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2006年10月01日

公開質問状への回答 (その3)

いよいよ最終回です。9月10日の締切で文京区都市計画審議会区議委員のみなさまに質問状を出していた方から、9月いっぱいは返事を待ってみよう、ということでしばらく待ってみました。
しかしながら結局のところ、その後届いた回答はないということです。とても残念です。回答を出していただいていない区議委員の方々は、文京区の大事な財産である元町公園(ひいては区民の大事な財産でもあるわけですが)について何もご意見をお持ちではない、ということなのでしょうか。区議としての「職務怠慢」といわれてしまっても仕方ないかもしれません。 と話していたところ、質問状を出された方は、区議のみなさんはとっても忙しいんだから、こんなちっぽけなわけのわからない団体からの質問状なんてまともに取り合ってくれるわけないよ、と。世の中そんなことでいいのか!
さて、気を取りなおして、第三の質問と各委員の方々の回答です。
この質問に関連する最新情報としては、文化財保護審議会への元町公園の文化財的価値検討の諮問を教育委員へ請願する動きがあること、文化庁も元町公園の文化財的価値を調査・評価・記録すべきものであるという見解を持っているようであること(9/26の文京区総務区民委員会で明らかにされた)、11月2日に景観審議会が開かれること(ただし元町公園の件が取り上げられるかどうかは怪しい)。関係のみなさまの良識ならびに適切なご判断に期待しています。

質問3)7/26の都市計画審議会の後、教育長は「諮問はしない」と明言なさっているようです。これは、都市計画審議会委員のみなさまの議論を尊重しない浅慮なご発言と理解せざるを得ません。ご意見をお聞かせください。両審議会に諮る必要はないというならば、元町公園の歴史・文化性の検討ならびに景観的検討はどのようにすすめられるのでしょうか? この検討がなされなければ都市計画審議会で審議をすることは不可能であるという結論が7月26日の審議の結論ではないのでしょうか? 

・東村昭平委員(新生クラブ):結局のところ無回答

・山本一仁委員(新生クラブ):結局のところ無回答

・国府田久美子委員(日本共産党):
文化財保護審議会と景観審議会に諮って欲しいという要望が都計審からされたのは事実であり、特に元町公園の文化財的価値については、「文京区文化財保護審議会」の専門委員の意見を求めるのが最も妥当である。元町公園の価値については、都教育庁は「都がキチンと検証して文化財的価値があると言っているのだから、あとは家主の文京区の同意だけあればいい」と言っている程で、極めて価値が高い。

・岡崎義顕委員(公明党):結局のところ無回答

・藤野美子委員(公明党):結局のところ無回答

・角野英毅委員(自民党):結局のところ無回答

・鹿倉泰祐委員(市民フォーラム):
元町公園は、都からだけでなく国の専門家の方々からも「名勝」に相応しいとする意見が公表され、区文化財保護審議会(8月4日)では、元町公園について委員より正式に議論を求める発言があり、8月7日に現地見学も実施されました。区は、公園の所有者として文化財を守る義務がありますが、総務区民委員会(7月11日)での鹿倉の質問に、元町公園が文化財かどうかの調査を行うことも拒否しています。都内で唯一原型を留める震災復興公園である元町公園は、文化財保護審議会に諮問されることが必要です。