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2007年07月23日

新大塚公園:統合校の工事説明会出席者のメモ

先週の金曜日、5中と7中の統合校の工事説明会に出席した方から届いたメモを以下に掲載いたします。

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大まかな話の内容です。


?この計画が、地域にどのようなメリットがあるのか、が見えない。
 屋上に、プールだけでなく災害時のための、水がめを作るべきではないか。

 →回答・特になし。

?この学校に子どもを入れると言う人は、学区域小学校全体の調査で、30人足らず。現在の五中、七中合わせての一年生の人数は40人に満たない。それなのに、こんな、一学年4クラスの400人規模の教室が必要なのか。

 →回答・将来のことは分からない。
 →それに対して、「これは将来ビジョンで、10年先まで見通した計画だろう」という反論あり。

?建設業者が決まっていないと言うことだが

 →回答・建設業者は決まっていない。

?(最重要質問)区長への質問書の回答として、徳田教育改革担当部長から、「7月20日に住民説明会を開く」と言う回答が着たが、この説明会は「建築紛争を予防する条例に基づいての工事説明」と、ここでは説明している。矛盾するのではないか。

 →回答・区側の出席者も、この話は知らなかった模様。あとで、徳田部長に確認するとのこと。

?住民には何の広報も周知もされていない。知らせは、教育センターに張ったチラシ一枚か。広報誌などで、なぜ知らせなかったのか。

 →回答・教育センターに貼ったチラシ一枚である。そこだけ貼れば、住民に周知されると考えた。

?徳田部長からの回答書のことを今日の、区側の出席者が知らないと言うのはどういうことか。役所内での連絡はどうなっているのか。

 →区側は沈黙。

?七中跡地の校庭は具体的にどうなるのか。統合校の校庭は、あくまで、この七中跡地なのか。

 →回答・統合校の校庭は、あくまで七中跡地で、校舎に隣接したグラウンドは公園である。

?工事では、公園のトイレを壊すと言うことだが、公園のトイレを壊すと言うことは大変な問題である。

 →回答・工事車両の搬入場所として、このトイレがある一体を使う。グラウンドには工事車両が入らないというための配慮である。工事期間中は公園に仮設トイレを設ける。

?屋上緑化をすると言うことだが、この屋上に生徒が自由に出入りすると、周辺のマンション完全に見えるようになる。これは問題である。

 →回答・安全と、近隣への配慮のため、フェンスを設ける。

?(上の回答に対して)それはおかしい。フェンスで囲むと、屋上緑化のために必要な日光が入らないではないか。

?この計画図では、正門にしか入り口がなく、緊急避難用の裏口や、避難経路がない。どうなっているのか。

 →回答・これから検討していく。

?この学校ができることで、工事の影響や、校舎完成後、プールなどがこの統合校から丸見えになる、と言う不安を筑波大学付属中、高等学校から聞いた。そこはどうなるのか。筑波には説明はしたのか。

 →回答・筑波大付属には説明した。

?アスベスト飛散への不安も、筑波大付属からは出ている。

 →回答・適切に除去し、飛散しないようにしている。筑波大付属への説明はする。

?毎回、説明会を開くたびに、公園課がいないとか、防災課がいないとか、教育局がいないとか、ばらばらだ。これでは説明にならない。区として、これだけの大工事をするのだから、なぜ、部局横断的なプロジェクトチームを作らないのか。

 →特に回答なし

以上、大まかには,こんな内容でした。役所側の回答は、「建築紛争防止条例に基づく説明会」という一点張りでした。ただ、徳田部長の回答にある「住民説明会」とは別のものだと言うことは(大方)役所側も認め、業者が決まった時などに再度説明会をする、と言うことを「持ち帰って検討し、説明会の意見は区長に伝える」ということで締めくくられました。

さすがに、説明会のほとんど直前で、教育センター前に張られた一枚のチラシだけの周知ですから、出席者自体が少なくて、15人程度でした。

成澤区長はさかんに「対立と調整の関係」から「信頼と対話の関係」にするといっていますが、相変わらず、「対立と調整の関係」が続いています。
 それと、統合協議会は、相変わらず「傍聴不可能」で、委員からオブザーバーの要請があっても、一切「傍聴とみなして、参加を許さない」問う言う姿勢を貫いているようです。何か、傍聴されることを極端に「恐れている」ようです。

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■ 将来のことはわからない !?
「現在の五中、七中合わせての一年生の人数は40人に満たないのに、一学年4クラスの400人規模の教室が必要なのか。」という質問に、「将来のことは分からない。」と回答するような人たちには、やっぱり安心してまかせておけないなあ。すっとこどっこいもやすみやすみにしてくれ、文京区!