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2006年10月30日

もちょっとくわしく~:日本の歴史公園100選!

先日お知らせした元町公園 「日本の歴史公園100選」 受賞について、きょうは、もう少し詳しくお知らせしましょう。何といってもメデタイですからね~。
以下、100選が発表された10月27日の「ひろげよう 育てよう みどりの都市」全国大会(日比谷公会堂)の資料から抜粋してお伝えいたします。

Q1. 元町公園のほかにはどんな公園が選ばれたの?
A1. 東京都内では9件の公園が選ばれました。そのうち、何と文京区所在は3つもあるのですよ。どこだかわかりますか? その3つとは、小石川後楽園、六義園、そして元町公園です。日比谷公園や上野公園にならんで元町公園が堂々100選のひとつです!!!

Q2. 日本の歴史公園100選って?
A2. 都市公園法施行50周年の記念の根幹をなす事業です。
選考された公園は、いずれも、地域に愛され、地域のシンボル、地域づくりの核、郷土の誇りとなるなど、地域振興の拠点となる公園整備を高めていく代表的事例にふさわしい公園である、と認められ、公表されたものです。
平成18年8月10日から9月8日までの約一ヶ月間に全国から寄せられた推薦を対象にして選考されましたが、「歴史的・文化的資源」の受け止められ方に、地域間などで大きな相違があったそうで、「城」や「城址」と一体となった公園に推薦が集中し、古代や近代の資源を活かした公園の推薦は、相対的に少なかったそうです。

■都内の100選!(カッコ内は、所在地と公園管理者です)ぜんぶ知りたい?

日比谷公園(千代田区、東京都)
浜離宮恩賜公園(中央区、東京都)
小石川後楽園(文京区、東京都)
六義園(文京区、東京都)
元町公園(文京区、文京区)
上野恩賜公園(台東区、東京都)、
旧岩崎邸庭園(台東区、東京都)
旧安田庭園(墨田区、墨田区)
旧古河庭園(北区、東京都)の9つです。

■選考の基本方針教えてあげる~

1.古代、中世、近世、近代等の時代や資源の内容にかかわらず、歴史的・文化的資源を適切に保存・再生・活用しながら、公園として一体性のある整備がなされている公園を選考する(史跡のみを評価しない)。

2.地域の象徴となり、観光振興・地域振興の拠点、郷土愛の醸成など、大きな効果を現に発揮している公園を選考する。

3.可能な限り時代や地域による偏りが生じないよう選考する。

■日本の歴史公園100選 選考、審査はどんな人たちが実施したのでしょう。

越澤 明(委員長、北海道大学大学院教授)、本中 眞(文化庁文化財保護部記念物課主任文化財調査官)、重田 雅史(国土交通省総合政策局観光地域振興課長)、小川 陽一(国土交通省都市・地域整備局公園緑地課長)、有路 信(社団法人日本公演緑地協会常務理事)、伊藤 英昌(財団法人公園緑地管理財団副理事長)、冨田 祐次(財団法人海洋博覧会記念財団理事長)

 

2006年10月28日

朝日新聞10/28東京版

朝日新聞東京版10/28に、元町公園が「日本の歴史公園100選」に選ばれた記事が掲載されました。
文京区のみどり公園課長のコメントは「歴史的な公園だと思われた方がいるということ。区が推薦した別の公園がはずれたのは残念だ。」
まるで元町公園は文京区のものではないような言い方です。それならいっそのこと、元町公園の所有権を放棄して区民に返してくれませんかね。そしたら文化財登録をあっという間にするのだけれど。

2006年10月27日

日本の歴史公園100選!

文京区元町公園が、日本の歴史公園100選に選ばれました!

2006年10月21日

10月20日朝日新聞

10月20日の朝日新聞朝刊に元町公園の記事が掲載されました。

http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000000610200001

2006年10月11日

11月2日 景観審議会詳報

先日お知らせした景観審議会の開催告知が文京区報にも掲載されました。11月2日午後3時30分~5時、シビックセンター24階委員会室で開かれます。傍聴の申込みは電話で文京区計画調整課へ(TEL:03-5803-1240)、締切は10月25日です。
「第6回文の京 都市景観賞」の選考をするようです。元町公園の応援に行きましょう!
7月の都市計画審議会のときのように、きっと、どかっと人が集まりますから(みんなで行こうね!)事前に申し込んでおいたほうが良いですよ。

2006年10月08日

元町公園の調査

10月6日に文京区が「元町公園現況調査」を(財)文化財建造物保存技術協会に委託した、との情報を入手しました。
いよいよ文京区も元町公園が文化財であることを認めたか!?と思いきや、教育推進部庶務課長は、相も変わらず、「(文化財)指定が前提となってしまうので、文京区文化財保護審議委員会に諮問をすることはあり得ない」と言っておられる由。
文京区は、終に壊すため、記録のための「現況調査」をはじめてしまったのでしょうか。

2006年10月01日

公開質問状への回答 (その3)

いよいよ最終回です。9月10日の締切で文京区都市計画審議会区議委員のみなさまに質問状を出していた方から、9月いっぱいは返事を待ってみよう、ということでしばらく待ってみました。
しかしながら結局のところ、その後届いた回答はないということです。とても残念です。回答を出していただいていない区議委員の方々は、文京区の大事な財産である元町公園(ひいては区民の大事な財産でもあるわけですが)について何もご意見をお持ちではない、ということなのでしょうか。区議としての「職務怠慢」といわれてしまっても仕方ないかもしれません。 と話していたところ、質問状を出された方は、区議のみなさんはとっても忙しいんだから、こんなちっぽけなわけのわからない団体からの質問状なんてまともに取り合ってくれるわけないよ、と。世の中そんなことでいいのか!
さて、気を取りなおして、第三の質問と各委員の方々の回答です。
この質問に関連する最新情報としては、文化財保護審議会への元町公園の文化財的価値検討の諮問を教育委員へ請願する動きがあること、文化庁も元町公園の文化財的価値を調査・評価・記録すべきものであるという見解を持っているようであること(9/26の文京区総務区民委員会で明らかにされた)、11月2日に景観審議会が開かれること(ただし元町公園の件が取り上げられるかどうかは怪しい)。関係のみなさまの良識ならびに適切なご判断に期待しています。

質問3)7/26の都市計画審議会の後、教育長は「諮問はしない」と明言なさっているようです。これは、都市計画審議会委員のみなさまの議論を尊重しない浅慮なご発言と理解せざるを得ません。ご意見をお聞かせください。両審議会に諮る必要はないというならば、元町公園の歴史・文化性の検討ならびに景観的検討はどのようにすすめられるのでしょうか? この検討がなされなければ都市計画審議会で審議をすることは不可能であるという結論が7月26日の審議の結論ではないのでしょうか? 

・東村昭平委員(新生クラブ):結局のところ無回答

・山本一仁委員(新生クラブ):結局のところ無回答

・国府田久美子委員(日本共産党):
文化財保護審議会と景観審議会に諮って欲しいという要望が都計審からされたのは事実であり、特に元町公園の文化財的価値については、「文京区文化財保護審議会」の専門委員の意見を求めるのが最も妥当である。元町公園の価値については、都教育庁は「都がキチンと検証して文化財的価値があると言っているのだから、あとは家主の文京区の同意だけあればいい」と言っている程で、極めて価値が高い。

・岡崎義顕委員(公明党):結局のところ無回答

・藤野美子委員(公明党):結局のところ無回答

・角野英毅委員(自民党):結局のところ無回答

・鹿倉泰祐委員(市民フォーラム):
元町公園は、都からだけでなく国の専門家の方々からも「名勝」に相応しいとする意見が公表され、区文化財保護審議会(8月4日)では、元町公園について委員より正式に議論を求める発言があり、8月7日に現地見学も実施されました。区は、公園の所有者として文化財を守る義務がありますが、総務区民委員会(7月11日)での鹿倉の質問に、元町公園が文化財かどうかの調査を行うことも拒否しています。都内で唯一原型を留める震災復興公園である元町公園は、文化財保護審議会に諮問されることが必要です。