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2007年08月01日

カウントダウン都計審:4回目まで、あと5日

8月6日、この日・・・ナニカ記憶にあるなあ、と思っていたのです。
原爆・・・ということはもとより、元町公園に関係がある日づけだったようだがなあ、と思い、いろいろ手元の文書やメモをひっくり返してみたところ、わかりました。
一年前のことです。

■ ポイントその2 : 8月6日という日
それは、胸に ずしん と響く一通の「意見書」が、文京区役所都市計画部都市計画担当にあてて書かれた日なのです。
都市計画 や まちづくり を仕事にする多くの人、 社会工学 や 景観学 に取り組む若者たちと市民のつながりをさらに確かなものにしてくれた、重要な「意見書」です。

以下、本文のみ抜粋で掲載いたします。

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前略、文京区元町公園が都市計画事業により消え去ろうとしているとの報道に接し、愕然とし、また悲しみに絶えません。

言うまでも無く、本公園は小学校と公園を一体として、ひとつの都市空間を創ると言うすぐれた震災復興記念事業の成果として、永く歴史に残すべきものであります。

思うに、我が国は、戦後の復興から高度成長の過程において、様々な公共土木施設、無数の建築をばらばらに重ねてまいりました。が、結局、都市をつくることに失敗したのではないか、そのようにかんがえると、頭をたれざるをえません。

元町公園は、都市を創る志しとはなにか、それを黙示しております。この貴重なメッセージの刻印を消しさろうとするなら、それを説得するだけの都市のグランドデザイン提示が求められるでしょう。 

まずは、その文化的歴史的価値を肝に銘じ、保存へむけたご決定をなさいますよう、願ってやみません。

およそ都市計画におけるわれわれ現代人の決定権は3分の1、のこりの権利は、過去と未来の人間に存するものと愚考いたします。文京区役所関係者の英断を切望いたします。

                      2006年8月6日

                          中村良夫

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■ やっぱり「ど真ん中」のおさえどころも、避けては通れませんやね。 

昨年度までの担当はこの春に異動(というか、部長に昇進)してしまったので、新しい都市計画参事さんに、審議会前にとくに、読んでいただきたいのでご紹介いたしました。
もちろん、成澤区長と企画政策部長にもお読みいただきたいと願っております。