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2007年03月16日

情報公開請求に応じるより、新聞報道が早いのはなぜ?

予告した去年の06月21日付の建設通信新聞記事をめぐるお話です。
この問題は、建設通信新聞の記事の書き方がどうこうというのではなく、「体育館建替え」や「体育館移転」「新体育館はどこに建てる?」「東洋文庫との密約のウワサ」等々について、情報公開請求をかけてもなかなか出てこなくて、いろいろな請求の仕方を工夫してようやく出てきた文書も、「公開できない」、とされたヶ所だらけで、結果、紙は真っ黒け・・・。 という状況、つまり、情報公開にまつわる問題。
真っ黒けやらがしばらく繰り返された後、06月21日に、建設通信新聞に「文京区体育館跡地、東洋文庫が取得申し入れ 図書館・研究所を移設」という見出しの記事と、「文京区体育館の共同事業者、秋に提案競技募集」という記事のふたつが出たら、突然、これまでダメだったものが、公開OKに。新聞に出た後だから当然でしょ、とおっしゃいますか? そうかなあ。それまでの情報隠し、そりゃあすごかったのです、「非公開」、「不存在」。 

この件でやっとこさっとこ出てきた文書に、東洋文庫からの「依頼」と文京区長の「回答」というものがあります。時系列でいうと、東洋文庫が先ず、区にお願いの「手紙」を提出(「依頼」文書、平成18年05月17日付)して、煙山区長の名前で区がそれにお答えしている(平成18年07月13日)というカタチになっています。この区長名義の「回答」が情報公開請求で出てくるまでにも、すったもんだありました。
さて、「回答」文書の日付は、07月13日ですので、新聞記事よりあとなのです。
新聞報道の方が先というのは、ちょ~っと変ではないですか? 

「総合体育館敷地と貴財団敷地との土地交換に向けて、今後、協議を進めさせていただきたいと存じます。何卒、ご高配の程よろしくお願いいたします。」と締めくくられているこの「回答」文書・・・。そういえば、ここに書いてある 「今後の協議」 についての情報は、もうそろそろ公開していただけるのかしら。 まだまだ、マル秘でしょうか。
それとも、
文京区お得意の、「会議録」「報告」も「打ち合わせメモ」も存在しない! のでしょうか。