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2006年07月31日

新聞記事

 7月28日付け「都政新報」紙面で26日の都市計画審議会が大きく取り上げられました。見出しは『文京区 復興公園に体育館建設 都計審継続審議で一致 文化的価値が争点』。「問題の発端~課題は山積み」として詳細な記事が掲載されています。
都政新報のTopic News7/28日号はこちらです。

2006年07月30日

7月26日都市計画審議会傍聴、報告!

 先日の都市計画審議会の傍聴速報(ちょっと遅いけど)を出しておきます。ご興味のある方はご覧下さい。これは速報として ぱぱっと まとめたものですので、後日、議事録が区から出た暁にはそちらを正式なものとしてご参照ください。

文京区都市計画審議会 平成18年7月26日14時~ 於:区議会第1委員会室

○開会、区長挨拶、諮問が型どおり行われ、区長は早々に退出。

○続いて都市計画部計画調整課小野参事より、当日配布資料に基いて、「東京都市計画公園の変更について(文京区決定)」の説明がなされる。
 今までの説明会、縦覧などで語られてこなかった内容であらたに付言された点は、都市計画公園の4つの機能を挙げたことである。その機能とは、1.レクリエーション、2.環境保全、3.防災、4.景観形成であるとして、それぞれについて新しい元町公園の利点を説明した。1.については平坦地が増えること、2.については体育館側にも緑化をすること、3.は北側住宅地に直接公園が面すること、4.については歴史文化上の地域のシンボルは損なわれてしまうことは認識しているが、部分的に残す努力はする、などの内容を述べた。
 また、縦覧の時点では公にされておらず、今回あらたに付け加えられた資料としては、「都市計画公園の考え方」と「元町公園の都市計画変更に伴う文京区の考え方について」がある。前者は都市計画部長名義で出された文書で、都市計画公園が文京区の「基本構想」と「文京区緑の基本計画」に適合すべきであることを確認している。後者は、東京都知事に対して文京区長が考え方を説明するという形式を持ったもので、上記の4つの機能向上をうたい、加えて体育館建設の際のプロポーザルの予条件がまとめられている。予条件として1.外堀通り側から新しい元町公園へとつながる園路の設置、2.外堀通り側の現状と同等の緑化、3.現在の元町公園の歴史性の継承、4.新しい元町公園との一体的利用の4点があげられている。

○14時半過ぎから、現時点での情報を整理するための質問という形で討議が開始される。
 まず大きな論点としては、文化財的価値を認められるかということと、地域住民は公園をどう受け止めているかということ。
 国府田委員から都からの文化財指定の打診の真偽と地域住民からの苦情の実情について質問あり。
 企画政策部徳田企画課長は、文化財関連として、25日夕刊の東京新聞記事について事実と異なる点があり抗議をしたと述べるが、平成16年8月にまず電話で打診があったことを認めた。続いて9月に面談、その後は再び電話で安全上の問題などで指定を見合わせたいことを話し、その後は双方何も連絡はない、と回答した。ついで具体的には復興小公園としての価値、デザインとして優れていることは認識しているが、正式には文化財的価値については一切検討をしていないことを明らかにした。小野参事は何らかの形で歴史性を考慮したい旨を繰り返す。梶島委員(埼玉大学教授)より歴史性や文化性を議論するのではなく、文化財としての検討をすべきである旨の発言があった。区側からは、都とのやり取りの中で文化財に指定をされてしまうと利用者に危険な場合があることがわかり、街区公園として利用者重視の公園としたいことを述べた、部分的に文化財的なものがあることはわかっているので残す配慮はしたいと回答。
 また、苦情については土木部篠原みどり公園課長が回答したが、その後の鹿倉委員からの追及でここ数年間のなかでたった4通の公聴はがきによるものであること、そしてその内容も異臭がすることに対してホームレスを何とかしてほしいという苦情であるなど、公園のありかたそのものを問い直すような内容ではなかったことが明らかとなった。次に、公的データ上では、元町公園利用者は年間3400人あまり(平成17年度)であり利用者数が少ないことを移設の理由として挙げた。同じく鹿倉委員の調べた公園連絡員の日誌からは公園が十分に活用されていることが伺え、その検討がなされていないことを指摘。また元町公園に隣接する地区の在住・在勤者たち240名の公園を残してほしいという署名にも言及した。小野参事は、自分が公園を訪れたときは誰もいなかった、と述べて会場内の失笑を買っていた。
 次に、緑地景観についての質問へと転換。
 設楽委員(区民公募)より文京区の提案している緑の軸とは何か、新しい元町公園がその軸に面しているとの説明だが内容が不明瞭であるとの質問。小野参事が説明を試みるも、要は「絵空事でしかない」としか思えないとの委員の結論を引き出しただけだった。
 次いで、新しい公園への日照の話から新築施設の形状・規模などへ話題が移る。
 国府田委員より公園の日照について質問あり、都の公園担当者とも話したが建物の北側にわざわざ公園をつくることは常識外だ、とのこと。プロポーザルで条件をつけて建物形状を規制し一日中日陰になってしまうわけではない場所をつくることはできるとの小野参事の回答。
 梶島委員から質問を受けて、徳田課長から経緯などの説明あり。湯島の総合体育館は一部耐震上の問題があり建替えが必要、当初小学校側への建築を考えたが、区財政に負担を与えないよう共同事業者を募りやすい公園側での建設へ変更。現状では区有地として今後どう扱うかを検討中、共同事業者はマンション業者などではなく公的な機関を対象としたい、規模は未定だが、少なくとも体育館の現状4600?に共同事業者の必要面積を足したものとなる。再び梶島委員より、事業計画が先行していることを憂慮、床面積をどれほど増やせば共同事業が成り立つと考えているかとの質問。徳田課長は区有地を提供することでの共同事業であることを強調、8月に事業スキーム検討が終わると回答。その結果が出てから都市計画公園変更の審議としてはどうかと梶島委員。
 質問だけで意見を交わすこともなく終了予定の16時に近づいてしまったので、まずは30分の審議延長が戸沼会長(早稲田大学名誉教授)より動議され了承される。
 そして、公園のイメージの継承についての話題から、最後に各委員にひとことずつ意見を求める。
 角野委員より、公園をよくしたいと思っていることは分かるが、その具体的イメージが現段階では全くわからない、震災復興のイメージなのか、文化財価値はどうか、緑をどうやって担保するのかなどわからないことが多いと質問、知恵を出し合ってよい方法を模索してもらいたいと述べる。篠原課長が外堀通り側の壁泉とカスケードは残したいと発言。服部委員(区民公募)は遺構を残すことを考えればよい、やってみなければよいか悪いかわからないと発言。設楽委員、学術的価値はここでは判断しかねる、様々な意見を入れて多面的・総合的に判断をお願いしたい、公園部分を先に決めてしまうのはおかしい、体育館とまとめて検討をしてほしい。笠原委員(区民公募)、文化財的価値をどう考えるか、公園をどうするか、意見が混乱しているようだ。国府田委員、プロポーザルの全体像が明らかになった時点でもう一度話をしたい。鹿倉委員、文化財的価値を検討していないのは問題だ、公園移設を決める前に一体的な整備計画を提示するべきだ。梶島委員、まずは文化財としての検討を文京区文化財審議会で検討してほしい、景観形成上でも大きな意味のある場所、歴史的景観軸にものっているところなので、文京区景観審議会でも検討をしてほしい、土地利活用の検討結果を待ってから結論を出したい。大方委員(東京大学教授)、現段階では情報が少なすぎて結論を出せない、9月に出し年内には業者を決めたいというプロポーザルの結果を見たうえで都市計画公園の決定、継続審議としたい。戸沼会長、個々の部分の文化財としてばかりではなく、空間構成全体としての重要性もあるだろう、プロポーザル設定条件などにおいて制限を設けずに、角野委員のいうように知恵を出し合ってはどうか。
 角野委員の提案から最後に明確になったこと。公園の敷地と体育館など施設を建てる敷地は、最終的には、それぞれ区有地と共同事業者敷地とに分ける必要がある、ひとまず今回の提案のように分けておけば何とかできると思っていた、との小野参事の発言に対し、大方委員より、その分ける位置も含めてプロポーザル要件とすべきだろうとの提案。
 最後に戸沼会長より、今回は審議継続とすること、そして文化財審議会と景観審議会を開くことについては事務局と諮って区長に打診を検討するとの宣言にて、延長後の時間通り16時半に審議終了。

2006年07月29日

24年前のきょう

 元町公園は昭和の終わり頃、開園当初の姿に敬意を表しつつ、バリアフリーの斜路をつけ加えるなど、日常の使い勝手に配慮した小粋な「復原」的整備が施されています。この仕事のきっかけとなったのは、新聞の小さなコラムでした。

 朝日新聞に「日記から」というコラムを持っていた芳賀 徹(はが とおる)東大教授(当時)は、24年前のきょう(1982年7月29日)、次のように書いています。

 
「 去年から『文化としての都市景観』という研究会をつづけている。樋口忠彦、陣内秀信という景観工学や建築史の俊秀、それに小木新造さんと私という人文畑が加わって、計4人の小チーム。いまは大正大震災から戦前昭和の東京が主題である。随時いろんな専門家が馳せ参じてくれる。
 原田勝正氏の話で、新宿駅で中央線が山手線と同ホームに並ぶようになっているのは、経費より乗客の便を先行させた大正デモクラシーのあらわれという。いまもその便にあずかる私たちは、なるほどとうなる。
 戦前から長く東京の都市計画にたずさわった前島康彦氏の話によると、震災前の東京には22の公園しかなかった。それが、震災後にはわずか7年間に、いっぺんに55にふえた。そのうち52は900坪平均の小公園だが、すべて地域の小学校校庭と隣接させて造られたという。
 防災と都市美と地域民生のための、なんと巧みなアイデア。しかもそれら小公園はみな設計が異なり、当時のドイツの雑誌をお手本にして、抜群にモダンなものだったという。その設計図が日比谷に残っているというので、調べようと思っていたら、この間の研究会で陣内さんに全部報告されてしまった。
 戦後、これらの公園は、都から区に管轄が移された。とたんにめちゃくちゃになって、いまは見るかげもないという。ただ一つ残ったのは本郷元町公園。今日、私は自転車でその小公園を訪ね、しばし木かげのベンチで昭和モダニズムの夢にひたった。」

2006年07月28日

新聞記事

東京新聞は27日、 「区の安易さに疑問相次ぐ」 という見出しの記事を掲載しています。
東京新聞27日の掲載ページはこちら

2006年07月27日

新聞記事

東京新聞(25日夕刊)に、東京都が元町公園を指定文化財の候補にしていたことに関する記事が掲載されています。
東京新聞25日の掲載ページはこちら

2006年07月27日

たてもの応援団による署名の提出

7月21日(金)投函〆きりでお願いしておりました署名について、企画~とりまとめ・提出をしてくださった たてもの応援団(谷根千工房気付) から皆さまに以下、ご報告です。

*** 
 たてもの応援団では、旧元町小学校と元町公園の保存要望書を都市計画審議会の前日25日に、文京区長あてに提出いたしました。要望書に添えた署名は754名です。ご署名くださった皆様にお礼とご報告を申し上げます。遅れて投函された方の分は、後日、追加で提出いたします。
 要望書は、区長または助役に直接手渡ししたかったのですが、とうとうアポが取れませんでした。よほど、お忙しかったのか、それとも「たてもの応援団」は怖がられているのかしら? と勘ぐってしまいました。
すてきな文京区になるように応援しているのにネ。
***

なお、元町公園と旧元町小学校に関する署名活動は、継続発展させていく予定ですので、今後ともよろしくご協力お願いいたします。

2006年07月26日

26日都計審は結論を先送り!

 体育館のこと、小(中)学校のこと、公園のこと、いろんな問題の連鎖に気がつき始めた多くの区民が静かに見守るなか、元町公園の都市計画変更(案)の審議会が開催されました。
 
 協議時間の殆どが 質問と疑問とそれらに対する回答 に費やされましたが、あいかわらず理解できないことだらけで、大多数の委員から説明不足や検討不足の指摘が続出しました。 というわけで、「今のままではとても判断ができない」 と総括され、元町公園の都市計画変更は、保留(継続審議?) となりました!
「このまま進めてしまっては、後世に大きな悔いが残りそうでとても恐ろしい」、という意見もでる等をふまえ、審議会会長である戸沼(とぬま)早稲田大学名誉教授から、今後は、事務局と協議の上、(次回)都計審以前に 文化財審議会ならびに景観審議会でも十分検討されることを希望する、と煙山(けむりやま)区長に申し入れることが明言されて、締めくくられました。
 
 審議会委員のみなさま、長時間、ごくろうさまでした。とくに、活発にご発言なさった区民委員の方々には本当に感服いたします。お疲れ様でした。
 今日の都市計画審議会は文京区では珍しく、開会30分前には、定員(25名)を軽く上回る傍聴希望者が集まり、主催者側からも「こんなに集まるとは思いませんでした・・・」というつぶやきが漏れるほどでした。会場に入れなかった人、暑い中、せっかく足を運ばれたのにご一緒できなくて、残念。
   

2006年07月26日

次回ぱぱっと会議

ぱぱっと会議は、ぱぱっと明日(7/27)です。
朝7時~8時 @元町公園。
雨天決。お近くの方、覗きにいらしてくださいませ。

2006年07月25日

26日夜、緊急会議!

雑歩庵さんからのお知らせです。
ぱぱっと、会議の場を設定してくださいましたので、万障お繰り合わせの上、ご参集ねがいます。


7月26日(水)の都計審を受け、同日19:00より 緊急会議 を開きたいと思います。
都計審の報告及び今後の進め方においてご相談したいと思います。
是非お集まり下さい。

日時:7月26日(水) 午後7時~午後9時頃
会場:男女平等センター 研修室D  文京区本郷4-8-3(本郷小学校前)

雑歩庵
東京都文京区本郷4-29-14 堀江ビル
電話・ファックス 03-5684-1751
メール yano_zappoan@cpost.plala.or.jp
ホームページ http://www13.plala.or.jp/zappoan/

2006年07月25日

わたしの意見

今日ご紹介するのは、縦覧期間中に提出する意見書作成をめざした アンケート に寄せられたひと言です。 アンケートに参加してくださったみなさま、ありがとうございました。


Q3. 元町公園での想い出があればお聞かせ下さい。
 祖父の家のまん前だったので、遊びにいくたびに、そこで多くの時間を過ごしました。おじいちゃんの家に行くのと、元町公園に行くのは、ほとんど一体で切り離すことはできませんでした。

Q4. 現公園を壊し体育館を建設(公園は北側に再建設)するという区の計画に関して、コメントをお願いします。
 ああ、またあのあまりに安易な「開発」ですか、という失望。
 そして東京はまた一層時間の厚みをそぎとられて薄っぺらな場所になってゆく、という落胆です。
 特に文京区は東京の中でも、かろうじて「厚み」を誇っていた場所であり、それゆえに都会の人々に貴重な「故郷」感を与え、根無し草としての存在に「根っこ」の感覚を与えうる場所だったのです。
 どうか、計画 の見直しをお願いしたいものです。

Q5. その他ご意見等ございましたら、自由にご記入下さい。
 子どもが犠牲になる事件が頻発すると、公園の大きな木を切ることによって安全を図るという動きが生じます。起こる事件そのものにも増して、木を切って安全を、というこの安易な対応にこそ、現代社会の危機が表れているとぼくは考えています。
 大木のもとで遊ぶことを知らずに育つ子どもたちの心の中に残される空虚のことを我々大人は想うべきではないでしょうか。
 現代の殺伐とした社会のありさまを憂う者は、まず、木を切り続け、生き物たちを絶滅に追いやり、経済効率のために子どもたちの遊び場を、隣人たちとの憩いの場所を奪ってきたことにこそ、思いを馳せるべきではないでしょうか。


辻 信一
明治学院大学教授、文化人類学

2006年07月22日

速報! 意見書の提出成果について 

締切り(7月5日)までに文京区に受理された「意見書」は全部で75通でした。

都市計画部の計画調整課が、この「意見書」の内容を読み込んで、「意見書の要旨」というものを都市計画審議会の資料として一覧表にまとめて委員に当日(7月26日)配ることになっています。
通常この資料の冒頭には、賛成○通、反対○通という内訳が明記されているのですが、今回の元町公園の場合は、提出総数75通、という書き方しかされていないようです。 
これはなぜかというと、
何と、このような性急で不透明な横暴きわまる都市計画変更に賛成する、という意見がゼロ! だったからです。

2006年07月20日

7/24 集合!

ずっと仮称のままだったシンポジウムのタイトルをさっき ぱぱっと会議 して決めましたので、改めてお知らせいたします。
超一級にハイカラ・モダンだった元町公園と元町小学校。
今回は、小学校を 「使って体験」 しちゃおうかい!?
懐かしい人も初めての人も、善男善女みんな集まれ~。


   
                     

本郷元町パブリックデザイン連考/「モダンがまちにやって来た!」

  日時 2006年7月24日(月) 17:00-21:00
  場所 旧元町小学校(現:東京田中千代服飾専門学校)1F大教室     
       文京区本郷1-1-19、
        (水道橋駅~徒歩3分、御茶ノ水駅・本郷三丁目駅~徒歩5分)
  申し込み不要・無料

  プログラム
  17:00 公園ツアー (ランドスケープアーキテクト 菅博嗣)
  18:00 開会
  18:10 講演1 震災復興小公園         (東京大学 小野良平)
  18:40 講演2 震災復興小学校と佐野利器  (日本大学 田所辰之助)
  19:30 トークセッション    小野良平×田所辰之助
  20:10 (仮)co-lab.元町:千葉大生等によるワークショップ???
  20:40 閉会


  公園ツアーにご参加の方は、やぶ蚊対策をお忘れなく。

2006年07月20日

わたしの意見

文京区長 煙山 力 様


都市計画公園の変更案に関する意見書


 元町公園に関する都市計画公園の変更案について、以下の通り意見申し上げます。意見の対象には、縦覧の内容に加え、本年4月上旬の区による説明会における説明および質問に対する回答内容も含まれています。

1. 元町公園および旧元町小学校敷地へ都市計画公園と総合体育館を一体的に整備する計画についての区の説明として、新しい総合体育館の規模や導入機能については未定とする一方で、今回のように公園のみ単独で都市計画変更の手続きが行なわれることは、一体的整備をうたう以上、計画のプロセスとして順序が逆です。全体計画から個別計画へと進むのが都市計画の基本ですから、全体計画の提示と議論なしに公園の変更のみが提示され、わずかな説明会で意見を集め、縦覧手続きに入った区の手法は根本的に誤っています。したがって公園の計画変更は一旦白紙撤回し、全体の計画の中で公園の今後のあり方についても考え方を示すべきです。なお、説明会において「なにができるかわからない」と区自らが明言するような「無計画」のなかで公園の変更だけ先行しようとするのは、あきらかな区の情報隠しとも受け止められ、この意味でも本件を審議会での案件とすること自体が直ちに中止されるべきです。


2. 39年前に造られた建物の老朽化のために、その倍近く古い76年前に造られた、十分に現役の公園や建築物を破壊することは、都市の歴史への配慮が著しく欠けており、社会資本をストックとして活用するような持続可能な開発のあり方が強く求められる近年の社会動向からも甚だ時代遅れです。このような区の基本姿勢は、文の京(ふみのみやこ)なる基本構想から大きく乖離するもので、区の見識が厳しく問われます。75余年をへて、文化財的価値も指摘される元町公園は、現在地において適切に維持すべきであり、文化財の価値が指摘される元町公園の存廃の方向性は、区や都、国の文化財保護に関係する審議会等の意見を聞くべきです。まちの文化財はいまや文化的資産としてまちづくりに生かすのが常識であり、文京区はスクラップ・アンド・ビルドの旧態然とした考え方を改めるべきです。


3. 築39年という湯島の総合体育館は、公共建築として特段に古いものとは考えられないので、改修などの可能性も含め、区は建替えの必要性についての客観的な根拠を示すべきです。その上で立替がもっとも合理的であり、かつ湯島の体育館が現在地で建替え不可能ならば、体育館機能を他の場所への移転した後、湯島の敷地が将来的にはどのように活用されるのかが提示されるべきです。そして同時に総合体育館の建設候補地について、候補地の比較から決定に至る検討プロセスを公表すべきです。それがなければ、なぜ元町小学校、公園の敷地が建設予定地として適しているのか、住民は是非を客観的に判断することができないからです。なお新聞(建設通信新聞2006年6月21日)などで先に湯島への東洋文庫移転の件が報道されるのは区の情報隠しを証明しています。


4. 4月上旬の説明会では、「総合的」に検討した結果、公園の移設という結論に至ったという趣旨の説明がありましたが、この検討過程でどのような条件を設定し、どのような案を検討対象とし、これをどのような観点から評価して総合的に検討したのかについて、詳細を公表すべきです。それがなければ、住民は誰も検討案の是非を客観的に判断できないからです。


5. 4月の素案に示された現公園に対する区の問題点の指摘(高低差によるバリアフリー問題、樹木の繁茂や死角による安全安心問題)は、技術上、管理上の工夫で改善可能な問題であるので、現公園を移転すべき理由として説得力をもちません。これは自宅の玄関に段差があったり、自宅の庭の樹木が茂りすぎたからといって、引越しをする人はいないことを考えれば自明のことです。このように公園を移転すべき理由が詭弁であるということは、公園を移転すべき別な理由があることを示すもので、これもまた区の説明不足を示すものです。


6. 現元町公園に対する住民からの苦情があるということですが、一般に住民は苦情以外は行政に意見をしません。ですから公園の存廃に関わるような計画を行なうにあたっては、単に寄せられた苦情を住民の声とするのではなく、「文の京」自治基本条例にいう区民に対し、現公園の良い点、悪い点について広く調査を行ない、結果を公表すべきです。


7. 縦覧の理由書に説明されている、防災公園としての位置づけとしては、公園敷地が広幅員で街路樹のある道路に面している現在の公園位置のほうがより安全であり、外堀通りから切り離す計画案はこの点で改悪案です。


8. 縦覧の理由書に説明されている、神田川に沿った風致地区や緑のネットワーク上の位置づけとしては、神田川に近い現在の公園位置のほうがよりネットワークに寄与しており、外堀通りから切り離す計画案はこの点で改悪案です。縦覧に示された案はこれら(前記7と8)を公園移転の理由の骨子としているので、これらのことから合理性を一切欠いた不適切な案であると結論できます。


                                               以上

2006年07月20日

ビアガーデン

大横丁にビアガーデンが出現!

わいわい楽しいイラストのポスターを発見しました。

時間:7月23日(日)午後4時~6時
おしながき:ビール200円、おつまみ200円
ビンゴゲームも有ります。

場所は、公園から北へ徒歩3分くらい。
壱岐坂通りを越えて、三河神社のちょいと先の商店街です。
雨天の場合は7月30日(日)に順延ですので、
みんなでてるてる坊主をつくって願かけしましょう。

2006年07月19日

雑誌『散歩の達人』が取材に

あいにくのお天気にもかかわらず『散歩の達人』の取材班が元町公園にやってきました。8月21日発売号で、本郷・神保町・神楽坂辺りの特集を組んでいるそうです。『散歩の達人』って知ってますよね? ほのぼのとぼけたトーンのなかに、山椒のような隠し味が香りたつ まち歩き雑誌(交通新聞社発行)です。
おこさまから寿クラスまでお楽しみいただけると思いますので、
8月21日は、あなたもわたしも本屋さんへ!

2006年07月19日

新聞記事

東京新聞の朝刊に18日の動きが掲載されました。
東京新聞の掲載ページはこちら

2006年07月19日

フォーラム元町の風 

NPO法人雑歩庵、日本造園学会ランドスケープ遺産研究委員会、ぱぱっと会議ほか大学研究室有志からなるユニット、「フォーラム元町の風」主催による特別講演会『本郷元町公園の歴史と未来』が開催されました。スクラップ・アンド・ビルドから脱するまちづくりのあり方として、本郷元町公園の存続問題が大きく問われているという問題意識のもと、千葉大学や東京農大の先生が震災復興小公園の歴史などを解説しました。元東京都の樋渡達也さんは、復興公園事業のディレクター・井下清氏の功績について述べ、「多くの人の目で元町公園の在り方を見つめてほしい」と訴えました。これにつづいて雑歩庵さん、ぱぱっと会議からは元町公園の継承に向けた現在の取組みについて報告し、最後に参加者全員で元町公園の未来に向けた意見交換を行い、盛況のうちに終了しました。

2006年07月19日

わたしの意見

元町公園に係わる都市計画公園の変更案に対する意見書


文京区長 殿

 
 元町公園に係わる東京都市計画公園の変更案に対して反対します。

 大震災復興事業の記憶を伝える日本の近代まちづくりの生きた空間としてきわめて貴重な場所である。
 実際に体験できる空間であることに重要な意義があるため、別の場所に同じ名前の公園ができてもこの大切な歴史と記憶と体験は継承されない。
 したがって今回の変更案には反対します。
 壊してしまっては二度と戻らない日本の宝である。

2006年07月18日

240人の署名と嘆願書が助役に手渡されました

本日午後1時、公園近隣のみなさんの署名と「嘆願書」が提出されました。
区長の煙山 力氏に面談を申し込んでいたのですが「都合がつかない」とのことで、助役の関 賢二氏に手渡されました。

署名はなんと、240名分! 

区の誠意ある対応が、今後の動きを大きく左右することと思われます。
「元町公園を心から愛する」(「嘆願書」前文より)人々による嘆願は、全部で6つのポイントから成り、とくにユニークかつ、魅力的なのは、「現在の公園を破壊して移転する理由の説明に、地元からの苦情ということを挙げるのはやめていただきたい。」と明言している点です。
率直でチャーミングなこの「嘆願書」の全文は、こちら

文京区立元町公園の都市計画変更に関する嘆願書


文京区長 煙山 力 殿

元町公園市民の会     
      本郷二丁目元一会会長 諸岡健至
      本郷二丁目在住 芳賀 稔
      本郷二丁目在住 橋口博二
      本郷二丁目在住 中園靖雄

   
時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
元町公園と旧元町小学校を用地として、総合体育館と公園を一体的に整備するという計画があることに先立ち、元町公園の都市計画変更を急いでおられることに関して、以下の嘆願を公園近隣の在住・在勤者ら240名の署名を添えて提出いたします。
これまで本件につきましては(社)日本造園学会、(社)日本建築学会、建築史学会などから続々と「要望書」が提出されていることを承知しております。これらに対する区長のご回答を拝見いたしましたところ、ほぼ同一の内容のみを繰り返しておられ、誠意が感じられません。たいへん遺憾に存じます。
体育館を公園と一体的に整備しようとしていることは、説明会や「要望書」へのご回答からも推察はしております。しかしながら、私たちは、全体計画すら提示されないままに、公園の都市計画変更のみを先に推し進めようという行政に、賛意を示すわけにはまいりません。
私たちは、まちの歴史・文化を語り継いできた元町公園の存続を強く希望しております。元町公園を心から愛しており、日々この公園の近くに暮らし、これが失われてしまうことには、断固として反対いたします。ストックを活かして持続可能性を希求する昨今の社会動向に鑑みましても、また、文京区は文の京なる基本構想を掲げておられることを考えましても、今回の計画についての区の見識は、疑わざるを得ません。
また、これまで説明会や建設委員会・総務区民委員会などにおいて、元町公園の都市計画変更を正当化する理由として、「元町公園について地元から苦情がでている」ことを挙げておられることを知り、たいへん驚いております。元町公園はご存知の通り、開設後80年近くを経た長寿の公園でありますし、日々の利用に問題がないとは申しません。しかしながら、公園を壊してゼロからつくり直さなければならないほどの深刻な問題を見出してはおりません。
以上をふまえて、次の6点を嘆願いたします。


1.湯島の総合体育館を建て替えなければならない理由が区民に十分理解されていないように思います。詳しくご説明いただきたい。かつ、現在の場所で建て替えることを十分に検討し、その結果を区民に説明会をもって開示していただきたい。 
-「東京都の建築安全条令に適さない」、ということをご説明いただいておりますが、建築審査会の同意を得るなどして適用を除外できる可能性があるはずです。


2.元町公園と旧元町小学校は現状を大きく変えることなく再整備してより積極的に活用できる方策を、時間をかけて協議・検討させていただきたい。


3.上記1をふまえた上で体育館を元町公園と元町小学校跡地に計画せざるを
得ない場合には、体育館は小学校側に建設していただきたい。


4.上記1~3について、都市計画審議会の開催前に、先般元一会総会の際に担当課長が明言された地域説明会を開催し、ご回答いただきたい。


5.元町公園と旧元町小学校の利活用検討のための委員会を設置していただきたい。 
-この委員会には、少なくとも、地元住民代表の委員数名と公募による区民委員3名、学識経験者(造園学、都市計画学、建築学、土木学から少なくとも各1名)の参加をお願いいたします。


6.現在の公園を破壊して移転する理由の説明に、「地元からの苦情」というこ
とを挙げるのはやめていただきたい。

-公園を壊してつくり直さなければならないほどの深刻な苦情や要望を地元から提出した事実はございません。


ご多用中とは存じますが、事態は急を要しております。本嘆願書へのご回答を速やかに文書でお送り下さるよう、要求いたします。なお、本文書の副本は、(社)日本造園学会、(社)日本建築学会、(社)日本都市計画学会、(社)土木学会、建築史学会および主要メディアに対して公開する所存でございます。


以上

2006年07月18日

わたしの意見

文京区長 煙山 力殿
                    
慶應義塾大学文学部講師 川西 崇行
                   


都市計画変更(元町公園)に関する意見書

 標記について6月29日に元町公園に関する都市計画公園の変更案を縦覧いたしました。
 標記の公園は、旧東京市等にによる帝都復興事業によって設けられた貴重な復興小学校・復興小公園の一つであり、その後の行政組織の改編を経て特別区の管理に移ったもので、一にその利害関係人は地元地域住民(文京区民、学区域住民等)に限定されず、広く都民共有の財産であります。また、この時期(昭和戦前期)の学校・公園施設が原状を保っている点に於いても極めて貴重であり、その点に於いては、都民のみならず、国民共有の文化財的存在と言っても過言ではなく、その観点に立って、以下縦覧に対する意見を申し述べるものです。
 関係図書を縦覧したうえで、都市計画変更案(元町公園)に関して、以下の諸点について意見を申し述べますので、区関係部署並びに都市計画審議会で慎重に審議されることを求めます。

 変更案の骨子は、現存の小公園・元町公園(約0.35ha)を廃し、隣接する旧元町小学校跡地に新たに、ほぼ同一規模の街区公園・元町公園(約0.36ha)を設けること−すなわち、ほぼ同一規模・面積の公園を隣接地に置き換えるという主旨であると理解致しております。
 理由書には「誰もが利用しやすい地域に開かれた公園として整備し」とあって、既存の小公園・元町公園(以下、元町公園)は斜面地にあってバリアフリー・防災機能の付加等の観点から使い勝手が悪いため、隣接の平坦地(旧元町小学校敷地)に移設するという説明がなされておりますが、頭書・後記の通り、元町公園の歴史的な希少性等、その固有の価値を差し引いても、多大な公費を投じて同一規模の公園を隣地に移設するという計画は常識的には理解しがたく、理由書の別条に「区有地の有効活用と公共施設の適正配置を図ると」あること等から類推するに、斜面地に現存する元町公園を廃止後造成し、老朽化の問題が取り沙汰されている区立総合体育館(湯島四丁目)に代替する大規模施設を新設する等の建築計画が、本変更案の大前提にあることが半ば透けてみるものとなっております。
 しかしながら、本変更案では変更理由として「バリアフリー化等公園機能の改善」のみを明示し、「公共施設の適正配置」、すなわち、本変更案に連動していることが推察される区立総合体育館(湯島四丁目)の老朽化対応・移転新築についての言及に乏しいのは、都市計画審議会における審議の形骸化、区民への情報公開の真正さなどの諸点から誠に由々しき問題を生じるものと考えます。
 また、上に述べたスキームに従って、元町公園を廃した敷地に新たな大規模体育施設等を新築・移設した場合、休閑地となる現在の区立総合体育館敷地(湯島四丁目)の利用について、区がどのような転用・土地利用を企図しているのかという点についても大きな疑念を感じざるを得ません。
 区に於かれては「現在の元町公園が持っている、神田川沿いの緑の連携や歴史性については、プロポーザルの前提条件とし、可能な限り配慮するつもり」であるとの見解を持たれてると仄聞致しておりますが、敷地変更・大きな地形の改変を前提とした本変更案にあっては、如何なる設計を為すとも、その歴史性や景観的特徴を真に継承することは不可能であり、下記の諸々の事由により、旧元町小学校校舎および元町公園がほぼ創建当初の形態のままに保たれている原状を保全し、まちづくりの観点の上から重要な歴史的資源として積極的に利活用すべきであると考えます。
 また、区立総合体育館(湯島四丁目)の老朽化に伴う改築については、建築諸法令に照らして詳細かつ緻密な検討を重ね、様々な創意工夫を凝らしてもなお、現在地における改築が全く不可能であるとの判断に至った場合にのみ移転を検討し、仮に、相当の体育施設等を旧元町小学校敷地に移す場合にあっても、既存の旧元町小学校校舎の利活用・一部修改築など、極力、現状を維持すべきと考えます。

 区に於かれては、本意見書の他、広く市民の意見を反映するよう努め、また、都市計画審議会における慎重且つ公正な審議、ならびにその結果としての本変更案の抜本的な見直しを強く求めます。

(1)当該の元町公園および旧元町小学校は、歴史的に貴重な物件であり、まちづくりの上からも歴史的資源として極めて重要であるから、基本的には一体のものとして扱い、機能的な付加を為す等して現況の保存(利活用)が望ましい。

(2)環境・景観上も、神田川岸・本郷台地縁部の崖線に位置する貴重な緑地であって、現況のまま維持することが望ましい。

(3)本変更案は、文京区基本構想「『文の京』の明日を創る」の「歴史的遺産の価値に対する共通認識を醸成し、その保存と活用を図る」に違背し、また案件の重要さに比して区民への周知が十分とは言えず、広範かつ慎重な論議が必要である。

(4)区立総合体育館(湯島四丁目)の老朽化問題−体育館等大規模施設の新設については、諸法令に照らして一層の厳密な検討を経ての現地改築、あるいは別用地の検討など、別の方策を検討することが望ましい。

(5)区立総合体育館(湯島四丁目)の機能を当該の元町公園および旧元町小学校に移転せざるを得ない場合、既存建物を修改築するなどして極力、現況の佇まいを残し、(部材の保存やイメージ保存、レプリカ等ではなく)現況を保全することに努めるよう希望します。

以 上

2006年07月16日

星に願いを

七夕の笹飾りにつけられた短冊を後片付けの日に回収しました。その中から元町公園に関するものをピックアップしてみました。

元町公園での想い出を消さないで/まちづくりはみんなの仕事だ/このさき、なにもかもがいいほうこうにむかいますように。/ホームレスが居たっていいじゃないか/公園は公園であり続けることが大事です/元町公園で来年もまた会おう/こんな小さな公園を守れないでどーする。/元町公園の近くで生活して居り、色々な思い出が沢山有りこのまま残して下さい。/残すぞ、元町小、元町公園/おほしさまにお願い、元町公園を都市再開発の犠牲にしないようにね。/身近な生活文化の値打ちを知る人は? 出でよ生活文化人!!/大事な近代遺産を未来に残そう/元町公園がいつまでも元町公園でありますように/元町公園が美しい街の礎となりますように!!/震災の記憶を歴史の中で実感しよう/みんなでがんばれますように/元町公園をもってゆかないで下さい、お願いします/元町公園と小学校は永遠にここに!!/元町公園はいつまでもここにこのままで/元町公園を残して下さい。いろいろな思い出がありますので/元町公園は取ってゆかないで残しておいて、残しておいてください/これからも元町公園の桜を見たい!/元町公園を取ってゆかないで。元町公園をつれてゆかないで下さい/みんなが元気で楽しくここでいつまでも。元町公園大好きです。/緑と公園を愛する心が広がり、元町公園がまもられますように。/おもい出のつまったこの公園を伝えよう/来年の七夕もまたここでお祝いできますように/車窓からいつも見ています/元町公園を是非残して下さい/公園をこわすなんてあってはならないことです。みんなでがんばりましょう/みんなへ、造園の分野でがんばって木と動物とまちと人を幸せにしていきたいね/おねがい おねがいします ◎元町公園をつれてゆかないで つれてゆかないで/いつも電車から眺めています/元町(絶筆)/お星様 御願いします。元町公園を取ってゆかないで下さい/元町公園の緑をまもろう/文京区政に明星を。元町公園を壊したら恥ですぞ/元町公園があれば明日地震がきても安心/貴重な緑を減らすな/元町よ永遠なれ/東京にでかい地震がきませんように/公園を通じて沢山の人がすてきな毎日を送れますように/公園は休憩の場、特に都会には必要/想い出の場所が守られますように/のんびりできる公園はいいなあ/いつまでも大切にしたい記憶がここにはあります/元町公園はずっとここに残そう/一丁目、二丁目住民一同 元町公園をここに置いて下さい 一同/再開発で公園が消えて行く事には反対です。緑と四季折々の草木、花を楽しんで居ります/平和憲法を守ろう、元町公園は素敵だ!! こわさないでね/大好き元町公園いつまでも!/体育館は学校の上に/井下清先生も保存を願っています/体育館は公会堂の上に!/白梅太鼓会員の健康を、活躍を/町内安全祈願/

2006年07月16日

わたしの意見

元町公園に係わる都市計画公園の変更案に対する意見書


文京区長 殿

元町公園に係わる東京都市計画公園の変更案に対して反対します。


建物(体育館)は、公園に対して北側に配置すべきではないでしょうか。
日の当たらない公園を計画するということには合意できません。その案が適切である理由を誰にでもわかるように丁寧に説明してください。
近所に住んでいた者ではありませんが、中央線の車窓からよく眺めていました。足を運んだことは一度しかありませんが、わたしにとって心の宝物のような存在です。公共の施設だからといって、こんな風に近隣の方々と十分な合意が形成されないままにこの公園がなくなってしまうことには賛成できません。同じ名前の公園が隣にできても、それでは無意味です。


2006年07月15日

7/24 緊急シンポジウム開催

7月24日(月)夕方から、旧元町小学校で緊急シンポジウムを開催予定です。当日はランドスケープアーキテクト菅博嗣氏による元町公園ツアー、東京大学小野良平氏、日本大学田所辰之助氏による講演会、対談などを予定しています。存続の危機にさらされている元町公園と旧元町小学校の空間を実体験するとても良い機会です。どなたでも参加できます。ぜひ足をおはこびください!
詳細はまたおしらせいたします。

2006年07月15日

わたしの意見

元町公園・元町小学校の保存と再生についての要望書
                 
文京区長 殿
                 

京都府京都市山科区安朱馬場ノ東町27-101
大岩剛一(建築家・成安造形大学造形学部デザイン科教授) 


元町公園は母が育った実家の正面に位置していた関係で、私が小学生のころ、昭和20年代後半から30年代にかけてよく遊んだ懐かしい公園です。本郷台地が神田川に落ち込む複雑な地形を利用した、見事なランドスケープをもつすばらしい公園です。同時に、神田川沿いの水辺の景観にとっても切り離すことのできない重要な景観要素でもあります。
その元町公園が、元町小学校ともども取り壊される計画があるという話を聞き、いたたまれぬ思いで筆をとりました。

戦時中元町公園の向かいに住んでいた母によれば、昭和20年、公園の中にはいくつもの防空壕が掘られ、東京大空襲で唯一焼け残ったのが彼女の実家を含む数軒と、元町公園、元町小学校だけだったそうです。当時23歳の母は公園の一番奥、藤棚のある展望台に立って、神田三崎町、神保町方面を真っ赤に染めた夜空と、正面の礫川公園から放たれた高射砲の弾が命中して墜落する米軍機、夜空を引き裂くサーチライトの巨大な光の柱を眺めていました。
昭和34年に一大ブームをひき起こした映画『南国土佐を後にして』(監督・斉藤武市、日活)のロケに使われたことを誇りに思う住民の方々も多いはずです。
関東大震災後につくられた、ランドスケープと建築における昭和初期モダニズムの貴重な資料でもある震災復興公園としての元町公園は、元町小学校ともども戦中戦後を奇跡的に生きぬいた、いわば昭和から平成にまたがる近代史の生き証人といえます。
 
戦後の日本は、いわゆる都市の記憶を一掃することで経済成長を成し遂げました。その結果、大都市から中小の地方都市まで極度の均質化が進み、町の個性がなくなりました。もともとそこにあった真の豊かさと価値に気づかない効率優先の眼差しが、日本の都市をますます醜悪にしています。豊かな里山や古い建造物を壊した跡につくられる住宅地や各種施設の醜さ。面白くもない似たような都市公園を日本中につくってきた愚かさ。文京区はこのような愚かな行為を二度と繰り返すべきではありません。
私は子どもの頃の体験から、この元町公園と神田川の土手の植生がセットになって、多くの生き物をつなぐ豊かな生態系を形成していることを身をもって知っています。体育館をつくるためにこれらの植物を根こそぎにし、替わりに新しい植物を植える愚かさは絶対に避けなければなりません。大都市とその近郊で、緑は多いのに生き物がまったく寄って来ない環境が増えているのはそのためです。生物多様性は、その土地の豊かさの証しなのです。

古きよきものを大切にすることは、何も過去を懐かしむことだけを意味しません。それは子どもたち、若者たちに教え伝えるべき、未来に向けた、もっとも知的で創造的な行為です。私の住む京都では、元町小学校のような老朽化した近代建築が、若者たちのための新しいアートスペースやギャラリー、市や民間の施設として再生し、活況を呈している例に事欠きません。
今後、住民が納得する元町小学校の再生の道が開けるなら、隣接した二つの施設がワンセットになって、都市の記憶を、地域に根ざした生きた実例として未来に継承させる、ユニークなケースになるはずです。計画を見直し、文京区だけでなく東京都をも代表するような、大都市における保存と再生のモデルケースをめざし、住民と一体になって取り組んでいかれることを強く望みます。

2006年07月15日

わたしの意見書

今日から「わたしの意見」と題して、都市計画法第17条縦覧期間中に提出された意見書について、ご本人と協議の上、合意が得られたものを公開していきます。

2006年07月13日

署名はNPOたてもの応援団へ

全国津々浦々のみなさま! 
元町公園の都市計画変更の問題についての署名を大募集しています。この署名運動は、NPOたてもの応援団http://www.toshima.ne.jp/~tatemono/index.htmlがとりまとめをしてくださっています。署名用紙をご希望の方は、
113-0022 東京都文京区千駄木3-1-1 谷根千工房方 NPOたてもの応援団
tel/fax 03-3822-7623 あるいは、s_tani とt.toshima.ne.jp を@マークでつないだアドレスへ、お問い合わせください。

なお、記入済み用紙の返送は、上記宛に7月21日(金)発送締め切りとさせていただきたく、お願い申し上げます。

2006年07月12日

特別講演会 『本郷元町公園の歴史と未来』

7月10日(月)から日比谷公園内のグリーンサロンで開催されている展覧会『再発見・モダン都市東京の公園-本郷元町公園物語』では、18日(火)15:00~17:00に、同サロン2F(緑と水の市民カレッジ講習室)にて特別講演会を催します。入場無料、申し込み不要です。お問い合わせはNPO雑歩庵(03-5684-1751)まで。

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2006年07月11日

0711総務区民委員会:ぱぱっと、傍聴して来ました。

今朝は、ぱぱっと会議でした。
07:00に公園集合で、七夕の最後の後片付けと短冊の整理。連絡事項と協議などであっというまに08:00過ぎ。10:00からの委員会には2名が傍聴に行くことを確認して「今日もいい日でありますように」、と解散。


さて、以下が傍聴の記録であります。まずは速報ということで、正確な内容は後日区によってまとめられる公式な議事録を参照していただきたいと思います。


■「旧元町小学校跡地活用の検討状況について」
  (今日の二番目の報告事項)
7/11の冒頭に企画政策部企画課課長が報告。以下資料内容であるが、ほとんどその内容を読み上げ繰り返すに留まり、補足部は()内程度。よって3~5分程度であっけなく終了した。資料内にある今後のスケジュールの早さに驚愕。


旧元町小学校跡地等の検討状況について

***
1.これまでの経過 

18年3月29日 湯島・本郷地区町会長連絡会で基本方針並びに都市計画変更に関する説明会の開催について報告

4月5,7,8日 元町公園の都市計画変更に関する説明会の開催(2つの町内の町会総会に参加した)

4月19日 基本方針等について庁議報告

5月8日~ 隣接町会への説明

6月29日 湯島・本郷地区町会連絡会(口頭で区との意見交換会に訂正)にて説明


2.現在の検討状況

基本方針に基づき、共同事業者との事業スキーム及びプロポーザル条件の設定(コンサルを委託している)等についての調査、検討を行っている。


3.今後のスケジュール

18年7月 (仮称)旧元町小学校跡地等利用検討会設置(庁内組織を設置する)

9月 事業スキーム確定

10~12月 プロポーザルによる事業選定

***
午前11時頃より、市民フォーラムの鹿倉委員が質問を始めた。

内容としては、計画決定の手順が前後してはいないか、手続きの書類が杜撰ではないか、計画の検討が不十分ではないか、区民への情報開示を怠ってはいないか、文化財としての元町公園をどう考えるのかなどの点を指摘したもの。

区の文書への情報公開を要求しているなかで、一番最初に今回の内容に係わると思われるものは、平成16年10月28日付政策調整会議録で、東洋文庫と昭和小学校、湯島総合体育館などの話が出てきているようだ(本駒込の昭和小学校は隣地の東洋文庫側へ拡張したい、東洋文庫は湯島の体育館跡地!?への移転合意というような内容らしい)。
今回計画を主導しているのは企画政策部企画課で、総合体育館についての通常の教育委員会(体育館の管理部局)との調整や予算の問題なども一度も話し合われた形跡が無いとの指摘については、平成16年に防災委員会で体育館プールの耐震問題が検討されているなどの答弁あり。

その後の細かい話はあるようだが、平成18年にはいると計画進行はいよいよ本格的になる。
2/1には庁内の文書で「旧元町小学校跡地の活用について」との話が出て、2/7には四中跡地の説明会の中で元町小学校跡地の話に触れているようだ。ところがこの時点では議会にも教育委員会にも話がされていない。
3/6~7に前回の総務区民委員会開催、ここでこの件について簡単な報告あり(傍聴後に議事録を確認したところ、この時点では旧元町小学校跡地に体育館を建てたいとの説明をしている、ただし、公園側のほうへ少しずらすような手続きができないか検討をしたいとも言っている)。次いで3/13には教育委員会にも報告がされたようだ。

体育館整備の策定、権利設定などは本来は教育委員会の管理下にあるはずだ、との指摘に対しては、新しく「アカデミー推進」という改組のなかで、区長部局へ組み込まれているとの答弁。縦割り行政を改革するという改組が、ある意味では区長周辺の少数精鋭?部局が水面下で専横的な権力行使をするための方便に利用されているように思われる。庁内での通常の連絡会議や調整会議が開かれていないような様子もそこに理由があるようだ。そのためもあってか、とんとん拍子に進んでいる。

体育館を現敷地で建て替えるための許認可を出せないか、検討をしていないではないかという質問(練馬区などで体育館での事例あり、区内では音羽の鳩山氏宅や和敬塾に対して建築基準法の遵守を一部はずす許認可が出されていることなどを例示)に対しては、区内でほかに利用できる!?土地があるので検討の対象にならないとの答弁。

事業スキーム検討委託の仕様書も委員会に報告されていない。 ← 今日報告をしている。この事業スキーム検討はあくまで今後の検討のための基礎条件の整理である。

文化財としての価値についての話は、昨日の建設委員会でも話題になった(傍聴後に昨日の配布資料を確認したところ議題としては出されていないので、一般質問のような形で出されたものと思われる、行政センターでは議事録が出るにはかなり時間がかかるといわれた)のでここでは繰り返さないが、旧元町小学校が廃校になった時点で震災復興の歴史的価値は失われたと判断している、とのいつもの答弁。また、昨日の土木部は、元町公園は当時の雰囲気を残したものではあるが当時のものではないというような答弁をしたらしい。

東京都へ問い合わせたところ、平成16年度の史跡委員会で名勝指定の候補にしたいとの話が出たのは事実のようだ。都側は文京区からの回答が無く立ち消えになったと理解しているらしい。 ← 文京区としては正式な書類は受け取っていない、担当者レベルでの電話によるやり取りはあったようだ、という認識にとどまっている。区内の様々な施策の中で体育館建設を優先させる判断をした。プロポーザルの中で公園の扱いを検討はするつもりだ。

体育館の規模は?可能性だけでも答えよ。 ← 可能性としては少なくとも1万6千?の床面積の施設が建てられる。総合設計制度を活用すればその1.5倍なので2万4千?。
現在の総合体育館が4千?程度(実際には4,600?程度か)なので共同事業者の利用面積は区民の利用面積の5倍になるのか!などの応答あり。

昼休み1時間を挟んで13時30分頃、鹿倉委員、半ば強制的に質問をまとめさせられる。

続いて共産党関川委員の質問、ただし短くするよう圧力あり。

区民への説明不足ではないか。 ← 昨日の建設委員会で、地域説明を都市計画審議会前に行う旨を答弁している。都市計画法上の手続きは済ませている。

四中跡地の検討の際には「ありかた検討会」を開いて二年かけて検討をした、今回は検討会は開かないようだし、説明会が3回のみのべ42名が参加しただけだ。 ← 街区公園なので3回でよい。意見書ももらっている。

意見書は60件ほど届いているらしいが、都市計画法17条の手続きを踏んだとして通してしまうつもりか。 ← 都市計画法に基づいた手続きをもってすすめている。

今までの事例では審議会でいくら意見を言っても文京区は聞く耳を持たない。まちづくりとしても(こうした手続きなど)おかしいのではないか。 ← 公園に隣接した体育館という計画は防災上も有効なものであり、まちづくりとしても有効であると考えている。

というあいかわらず頓珍漢な受け答えで、13時50分頃、元町公園関連の議題は幕。
他の委員たちは、質疑応答中、いい加減にしてはやく次の議題へいこうぜ、という雰囲気。
公明党堀内委員は、元町公園は文化財になっているわけではない!と口を挟む。
新生クラブ(民主)斉田委員は、手続論としてはきちんとすすめて欲しい、とコメント。
ほかの委員たちは基本的には、われ関せず、でした。            以上!


                                                


注):基本方針に基づき、共同事業者との事業スキーム及びプロポーザル条件の設定(コンサルを委託している)という説明がありましたが、この「コンサル」というのが、建設通信新聞2006.06.21に載っている「トデック」という会社のことでしょうか。 説明会などでも一向に明らかにされない基本方針とは果たしてどのような内容なのでしょうね。

2006年07月11日

近隣の方々が署名運動を開始しました!

地元も決して事態に甘んじているわけではない、という熱い心意気をみせています。この署名運動は、本郷2丁目界隈の在住・在勤者を対象として行われており、元町公園に近接してお住まいの方々が発起人となって、七夕まつりクロージングの翌日、8日(日)から盛り上がっています。
今月の14日(金)締め切りで、18日(火)には
「湯島の体育館は湯島での建て替えを!」
「歴史的・文化的価値ある現在の公園は手を入れながら愛しみ、断固存続!」といった内容の嘆願をつけて、区長に提出する予定です。

2006年07月11日

文京区都市計画審議会の日程

とうとうスケジュールが出ました。
定員は25名との事ですので、申し込み忘れずに!!

元町公園に関する文京区都市計画審議会
  日時  7月26日(水)午後2時~
  会場  シビックセンター 24階 委員会室
  内容  都市計画公園(元町公園)の変更について
  定員  25人(超えた場合は抽選)
  締切り 7月18日
      傍聴希望者は電話で下記へ
      計画調整課  (5803)1239

2006年07月11日

総務区民委員会

7/11  10:00~「総務区民委員会」というのが開かれ、
そこで、3月から今までの経緯と7月以降の予定についての報
告があるそうです。傍聴可能な方は、シビックセンター23階の議会
事務局にお申し込みください。元町公園のことは朝第二番目の
議題で、午前中で終わる予定のようです。

2006年07月10日

『再発見・モダン都市東京の公園-本郷元町公園物語』がスタート、今月22日まで。

7月10日(月)~22日(土)、日比谷グリーンサロン1F(日比谷公園内)にて標記の展覧会が開催されています。お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。

今わたしたちが眼にする東京の都市風景の原形は、関東大震災後の復興により生まれました。街並みだけでなく、現在につながる新しい都市生活スタイルがこのモダン都市東京を発展させたのです。「公園」もそんな中の一つ、東京の市街地に散りばめられた地域の身近な憩いの空間として、それ以前とは比べ物にならないほどの質と量が充実されました。55ヶ所にも整備された震災復興公園のなかでもとびきり洒落たデザインで、かつ当時の姿のまま残されているただ一つの公園が本郷の元町公園です。元町公園は80年近い歴史のなかで、昭和の末には復原整備を受けて大切に使われてきました。戦後の東京では古いものを壊しては作り替える開発が推し進められてきた中、公共の空間として大切にされ、同じ場所にあり続けてきたこの公園は、ほかの場所には取り替えることのできない、趣ある場所となりました。私たちはこうした貴重な場所を未来への資産にして、街を使い捨てるのではない街を末永く味わっていく成熟した社会に向けて、知恵を出し合っていう必要があるのではないでしょうか。(『使い捨てるまちから味わうまちへ』、展覧会パンフレットより)

18日(火)には、特別講演会も予定されています(詳しくは改めて)。

2006年07月08日

七夕まつりの忘れ物

昨夜お集まりの皆さんのなかで、買ったばかり文房具をお忘れになった方がいます。お求め先の紙袋に入った状態でお預かりしていますので、ご連絡ください。

2006年07月08日

元町公園七夕まつりのご報告!

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7/3から七夕の飾りつけをはじめ、7/7にフィナーレを迎えました。
みなさまご協力ありがとうございました。

笹飾りの短冊は500枚以上お配りしました。
そのうち、元町公園とお隣の東京田中千代服飾専門学校の笹につけていただいたものが200余枚、その他、小笹と共にお持ち帰りなど、みなさまそれぞれで、元町公園に思いを馳せつつ、お楽しみいただいけたことと思います。

7日夕方のクロージングには、地元の方々にもお集まりいただき、公園にまつわる思い出のお話なども少し伺うことができました。
運動会の徒競走で一等賞をとったこと。ラジオ体操の思い出や野球チーム、水泳の授業をお母さんが公園から応援していてくれたこと。公園の「ばるこ」からみたでっかい夕陽、小学校の高い高い煙突、スチームストーブでお弁当を温めた冬の日のこと。公園の鳥小屋にいた白いオウムや撫子の図案が美しい校章の思い出。4世代に渡って元町小学校に通ったご家族のこと・・・。
震災復興小公園~元町公園のことをまとめたパネル展示を見ていただいたり、スライドを見たり、「元町小学校校歌」や「東京市歌」を唄ったり、千葉大学の赤坂先生にお話いただいたり、カナダからのお客様ナンシー先生(ランドスケープ・プランニング&デザイン)ご一行の飛び入り参加があったり。
ちょっと、きまじめ過ぎたかもしれませんが、お集まりくださった40名弱のみなさまには、元町公園の魅力をあらためて感じていただけたのではないでしょうか。

七夕には「マコモ馬」が要るだろう、といってつくってくれた方、古河からはるばるマコモを刈って持って来てくださった方々、笹の伐り出し、搬送にご協力くださった方々、設置や飾りつけに馬力とセンスを発揮してくださった方々、「東京市歌」のダビングをしてくださった都生活文化局の方、電源の供給にご協力くださった東京田中千代服飾専門学校の方々、
みなさまのおかげで楽しい七夕まつりができました!
ありがとう!!!

七夕だから一年に一度だけ、といわず、
近々の次回イベントにもご参加くださいね。

2006年07月05日

七夕まつり

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2006年は七夕の夜を元町公園で!
初めての人、公園が刻んできた歴史を体感したい人、元町公園で会いましょう。
時 間:7月7日(金)17:30~21:00
テーマ:七夕の夜の出会い
企 画:七夕飾りのフィナーレ、
     ・地元の方々との語らい、
     ・アルバム上映:
      「元町公園の魅力を伝えよう」これまでの取り組み、
     ・造園学のお話       
       -元町公園が受け継いできたもの、受け継ぐべきもの-
          :小野良平助教授のプレゼンテーションに寄せて
     
参加者:地元の方々、元町小学校卒業生、現場で元町公園を考えてきた人、模型をつくった人ほか千客万来、持ち寄り歓迎形式です。
参加意向は以下等へ!
auroraの次に@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp(鹿野)
080-5485-9217(鹿野)、090-5447-3606(菅)

準備ボランティアは、17:00に来てください。
これまで通り、雨天決行です。

2006年07月05日

アンケートにご回答いただいた皆様へ

7/5に、ぱぱっと会議・元町公園メンバー白濱万亀、新堀学らで文京区役所の都市計画部計画調整課に意見書33通を届け、無事受領されました。あとは審議にかかるかどうか、皆でお祈りしましょう。(神頼みデス)
短期間での慌ただしいアンケート実施でありましたが、予想以上に多くの方にご回答いただき、深く感謝しております。(7/6にアンケートご回答いただいた方、申し訳ございません)
追ってアンケート集計結果も当ブログに掲載したいと思います。適宜当ブログをご確認いただければ幸いです。今後ともご参加・ご協力をよろしくお願いします。     

2006年07月01日

7/3(月)~7/7(金)七夕まつり開催します!!

7/3(月)~7/7(金)七夕まつり 開催します!!
歴史ある元町公園に笹がたなびく風流な光景を、ぜひ一度ご覧にいらしてください。

2日の午前中に飾り付けをします。
お近くの方はお手伝いいただけませんか。

▽お問い合わせ
ぱぱっと会議・元町公園
motomachi@npo-rprogram.jp

2006年07月01日

文京区へ提出する「意見書」締切は7/5まで

「意見書」って何だか難しそう・・・と不安な方は、アンケートにご協力下さい。
アンケートはこちら

「意見書」に関するご質問、ご相談は以下宛にお気軽にどうぞ。
ぱぱっと会議・元町公園
motomachi@npo-rprogram.jp

2006年07月01日

ぱぱっと会議@元町公園とは?

「元町公園の前で生まれた人」「元町公園を卒論で取り上げた人」「好きで定期的に訪れている人」「近くの事務所の人」など様々なメンバーで構成されており、基本的には「元町公園が好きな人」の集団です。

私たちは、歴史的にみても貴重な資源である元町公園の魅力を再発見し、旧元町小学校校舎と併せて、現状をできるだけ維持しながら積極的に利活用できるような方法を、管理者である文京区と利用者みんなで考える機会をつくることを目指して活動しています。

私たちは楽しむ事を前提に、「ぱぱっと」集まり、「ぱぱっと」議論し、「ぱぱっと」実践していきます。