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2006年09月28日

9月26日、27日総務区民委員会

9月26日と27日に総務区民委員会が開かれました。

委員の方々の追及により、文京区が秘密のうちにいろいろと進めようとしたために齟齬が出たこと、それを区民から隠すために不正をはたらき、うそをつき、こそこそと、とんでもないことをし続けていることが明らかになっています。
区民としてはただただあきれるばかり。

26日:元町公園について、鹿倉委員が区に対して質疑を展開。
文京区が9月6日に文化庁に協議に行っていたことが明らかになりました。内容は9月4日の識者を集めた秘密会議で提示された案を見せたようです。公園の1/4ほどの部分を残した案で、その部分を「登録文化財にできないか」というもの。

これはつまり、元町公園の文化財としての価値を自ら認めているということではないですか。それでいながらその文化財を自ら破壊しようとは一体全体どういうことでしょうか。これはもう立派な文化財保護条令違反です。条令を遵守させる立場の役所が自らそれを破ろうとは、ひどい役所もあったものです。

文化庁側は、まずは文化財としての調査・評価・記録をすること、それを前提にしないと話にならん、という感じで取り合わなかったようです。当然ですよね。

27日:ふるさと歴史館パンフレットの不正、検閲行為が明らかに。
今年の3月に「ふるさと歴史館だより」(全8ページ:文京区の歴史資料館で発行している、年間の行事予定などが書かれたパンフレットです)が、破棄され、溶解処分をされていることが明らかになりました。その上で4月になって、ほぼ同じ内容の全6ページのパンフレットを再印刷させているのです。何という税金の無駄遣い!ただもうびっくりです。
では一体なぜ文京区がこんなことをさせたのかというと、その失われた2ページが元町公園に関する記事だったからだというのです。「区民の混乱を避けるために破棄した」と答弁をしています。
この記事は歴史館の学芸員の方がお書きになったものなのだそうですが、それを区長部局が検閲し、出版公開を差し止め、別の新しいものを作製して何事もなかったかのように振舞おう(そのために公文書を偽造している)という、まるで戦時中の独裁政権のようなことが平気でまかり通っているのです。

こんな文京区に住んでいるのかと思うとすっかり背筋が寒くなりました。