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2007年02月07日

請願:元町小学校校舎解体費

元町小学校校舎の解体に、1億余円の予算が計上されている文京区19年度予算案。

これを白紙に戻してください、という請願が本日づけで提出されました。

都計審の審議も継続中なのに、変ですよ。首長が変わるのに、変ですよ。昨夜の徳田課長のお説には、まったく納得できませんね。


【請願理由】

平成19年度予算案に、旧元町小学校校舎の解体工事費用100,118千円が計上されておりますが、現在、一体のものとして計画された元町公園の都市計画変更については、都市計画審議会等で継続審議中の事項であります。

煙山力区長は4月の区長選挙に出馬しないことを記者会見等で明言していますので、元町公園の都市計画変更と旧元町小学校の跡地の活用については、次期区長が正式に政策決定を行うのが民主主義のルールであり、解体工事について現区長が予算化することは、区政に不要な混乱を拡大するものです。

解体の対象となっている旧元町小学校校舎は、元町公園と一体をなすものとして、主要な関連学術団体から保存要望書が提出され、さらには文京区文化財保護審議会委員全員の連名による保存要望書も提出されております。このように、旧元町小学校校舎と元町公園は「一体のもの」としての文化財的価値が広く認知されるに至っていることを十二分に踏まえていただきたく存じます。
東京都からは、既に文化財指定を打診してきており、具体的に指定をすすめるための事務手続きの方法・流れや指定後の扱いについての説明が都の担当者から区の関係者(課長他)に対して行なわれているだけでなく、国においても指定の検討がなされていると聞き及んでおります。文京区としては、このような状況を真摯に受け止めるべきで、旧元町小学校解体のための予算計上は、拙速にすぎる判断です。元町公園と旧元町小学校の今後のあり方については、議論不足と情報開示の不透明・不足も大きな問題となっており、多くの区民が区政に対しての不安・不満を募らせています。現時点における事実上の旧元町小学校校舎の解体決定は、必ずや後世に悔いを残すことになるでしょう。

【請願事項】

 平成19年度予算案に計上された、旧元町小学校解体工事費用100,118千円の削除を行うよう文京区長に求めること。