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2006年07月10日

『再発見・モダン都市東京の公園-本郷元町公園物語』がスタート、今月22日まで。

7月10日(月)~22日(土)、日比谷グリーンサロン1F(日比谷公園内)にて標記の展覧会が開催されています。お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。

今わたしたちが眼にする東京の都市風景の原形は、関東大震災後の復興により生まれました。街並みだけでなく、現在につながる新しい都市生活スタイルがこのモダン都市東京を発展させたのです。「公園」もそんな中の一つ、東京の市街地に散りばめられた地域の身近な憩いの空間として、それ以前とは比べ物にならないほどの質と量が充実されました。55ヶ所にも整備された震災復興公園のなかでもとびきり洒落たデザインで、かつ当時の姿のまま残されているただ一つの公園が本郷の元町公園です。元町公園は80年近い歴史のなかで、昭和の末には復原整備を受けて大切に使われてきました。戦後の東京では古いものを壊しては作り替える開発が推し進められてきた中、公共の空間として大切にされ、同じ場所にあり続けてきたこの公園は、ほかの場所には取り替えることのできない、趣ある場所となりました。私たちはこうした貴重な場所を未来への資産にして、街を使い捨てるのではない街を末永く味わっていく成熟した社会に向けて、知恵を出し合っていう必要があるのではないでしょうか。(『使い捨てるまちから味わうまちへ』、展覧会パンフレットより)

18日(火)には、特別講演会も予定されています(詳しくは改めて)。