力します。
○都内が殺伐としてきたからこんな公園は貴重です。
○こんなすてきな公園あったのですね。ぜひ保存してください。
○大阪出身ですが、このあたりには江戸の面影を感じる。大事にしてください。
○区長は文京区の人ですか? こんないい公園をなくすなんて。。。
○緑を一旦無くすと,このように樹木が育つのに100年かかります。
○なぜ北側に移すのでしょうか。お金もかかるでしょ。
○とにかく残すべきです。がんばってください。


元町公園での緊急調査を終えて帰ろうとしたら、藤棚の下にいたホームレスのおじさんが、箒で丁寧に掃除をはじめた。みんな、この公園が好きなんですね。

TBS 『噂の 東京マガジン』 のウェブサイトはこちら。
http://www.tbs.co.jp/uwasa/20060827/genba.html

「新大塚公園を守る会」のウェブサイトはこちら。サイト内、掲示板の激論もご覧ください。 http://sakura.web5.jp/

2006年08月18日

すごいぞ、コンサル協!

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暑い一日でしたね、みなさん、お元気ですか?

ランドスケープコンサルタンツ協会関東支部の面々による元町公園巡検は、午後3時に集合してたっぷり5時半まで、たいへんな盛り上がり。
井下チームの上野さん、伊藤邦衛さん(本郷給水所公苑の設計もこの人 )など造園界の大先輩たちの仕事ぶりなどもお聞きすることができて、とても楽しい有意義なひとときでした。
今日集まれなかった人、そんなに残念がらなくても大丈夫。
近いうちに、また機会をつくりましょう。
関東支部のみなさんのフットワークの良さとパワーに、大感激いたしました。
こんなに沢山の方々が集まってくださるとは・・・・・。 
すごいぞ、コンサル協!! 

帰り道には小学校の方もぐるっとまわり、ご近所の金毘羅さまにもお参りして、元町公園のことをお願いしてきました。
環境緑化新聞さんも、お疲れさま〜。

2006年08月17日

TBS取材風景

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おや? 左の写真のレポーターの方は、かつての番組「よいこ、悪い子、普通の子」の「よしお君」ではないでしょうか?(皆さん覚えてます?) 取材中、さすがに皆さん少々照れくさそう・・。27日の放映が楽しみです。1時からですよ〜。
元町公園周辺の皆様!文京区の皆様!この番組を見て、「身近でこんなことが起こっているんだ」をぜひご確認下さい。

2006年08月16日

TBSテレビ

台風の影響で順延となっていた TBS 『噂の東京マガジン』 の取材・収録が、本日午後3時〜行われました。直前に激しい夕立に見舞われましたが、撮影開始とともに上がりました。
公園ご近所の方々と元一会会長さんがちょっぴり照れくさそうに、でも、雄弁に語っておられました。
まるで熱帯雨林のような湿度のためにレンズが何度も曇ってしまい、カメラマンさんは大変そう。また、音を取るのも簡単ではないのだなあと感心しました。外堀通りに面したメインエントランス辺りでは絵としては良くても、車と電車の音が人の話し声にかぶってしまうのでしょう。比較的音の静かな建部坂に面した入り口部分でのインタビューとなっていました。
レポータは、山口良一さん。

今日の取材と収録は新大塚公園と元町公園を対象にして行われました。
10日(木)には文京区役所の取材も済ませてあるそうです。
公園の東側に建つビルの屋上からも撮影していましたよ。
神田川を含めて、本郷台地の先っぽにある、という元町公園の立地がよくわかる面白い絵が撮れたことでしょう。楽しみですね。
先週収録された、陣内秀信教授(法政大学)のコメント等も合わせて編集され、番組は、今月最後の日曜日である27日の午後1時〜の放映予定です。

ぱぱっと 現場に駆けつけてインタビュー風景の写真を撮りましたので、近日中に掲載します。

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2006年08月11日

雑誌『日経アーキテクチュア』記事

『日経アーキテクチュア』2006年8月14日付けの最新号に、元町公園の記事が載っています。
この記事の全文は、同誌のウェブサイトで読むことができます。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/free/NEWS/20060721/130704/

2006年08月11日

新聞記事

8月10日付け東京新聞に区側が取材に応じた記事が載りました。
東京新聞の記事はhttp://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20060811/lcl_____tko_____000.shtmlで見られます。

2006年08月09日

新聞記事

8月8日(火)の東京新聞朝刊に、文京区文化財保護審議会「有志」による元町公園&旧元町小学校の現地検分の記事が、写真入りで掲載されています。
東京新聞の掲載ページはhttp://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20060808/lcl_____tko_____002.shtml

2006年08月07日

文化財保護審議会「有志」による「私的」現地検分、速報!

 今日8月7日、午後2時から文化財保護審議会「有志」の「私的」現地検分が実施されました。

 昼下がりの暑い最中にもかかわらず、集まった委員は、中村ひろ子氏(神奈川大学、民俗)をはじめ5名(大正大学の林克勝氏と副島弘道氏は欠席)。委員「有志」による「私的な」調査ということだったのだが、そこには文京区の職員も4名も集まっていた。文京ふるさと歴史館学芸員の川口氏の参加はうなずけるが、教育推進部部長佐藤氏・同庶務課課長原口氏・同文化財保護係係長青木氏が揃っておいでとは、「勝手なことをされては困る」ということであろうか。これら直接・間接の関係者計9名のほか、「陪席者」として建築・造園・都市計画の分野から各1名ずつの学識者と新聞記者1名…つまり、本日の巡検はなんと、総勢13名の大グループ!

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2006年08月04日

文化財保護審議会傍聴、行ってきました!

 ひとしお暑さが増し始めた朝のシビックセンターに、文京区文化財保護審議会の傍聴に行ってきました。委員の方々の発言も外の気温に負けず劣らず熱かったです。
 教育委員会からは諮問をするつもりはないので、文化財保護審議会での正式な審議とはならない、との脅し(?)にもかかわらず、懇談会を開いてでも元町公園と旧元町小学校の文化財的価値を検討すべきだ、とのご意見も出ていました。
 今回も正式な議事録が区によってまとめられるでしょうから、正確な内容はそちらをご覧下さい。まずは、ぱぱっと速報です。

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2006年08月02日

新聞記事

環境緑化新聞に元町公園の記事が掲載されました。今日手元に届きました。送っていただいてありがとうございます。縦にながながとしたなかなか立派な記事です。ただし、文京区都市計画審議会の日付が間違ってる。このブログをご覧の皆様はよくご存知の通り、7月26日に開催されたのですよね。

2006年07月31日

新聞記事

 7月28日付け「都政新報」紙面で26日の都市計画審議会が大きく取り上げられました。見出しは『文京区 復興公園に体育館建設 都計審継続審議で一致 文化的価値が争点』。「問題の発端〜課題は山積み」として詳細な記事が掲載されています。
都政新報のTopic News7/28日号はこちらです。

2006年07月30日

7月26日都市計画審議会傍聴、報告!

 先日の都市計画審議会の傍聴速報(ちょっと遅いけど)を出しておきます。ご興味のある方はご覧下さい。これは速報として ぱぱっと まとめたものですので、後日、議事録が区から出た暁にはそちらを正式なものとしてご参照ください。

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2006年07月28日

新聞記事

東京新聞は27日、 「区の安易さに疑問相次ぐ」 という見出しの記事を掲載しています。
東京新聞27日の掲載ページはこちら

2006年07月27日

新聞記事

東京新聞(25日夕刊)に、東京都が元町公園を指定文化財の候補にしていたことに関する記事が掲載されています。
東京新聞25日の掲載ページはこちら

2006年07月27日

たてもの応援団による署名の提出

7月21日(金)投函〆きりでお願いしておりました署名について、企画〜とりまとめ・提出をしてくださった たてもの応援団(谷根千工房気付) から皆さまに以下、ご報告です。

*** 
 たてもの応援団では、旧元町小学校と元町公園の保存要望書を都市計画審議会の前日25日に、文京区長あてに提出いたしました。要望書に添えた署名は754名です。ご署名くださった皆様にお礼とご報告を申し上げます。遅れて投函された方の分は、後日、追加で提出いたします。
 要望書は、区長または助役に直接手渡ししたかったのですが、とうとうアポが取れませんでした。よほど、お忙しかったのか、それとも「たてもの応援団」は怖がられているのかしら? と勘ぐってしまいました。
すてきな文京区になるように応援しているのにネ。
***

なお、元町公園と旧元町小学校に関する署名活動は、継続発展させていく予定ですので、今後ともよろしくご協力お願いいたします。

2006年07月26日

26日都計審は結論を先送り!

 体育館のこと、小(中)学校のこと、公園のこと、いろんな問題の連鎖に気がつき始めた多くの区民が静かに見守るなか、元町公園の都市計画変更(案)の審議会が開催されました。
 
 協議時間の殆どが 質問と疑問とそれらに対する回答 に費やされましたが、あいかわらず理解できないことだらけで、大多数の委員から説明不足や検討不足の指摘が続出しました。 というわけで、「今のままではとても判断ができない」 と総括され、元町公園の都市計画変更は、保留(継続審議?) となりました!
「このまま進めてしまっては、後世に大きな悔いが残りそうでとても恐ろしい」、という意見もでる等をふまえ、審議会会長である戸沼(とぬま)早稲田大学名誉教授から、今後は、事務局と協議の上、(次回)都計審以前に 文化財審議会ならびに景観審議会でも十分検討されることを希望する、と煙山(けむりやま)区長に申し入れることが明言されて、締めくくられました。
 
 審議会委員のみなさま、長時間、ごくろうさまでした。とくに、活発にご発言なさった区民委員の方々には本当に感服いたします。お疲れ様でした。
 今日の都市計画審議会は文京区では珍しく、開会30分前には、定員(25名)を軽く上回る傍聴希望者が集まり、主催者側からも「こんなに集まるとは思いませんでした・・・」というつぶやきが漏れるほどでした。会場に入れなかった人、暑い中、せっかく足を運ばれたのにご一緒できなくて、残念。
   

2006年07月25日

24日、ご参加ありがとうございました

 みなさま、24日のシンポジウムへのご参加ありがとうございました!
 おかげさまで旧元町小学校の旧図書室がほぼ満員になるほどの盛況でした。まずは元町公園を探検し、普段は見られない旧小学校の中も少し歩き回ることができ、とても新鮮な空間体験ができました。続いて、小野先生のお話で震災復興小公園がどのように生まれたのか、そして現在に至るまでたくさんの人々に使われ続けているという事実の大事さを感じ取ることができました。田所先生のお話では、当時の震災復興小学校がいかに突出して先進的なものであったか、そこに隠された興味深い意味というものが浮かび上がってきました。関東大震災の後の東京には、小学校と公園を拠点として、まさに身近なところにモダンがやって来た!のでした。詳しい内容は、近くご紹介できたら、と思っています。

2006年07月19日

新聞記事

東京新聞の朝刊に18日の動きが掲載されました。
東京新聞の掲載ページはこちら

2006年07月19日

フォーラム元町の風 

NPO法人雑歩庵、日本造園学会ランドスケープ遺産研究委員会、ぱぱっと会議ほか大学研究室有志からなるユニット、「フォーラム元町の風」主催による特別講演会『本郷元町公園の歴史と未来』が開催されました。スクラップ・アンド・ビルドから脱するまちづくりのあり方として、本郷元町公園の存続問題が大きく問われているという問題意識のもと、千葉大学や東京農大の先生が震災復興小公園の歴史などを解説しました。元東京都の樋渡達也さんは、復興公園事業のディレクター・井下清氏の功績について述べ、「多くの人の目で元町公園の在り方を見つめてほしい」と訴えました。これにつづいて雑歩庵さん、ぱぱっと会議からは元町公園の継承に向けた現在の取組みについて報告し、最後に参加者全員で元町公園の未来に向けた意見交換を行い、盛況のうちに終了しました。

2006年07月18日

240人の署名と嘆願書が助役に手渡されました

本日午後1時、公園近隣のみなさんの署名と「嘆願書」が提出されました。
区長の煙山 力氏に面談を申し込んでいたのですが「都合がつかない」とのことで、助役の関 賢二氏に手渡されました。

署名はなんと、240名分! 

区の誠意ある対応が、今後の動きを大きく左右することと思われます。
「元町公園を心から愛する」(「嘆願書」前文より)人々による嘆願は、全部で6つのポイントから成り、とくにユニークかつ、魅力的なのは、「現在の公園を破壊して移転する理由の説明に、地元からの苦情ということを挙げるのはやめていただきたい。」と明言している点です。
率直でチャーミングなこの「嘆願書」の全文は、こちら

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2006年07月16日

星に願いを

七夕の笹飾りにつけられた短冊を後片付けの日に回収しました。その中から元町公園に関するものをピックアップしてみました。

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2006年07月11日

0711総務区民委員会:ぱぱっと、傍聴して来ました。

今朝は、ぱぱっと会議でした。
07:00に公園集合で、七夕の最後の後片付けと短冊の整理。連絡事項と協議などであっというまに08:00過ぎ。10:00からの委員会には2名が傍聴に行くことを確認して「今日もいい日でありますように」、と解散。


さて、以下が傍聴の記録であります。まずは速報ということで、正確な内容は後日区によってまとめられる公式な議事録を参照していただきたいと思います。


■「旧元町小学校跡地活用の検討状況について」
  (今日の二番目の報告事項)
7/11の冒頭に企画政策部企画課課長が報告。以下資料内容であるが、ほとんどその内容を読み上げ繰り返すに留まり、補足部は()内程度。よって3〜5分程度であっけなく終了した。資料内にある今後のスケジュールの早さに驚愕。


旧元町小学校跡地等の検討状況について

***
1.これまでの経過 

18年3月29日 湯島・本郷地区町会長連絡会で基本方針並びに都市計画変更に関する説明会の開催について報告

4月5,7,8日 元町公園の都市計画変更に関する説明会の開催(2つの町内の町会総会に参加した)

4月19日 基本方針等について庁議報告

5月8日〜 隣接町会への説明

6月29日 湯島・本郷地区町会連絡会(口頭で区との意見交換会に訂正)にて説明


2.現在の検討状況

基本方針に基づき、共同事業者との事業スキーム及びプロポーザル条件の設定(コンサルを委託している)等についての調査、検討を行っている。


3.今後のスケジュール

18年7月 (仮称)旧元町小学校跡地等利用検討会設置(庁内組織を設置する)

9月 事業スキーム確定

10〜12月 プロポーザルによる事業選定

***
午前11時頃より、市民フォーラムの鹿倉委員が質問を始めた。

内容としては、計画決定の手順が前後してはいないか、手続きの書類が杜撰ではないか、計画の検討が不十分ではないか、区民への情報開示を怠ってはいないか、文化財としての元町公園をどう考えるのかなどの点を指摘したもの。

区の文書への情報公開を要求しているなかで、一番最初に今回の内容に係わると思われるものは、平成16年10月28日付政策調整会議録で、東洋文庫と昭和小学校、湯島総合体育館などの話が出てきているようだ(本駒込の昭和小学校は隣地の東洋文庫側へ拡張したい、東洋文庫は湯島の体育館跡地!?への移転合意というような内容らしい)。
今回計画を主導しているのは企画政策部企画課で、総合体育館についての通常の教育委員会(体育館の管理部局)との調整や予算の問題なども一度も話し合われた形跡が無いとの指摘については、平成16年に防災委員会で体育館プールの耐震問題が検討されているなどの答弁あり。

その後の細かい話はあるようだが、平成18年にはいると計画進行はいよいよ本格的になる。
2/1には庁内の文書で「旧元町小学校跡地の活用について」との話が出て、2/7には四中跡地の説明会の中で元町小学校跡地の話に触れているようだ。ところがこの時点では議会にも教育委員会にも話がされていない。
3/6〜7に前回の総務区民委員会開催、ここでこの件について簡単な報告あり(傍聴後に議事録を確認したところ、この時点では旧元町小学校跡地に体育館を建てたいとの説明をしている、ただし、公園側のほうへ少しずらすような手続きができないか検討をしたいとも言っている)。次いで3/13には教育委員会にも報告がされたようだ。

体育館整備の策定、権利設定などは本来は教育委員会の管理下にあるはずだ、との指摘に対しては、新しく「アカデミー推進」という改組のなかで、区長部局へ組み込まれているとの答弁。縦割り行政を改革するという改組が、ある意味では区長周辺の少数精鋭?部局が水面下で専横的な権力行使をするための方便に利用されているように思われる。庁内での通常の連絡会議や調整会議が開かれていないような様子もそこに理由があるようだ。そのためもあってか、とんとん拍子に進んでいる。

体育館を現敷地で建て替えるための許認可を出せないか、検討をしていないではないかという質問(練馬区などで体育館での事例あり、区内では音羽の鳩山氏宅や和敬塾に対して建築基準法の遵守を一部はずす許認可が出されていることなどを例示)に対しては、区内でほかに利用できる!?土地があるので検討の対象にならないとの答弁。

事業スキーム検討委託の仕様書も委員会に報告されていない。 ← 今日報告をしている。この事業スキーム検討はあくまで今後の検討のための基礎条件の整理である。

文化財としての価値についての話は、昨日の建設委員会でも話題になった(傍聴後に昨日の配布資料を確認したところ議題としては出されていないので、一般質問のような形で出されたものと思われる、行政センターでは議事録が出るにはかなり時間がかかるといわれた)のでここでは繰り返さないが、旧元町小学校が廃校になった時点で震災復興の歴史的価値は失われたと判断している、とのいつもの答弁。また、昨日の土木部は、元町公園は当時の雰囲気を残したものではあるが当時のものではないというような答弁をしたらしい。

東京都へ問い合わせたところ、平成16年度の史跡委員会で名勝指定の候補にしたいとの話が出たのは事実のようだ。都側は文京区からの回答が無く立ち消えになったと理解しているらしい。 ← 文京区としては正式な書類は受け取っていない、担当者レベルでの電話によるやり取りはあったようだ、という認識にとどまっている。区内の様々な施策の中で体育館建設を優先させる判断をした。プロポーザルの中で公園の扱いを検討はするつもりだ。

体育館の規模は?可能性だけでも答えよ。 ← 可能性としては少なくとも1万6千uの床面積の施設が建てられる。総合設計制度を活用すればその1.5倍なので2万4千u。
現在の総合体育館が4千u程度(実際には4,600u程度か)なので共同事業者の利用面積は区民の利用面積の5倍になるのか!などの応答あり。

昼休み1時間を挟んで13時30分頃、鹿倉委員、半ば強制的に質問をまとめさせられる。

続いて共産党関川委員の質問、ただし短くするよう圧力あり。

区民への説明不足ではないか。 ← 昨日の建設委員会で、地域説明を都市計画審議会前に行う旨を答弁している。都市計画法上の手続きは済ませている。

四中跡地の検討の際には「ありかた検討会」を開いて二年かけて検討をした、今回は検討会は開かないようだし、説明会が3回のみのべ42名が参加しただけだ。 ← 街区公園なので3回でよい。意見書ももらっている。

意見書は60件ほど届いているらしいが、都市計画法17条の手続きを踏んだとして通してしまうつもりか。 ← 都市計画法に基づいた手続きをもってすすめている。

今までの事例では審議会でいくら意見を言っても文京区は聞く耳を持たない。まちづくりとしても(こうした手続きなど)おかしいのではないか。 ← 公園に隣接した体育館という計画は防災上も有効なものであり、まちづくりとしても有効であると考えている。

というあいかわらず頓珍漢な受け答えで、13時50分頃、元町公園関連の議題は幕。
他の委員たちは、質疑応答中、いい加減にしてはやく次の議題へいこうぜ、という雰囲気。
公明党堀内委員は、元町公園は文化財になっているわけではない!と口を挟む。
新生クラブ(民主)斉田委員は、手続論としてはきちんとすすめて欲しい、とコメント。
ほかの委員たちは基本的には、われ関せず、でした。            以上!


                                                


注):基本方針に基づき、共同事業者との事業スキーム及びプロポーザル条件の設定(コンサルを委託している)という説明がありましたが、この「コンサル」というのが、建設通信新聞2006.06.21に載っている「トデック」という会社のことでしょうか。 説明会などでも一向に明らかにされない基本方針とは果たしてどのような内容なのでしょうね。

2006年07月11日

近隣の方々が署名運動を開始しました!

地元も決して事態に甘んじているわけではない、という熱い心意気をみせています。この署名運動は、本郷2丁目界隈の在住・在勤者を対象として行われており、元町公園に近接してお住まいの方々が発起人となって、七夕まつりクロージングの翌日、8日(日)から盛り上がっています。
今月の14日(金)締め切りで、18日(火)には
「湯島の体育館は湯島での建て替えを!」
「歴史的・文化的価値ある現在の公園は手を入れながら愛しみ、断固存続!」といった内容の嘆願をつけて、区長に提出する予定です。

2006年07月08日

元町公園七夕まつりのご報告!

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7/3から七夕の飾りつけをはじめ、7/7にフィナーレを迎えました。
みなさまご協力ありがとうございました。

笹飾りの短冊は500枚以上お配りしました。
そのうち、元町公園とお隣の東京田中千代服飾専門学校の笹につけていただいたものが200余枚、その他、小笹と共にお持ち帰りなど、みなさまそれぞれで、元町公園に思いを馳せつつ、お楽しみいただいけたことと思います。

7日夕方のクロージングには、地元の方々にもお集まりいただき、公園にまつわる思い出のお話なども少し伺うことができました。
運動会の徒競走で一等賞をとったこと。ラジオ体操の思い出や野球チーム、水泳の授業をお母さんが公園から応援していてくれたこと。公園の「ばるこ」からみたでっかい夕陽、小学校の高い高い煙突、スチームストーブでお弁当を温めた冬の日のこと。公園の鳥小屋にいた白いオウムや撫子の図案が美しい校章の思い出。4世代に渡って元町小学校に通ったご家族のこと・・・。
震災復興小公園〜元町公園のことをまとめたパネル展示を見ていただいたり、スライドを見たり、「元町小学校校歌」や「東京市歌」を唄ったり、千葉大学の赤坂先生にお話いただいたり、カナダからのお客様ナンシー先生(ランドスケープ・プランニング&デザイン)ご一行の飛び入り参加があったり。
ちょっと、きまじめ過ぎたかもしれませんが、お集まりくださった40名弱のみなさまには、元町公園の魅力をあらためて感じていただけたのではないでしょうか。

七夕には「マコモ馬」が要るだろう、といってつくってくれた方、古河からはるばるマコモを刈って持って来てくださった方々、笹の伐り出し、搬送にご協力くださった方々、設置や飾りつけに馬力とセンスを発揮してくださった方々、「東京市歌」のダビングをしてくださった都生活文化局の方、電源の供給にご協力くださった東京田中千代服飾専門学校の方々、
みなさまのおかげで楽しい七夕まつりができました!
ありがとう!!!

七夕だから一年に一度だけ、といわず、
近々の次回イベントにもご参加くださいね。

2006年07月05日

アンケートにご回答いただいた皆様へ

7/5に、ぱぱっと会議・元町公園メンバー白濱万亀、新堀学らで文京区役所の都市計画部計画調整課に意見書33通を届け、無事受領されました。あとは審議にかかるかどうか、皆でお祈りしましょう。(神頼みデス)
短期間での慌ただしいアンケート実施でありましたが、予想以上に多くの方にご回答いただき、深く感謝しております。(7/6にアンケートご回答いただいた方、申し訳ございません)
追ってアンケート集計結果も当ブログに掲載したいと思います。適宜当ブログをご確認いただければ幸いです。今後ともご参加・ご協力をよろしくお願いします。