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2007年02月07日

「文京ドミノ倒し、昭和小学校&東洋文庫編」 の行方は? : 与党3会派による要望書

与党3会派(文京区議会新生クラブ・公明党文京区議団・自由民主党無所属クラブ文京区議団)が「文京区立小・中学校将来ビジョン(素案)」(以下、「将来ビジョン(素案)」)見直しに関する要望書を文京区教育委員会 宮下教育長に提出(02月02日付)。

1.「将来ビジョン(素案)」について、大規模校対策など早急に見直しを行うこと。
2.今後の検討に当たっては、幅広く文京区民の意見を反映し、意見集約を図るため保護者、地域代表者等を含めた協議機関を設置すること。

彼らの要望は、上記の2点。これまで「将来ビジョン(素案)」をめぐってその撤回や大幅修正を求めてきた多くの区民には、喜びや安堵の気持ちは訪れない。与党の態度の「ブレ」ぶりに、疑問はふくらむばかりである。

与党3会派の神経を疑わざるを得ないのは、元町公園と体育館の件にも顕著。
本気で元町公園への体育館移転にストップをかけてくれるならば、大歓迎ですが、昨日の景観審議会の与党区議の様子は、はっきりしなかった。

■昭和小学校の大規模化がストップすれば体育館移転問題は白紙でしょ!?
隣地の東洋文庫の土地が小学校拡張用地として取得できなかったら駕籠町小学校との統合プランは成り立たないのだから。    

■宙に浮くのか? 東洋文庫との「かけひき」。
湯島の区立総合体育館の敷地は、昭和小学校の隣にある東洋文庫に明け渡すということが根回しされている(あちこちで聞いてみると「決定ではない」と言いつつ誰一人、否定はしないし、新聞にも関連事項が報道されている)。

-東洋文庫は、手狭になったこと等を理由に移転を予定。

-東洋文庫の跡地を区が手に入れて昭和小学校を拡大、というのが「将来ビジョン(素案)」の一端(駕籠町小が吸収合併される模様)。

-現職の文京区長煙山氏は、東洋文庫が区外に転出してしまうのは惜しいと発言し、湯島の体育館の敷地は、東洋文庫にあげる(交換?)・売却・貸借する等で明け渡すという構図を画策。新しい体育館が現在の場所に建て替えられない本当の理由は、コレである。


■オマケ:現在、文京区には20校の区立小学校と11校の区立中学校があります。「将来ビジョン(素案)」に描かれた小中学校の統廃合計画によると、来年度からむこう12年間のあいだに、小・中学校がそれぞれ13校と8校に統廃合されることになっています。