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お知らせ

100130:シンポジウムシリーズ「ふるさと未来系」第一回

2010年1月 7日

お知らせです。
シンポジウムシリーズ「ふるさと未来系」
第一回:「あたらしい学校」-上田さくら国際高等学校のこころみ
と題して、上田プロジェクトの報告会を行います。
「使う人が作る学校」というリノベーションとその主体の新しい試みの現場からの報告です。
今回は、クライアントでもあるさくら国際高等学校の学園長である荒井裕司先生にお話もいただき、プロジェクトの中と外との両面からその意義を探ります。
また、そのさくら国際高等学校の活動軸から生まれて行く、農村活性化計画「すぐりの村」プロジェクト、第二のふるさとを自ら作っていく「畑の学校」プロジェクトのこれからの展望について発表を行います。

主催:あたらしい「ふるさと」を考える会
協力:畑の学校、NPO地域再創生プログラム、東京国際学園

日時:1月30日:13時-16時
場所:表参道「ふくい南青山291」2階ホールA
http://fukui.291ma.jp/
参加費:資料代500円

(申し込み:不要)
連絡先アドレス:ueda@npo-rprogram.jp
フライヤーpdf:100130_sss.pdf
■さくら国際高等学校
さくら国際高等学校は「教育特区」による私立通信制高等学校。長年にわたり、全国の不登校や引きこもりの子供たちの教育に携わってきた。
今までの学校とは違った新しいシステムの教育を目指している。
それは教師たちだけが教育にかかわるのではなく、保育園や、小学校、大学、また地域のあらゆる人たち(青年団、商工会、婦人会、老人会、NPO法人などなど)、さらには
年代や職業を超えたアーティストや文化人、医者、弁護士や経済人なども積極的に関わり知恵を分けていただいたり共同で成果を出すといった学校である。

単位制の採用により、留年はなく、生徒は3年以上、本校に在籍し、74単位以上の修得、特別活動等に30単位時間以上出席することで卒業できる。
上田市の豊かな自然と伝統の素晴らしい環境のなかで、生徒たちは農業、陶芸、伝統芸能、そば打ち、歴史的遺産などを巡る市内散策、スポーツ、祭りや地域活動への参加、ボランティア活動などの体験学習を行っている。

□再創生ワークショップ
・小学校として作られた木造校舎、校地は、かならずしも高校生の活動に適したものではない。また設計も古く、更新されていないこともあり、現時点の視点からは不十分なところも多い。ここに入ることになったさくら国際高等学校自らが再生事業を行っていくことになった。
・ここでは生徒が自分たちでできるところをやってみようと考え、NPO地域再創生プログラムはそれをサポートしている。
・これまで三年間のワークショップを継続、屋外デッキの作成、新学期床クリーンナップ作戦、その他レクチャーシリーズを重ねている。
・2008年12月に、耐震改修モデル事業に採択され、これまで閉鎖されていた南校舎の改修計画がスタートした。マスタープランに関するワークショップを重ね、2010年、新教室建設と南校舎の改修工事がスタートする。


第一回シンポジウム
「あたらしい学校-上田さくら国際高等学校のこころみ」
第一部:活動の紹介(スライドプレゼンテーション)
・さくら国際高等学校のなりたち 荒井裕司20分
・再創生ワークショップの活動報告 新堀学 15分
・すぐりの里プロジェクト報告 八木晴之 10分
・畑の学校 香園彩乃 10分

休憩:試食会(「畑の学校」試作品、オーガニック・ハーブティやジャムなど)

第二部:あたらしい学校、あたらしいふるさと(パネルディスカッション)
・荒井+新堀
・香園(司会、聞き手)
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■荒井 裕司(あらい ゆうじ)
東京国際学園学園長。広域通信制 さくら国際高等学校学園長。
日本フリースクール協会理事。
登校拒否の子ども達の進路を考える研究会代表。
(社)日本青少年育成協会常任理事。
《略歴》
74年に全人教育の私塾開設。89年不登校の子どもたちのためのフリースクールや92年東京国際学園高等部を設立。著書に「ひきこもり不登校からの自立」「24時間先生」「"学校に行きたくない"って誰にも言えなかった」などがある。

■NPO地域再創生プログラム
「まちとたてものを活かす」という考え方で、建築、都市計画、コンサルティングの専門家、アーティスト、学生などが集まり、現場で考えることを志している非営利活動法人。
現在、下田の旧市街地の空き家活用、および各地のまちあるき、そしてこの上田手塚地域での学校を中心としたワークショップなどをそれぞれのメンバーが行っている。
http://www.npo-rprogram.jp/

■新堀 学(しんぼり まなぶ)
建築家
1964年 埼玉県生まれ
1989年 東京大学建築学科卒業
1989年-1996年 安藤忠雄建築研究所
1999年-現在 新堀アトリエ一級建築士事務所
2003年-現在 NPO地域再創生プログラム副理事長
2007年:第一回リスボン建築トリエンナーレ日本チームに参加出品。
設計とNPO活動、研究活動などを並行させながら、「使い手の想像力」を生かした建築、まちづくりとそのための職能について考えている。
著書(共著):「リノベーション・スタディーズ」、「リノベーションの現場」、「建築再生の進め方」(2008年都市住宅学会賞著作賞)、「都市のあこがれ」

■八木晴之(やぎ はるゆき)
1947  長野県上田生まれ 
1970  東海大学建築学科卒
      毎日新聞学生デザイン「金の卵」賞受賞
~73  積水ハウス入社 東京都市開発事業部次長
東京設計部・本社商品開発部(SW担当部長)等歴任
~04  資源循環プロジェクト(経済産業省所轄)出向 
~07 10月積水ハウス定年退職
現在
・一級建築士事務所・八木晴之デザイン研究室主宰(07設立)
・建築環境写真家 ・まちあるき研究
・NPO地域再創生プログラム理事(04設立) 
・サステイナブルコミュニティ研究所理事
・日本民家再生リサイクル協会・日本民家トラスト推進委員
・塩田子育てネットワーク 「すぐりの村」づくり実行委員
神奈川県藤沢市在住


■すぐりの村プロジェクト
「塩田・すぐりの村ーグーズベリーの里ー」づくりとは。

上田市の塩田平手塚・野倉地区には日本の原風景と言うべき農村集落と、昭和初期からの木造校舎旧西塩田小学校(現さくら国際高校)が存在し、周辺には独鈷山をはじめ豊かな自然と信州の鎌倉と呼ばれる貴重な文化遺産があります。それが織り成す景観は次世代に伝えていくべき文化的景観資源となっています。 しかし、地域を支えてきた農業基盤は深刻な状況にあり、集落の景観存続の為には農業振興策が必要です。
そこで私たちは昔から地区の庭に植えられていた清楚で可憐な「すぐり」(グーズベリー)に着目し振興策の手掛かりにすることを考えました。休耕地や道端に「すぐり」の栽培を広げ、地域の特産物とし、農業活性化と共に美しい景観の「すぐりの村」づくりに取り組ます。
 この活動を子供から高齢者まで幅広い層の地域住民とさくら国際高等学校の生徒たち、都市部で活動する市民団体とで協働して行っていきます...つまり、すぐりの栽培を通して、塩田地区の景観を守りながら農業・教育・観光の面から地域を活性化する活動です。


■<畑の学校>とは農業を経験したことが無い
都会の女性たちが大地に触れて自然を体感し、
身体を稼働させ、人と触れ合うことを通して
新しい生き方へと旅立つ力を養う青空教室です。
信州上田「マルタの家」のオーナー、
山口多佳士先生が畑管理人を務めてくださるなど、
多くの地元の方々のご協力と
会員のボランティア精神で運営されています。
『畑の学校』ブログ 
http://blog.livedoor.jp/ayanokouzono-hatake/
『畑の学校』主催:香園彩乃
連絡先:info@flower-heart.jp
URL:http://www.flower-heart.jp/


Written by Shinbori