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2007年08月28日

行く夏を惜しんで 「・・・を観る会」:今回はDVD

大観音盆踊り3070827_1927~01.jpg 大観音盆踊り5070827_1928~02.jpg

昨夜、近くを通りかかったら、大観音さん(光源寺)で盆踊りをやっていました。櫓(やぐら)の上の大きな太鼓を相手に、可愛い女の子のバチさばきが見事でした。ちょうど アンパンマン音頭 が終わって 文京音頭 。なかなかすごい歌詞で、感動しました。音頭のように、誇りを持って暮らせるまちであってほしいと思います。

さて、今回の観る会は ぼうふら ではアリマセン。

■ 「南国土佐をあとにして」(1959年、日活映画)のDVD(部分)を観る会
■ 日時 8月31日(金) 9:30~(雨天決行)
■ 集合場所 元町公園

■ 解説:日本映画のアクション物のスター、小林旭の出世作。
彼の「大部屋時代」はこの映画で終わったのだそうです。この映画のヒットの後、続々と「渡り鳥シリーズ」が撮られていったと伺い、映画のあっけらかんとしたラストシーンに妙に納得しました(なぜかは、おめにかかったときにお話いたしましょう)。

■ 「観る会」 と言っても、映画鑑賞会ではございませんので、そこんとこはご注意。
ぜーんぶを通して観ている時間は残念ながらないのです。というわけで、DVDで下記の部分を中心に ぱぱっと チェック(!)、という企画です。小さなPCの画面で観ますので、たくさんお集まりいただいた場合にはご不便をおかけすると思いますが、文句言いっこなしで、お願いします。

大乱闘シーン:ポイント1)ちらっと見えるはずの元町公園のフェンス、柵(意匠観察)。
         ポイント2)藤棚(屋根部の意匠観察)と柱基礎の謎。
         ポイント3)大広場の高木植栽の様子。

ルリ子ちゃんが駆け寄るシーン:ポイント1)大小広場のつながり(地割、構成の観察)。
                    ポイント2)滑り台の後ろの園丁小屋はどんなたてものか。
                    ポイント3)果たして、SR家のカーテンは映っているのか。
                    ポイント4)南田洋子扮する義姉の視線(個人的興味)。

ラストシーン:ポイント1)建て替え前の警視庁。
        ポイント2)高層ビルのない東京中心部の空の様子。
        ポイント3)南田洋子と浅丘ルリ子は手をつながなかったか(個人的興味)。

■ ご注意! 公園はご家庭ではございませんので、個人でたのしむ人でいてくださいね。
■ DVDの前に、「文環境」のお掃除を手伝うので、濡れてもいい服装でおいでください。
■ 今日はなぜ、盆踊りの写真なのでしょうか? 
  答えはこちら↓

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「南国土佐をあとにして」のクライマックスである大乱闘シーンは、盆踊りの櫓(やぐら)が組まれた元町公園で撮影されました。

田舎に帰らずに東京の盆踊りに集まる人たち。東京のあたらしいまちで「子どもたちにふるさとを」という心意気で、盆踊りや夏祭りを通して地域の絆が紡がれていく様子。公園に櫓・・・という風景は、じつは、それまで地縁や血縁のなかった人たちが力を寄せ合って関係を築いていった「まちづくり」のひとつの風景なのです。そして、1960~70年代の新興住宅地で子ども時代をおくった者にとっては忘れられない、でもあまりに身近過ぎて心の奥の方にある、夏の思い出のワンシーン。今の文京の子どもたちは、どんな夏景色を胸に抱いて大きくなるのでしょうね。